AMD Navi 32 MBA(AMD製)は今のところサファイア専用
サファイアは現時点で、RX 7800XTのリファレンスモデルを発表した唯一のAMDボードパートナーです。
AMDは、カットダウンされたNavi 32 GPUを搭載するRadeon RX 7700 XT GPUのリファレンス・デザインは存在しないと公式に表明した。
その代わりに、ボード・パートナーはRX 7800 XT GPUをベースにしたリファレンス・ベースのモデルを提供するオプションを持つことになる。
このリファレンス・デザインはMBA(Made by AMD)として知られ、AMDの公式ウェブストアから直接購入できる。
さらに、パートナーは、ファクトリー・オーバークロッキングとボード・パワーの向上を特徴とするカスタム・デザインを導入する選択肢を持つことになる。
一方、RX 7700 XTは、カスタムデザインとしてボードパートナーを通じて独占的に販売される。
これまでに公開されたこれらのカスタム設計は、いずれもNavi 32 GPUのAMD MBA設計とは似ていない。
RX 7800 XTに関しては、サファイア1社のみがMBAモデルを発表している。
サファイアはNITRO+、PURE、PULSEなど様々なシリーズを提供する予定で、包括的な製品ラインナップを示している。
サファイアがリストアップしたRX 7800 XT MBAデザインは、MBAデザインと比較して外観上の明らかな変更はないようだ。
すべてのMBAカードは、AIBからであろうとAMDから直接であろうと、本質的に同じカードであり、時にはステッカーでブランド名を変えているが、コアコンポーネントは同一のままであることに注意することが重要である。
現時点では、他社製AMD MBA RX 7800 XTシリーズが入手可能かどうかは不明であり、サファイア以外のメーカーから同様の設計が発表される可能性はない。
このリファレンス・デザインは現在レビュアーによる評価中であり、その結果は正式な製品発表のわずか1日前である明日にも開示される予定であることを強調しておきます。
ソース:Videocardz.com - Sapphire so far the only company to launch AMD reference Radeon RX 7800 XT GPU
解説:
Radeonのリファレンスモデルは今回はSapphireのみから発売
RX7800XT/RX7700XTのリファレンスモデルはSapphireのみから発売となるようです。
このリファレンスモデルについては
AMDはMBA=Made By AMD
nVIDIAはFounder's Edition
という名前が付けられているのは多くの人がご存知かと思います。
中には公式な製品として好んでこれらのリファレンスモデルを買い集めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
さて、AMD Radeonの専業メーカーとしてはSapphireの他、Power ColorやXFXがあります。
Asrockは近年参入してきたメーカーとして存在感を発揮していますが、GPU製品そのものに力を入れており、IntelがAIBを集めればIntelの製品もすぐに発売しています。
目指しているのはASUS、MSI、GigabyteのようにAMD、nVIDIA両方のAIBだと思います。
GeforceのAIBパートナーには簡単にはなれないようですので察するにRadeonやARCで実績を積み上げているのではないですかね。
よってAsrockはどちらかと言うと最近参入したGPU全般に力を入れているというイメージで、Sapphire、Power Color、XFXのようにAMDべったりと言うわけではありません。
この「AMD三銃士」の中でもSapphireはAMDに対する忠誠心がかなり高いメーカーです。
今回もMBAモデルはSapphireのみと言うのはある意味納得のできる状況ですね。
MBAは流通がどのくらい続くかわかりませんので、欲しい方は無理をしてでも早めに手に入れた方が良いと思います。
AMDのGPU Radeonシリーズ
Radeon 7000シリーズ
Radeon RX 6000シリーズ
※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。