マイクロンのGDDR7メモリが1年以内に登場
消費者は2024年前半に最初のGDDR7製品を期待できるようになった。
NVIDIA、AMD、Intelが来年何を用意していようと、マイクロンは次世代グラフィックス・メモリで準備を整えるだろう。
過去2年間、GDDR7規格は様々なメモリメーカーから繰り返し言及されてきたが、まだサンプリング段階には入っていない。
マイクロンのCEOは、2023会計年度第3四半期決算説明会の一環として、同社が来年1ßノードで新しいG7製品を投入することを確認した。
残念ながら、同社は、新しいメモリが提供する可能性のある速度など、さらなる詳細を共有する準備ができていない。
グラフィックス市場では、業界アナリストは、クライアントとデータセンターのアプリケーションに支えられ、グラフィックス市場の年間平均成長率(CAGR)が市場全体を上回ると引き続き予想している。顧客在庫は第3四半期には正常化すると予想している。当社は、業界をリードする1ßノードを搭載した次世代G7製品を2024年前半に投入する予定です。
- サンジェイ・メヘロトラ社長兼最高経営責任者(CEO)
GDDR6メモリは現在、最大20Gbps(Radeon RX 7900シリーズ)で出荷されており、マイクロンのNVIDIA RTX 40シリーズ向けGDDR6Xテクノロジーは最大22.4Gbps(RTX 4080)である。
サムスンのような他の企業は、将来的に36Gbps GDDR7メモリを導入する計画をすでに発表している。
残念ながら、マイクロンとは異なり、サムスンはGDDR7メモリが利用可能になる時期を確認していない。
384ビットのメモリバスを搭載する可能性のあるグラフィックスカードは、理論上の最大帯域幅が1.7TB/秒となり、RTX 4090の70%増となる。
実際、より高い帯域幅が提供される限り、次世代GPUではより狭いメモリバスが使用されることになるかもしれない。
ソース:Videocardz.com - Micron to introduce next-gen GDDR7 graphics memory in the first half of 2024
解説:
ついにGDDR7の情報がリーク
MicronがGDDR7のリリースを2024H1としているようです。
帯域幅で見ると
- GDDR6=20Gbps
- GDDR6X=22.4Gbps
- GDDR7=36Gbps
とGDDR7は約1.5倍ほどに上がっていることがわかります。
さらにGDDR7は恐らくGDDR6と比較すると省電力にもなっているのでしょう。2024年と言うことは次世代GPUに搭載されるという認識で良いのだと思います。
大容量キャッシュが搭載されるようになってから相対的にメモリの速度の重要性が低くなりましたが、やはり最終的な性能を左右する重要な要素の一つですから、GPUの進歩にはメモリ速度の向上が欠かせません。
さらに一段階高速になると考えてよいでしょう。
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