更新:2019-03-24
概要
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Minecraftはサンドボックスゲームと呼ばれる新しいジャンルのゲームです。
今までにない新しいタイプのゲームで、日本では子供むけという印象が強いですが、大人でも十分に楽しめます。
販売総数が1億本を超え、Tetlisに次ぐ歴代2位、2009年の発売から10年近く経ってもその勢いが衰えないある意味レジェンドになっているゲームです。
※ Tetlisは販売総数4億本を超えています。
PCのみならずゲーム機にも移植されているゲームです。
このゲームも現在のPCゲーム界を語る上では絶対に外せないゲームですので、発売からかなりの時間が経っているゲームですが、敢えて推奨PCを出しています。
必要環境と推奨環境
必要環境 | 推奨環境 | |
CPU | Intel Core i3-3210 3.2 GHz AMD A8-7600 APU 3.1 GHz以上 | Intel Core i5-4690 3.5GHz AMD A10-7800 APU 3.5 GHz |
RAM | 2GB | 4GB |
GPU(内蔵) | Intel HD Graphics 4000 (Ivy Bridge) AMD Radeon R5 series (Kaveri line) with OpenGL 4.4 | 記載なし |
GPU(外付) | Nvidia GeForce 400 Series AMD Radeon HD 7000 series with OpenGL 4.4 | GeForce 700 Series AMD Radeon Rx 200 Series (excluding integrated chipsets) with OpenGL 4.5 |
HDD | 最低1GB | 4GB(SSD推奨) |
OS | Windows7以降 | Windows10 64bit |
ネット環境 | Minecraftファイルのダウンロードにインターネット環境が必要 | 記載なし |
2009年に発売されたゲームですのでかなり時間が経っていますが、その間に改良され続け実は必要環境と推奨環境も地味に更新されているようです。
「ようです」と書いたのは今まではっきり書いてあるURLを見つけられなかったからです。
Javaを使っていますので普通のゲームの様にAPIはDirectXではなく、OpenGLです。
そのためどちらかというとGeforceよりもRadeonの方が向いていますが、いずれにせよ要求スペックが低いので問題になるほどの差はありません。
GPUの内蔵とあるのは「内蔵GPUでも一応動きますよ」ということで内蔵と外付けが両方必要という意味ではありません。
Javaですので、MacやLinuxでも動きますが、当サイトの表記上ではWindowsのみを対象とさせていただきます。
基本的に高スペックは必要ありませんが、MODというゲームの改造を行いたいならば使うMODの数や種類によって必要スペックも上がっていきます。
ちなみにPC版とはJava版のことで、Windows10のメニューに最初から購入リンクが入っている統合版(スマホ・ゲーム機版と同一)ではありません。
Java版を購入するとあとからWindows10版がもらえますが、Windows10の統合版を買うとJava版はもらえません。
またMODが使えるのはJava版だけとなりますので注意しましょう。
MinecraftのFPS計測
MinecraftのFPSを計測してみました。
画面の表示は全て最高にしてあります。
視界はもちろん32チャンクです。(=32ブロック先まで表示される)
計測方法については
・バージョン1.12.2を使用
・クリエイティブモードにて同一のワールドを「再生成」して計測
・スタート時点ではなぜかFPSが跳ね上がるので、スタート5分後からFPSを計測し、任意の180秒間のフレームを計測
としました。
すでにプレイされている方には周知のことと思いますが、フルスクリーンにするとディスプレイの解像度になってしまうので、計測に当たってはウィンドウモードを使用しています。
そのため、4Kに関しては3180X2124(ウィンドウ上部のバーを除いた解像度)になっています。
MOD無し
UHD630
平均 | 下位5%平均 | |
854X480 | 54.17 | 39.90 |
HQ | 53.71 | 41.49 |
FullHD | 45.80 | 36.89 |
WQHD | 41.22 | 32.68 |
4K | 34.33 | 26.90 |
まず、内蔵GPUであるUHD630でのFPSを見てみましょう。
これを見るとFUllHDまでは何とか内蔵GPUでもプレイ可能だと言えるでしょう。
4Kでも30FPSは出ているので、これでもよいという方は内蔵GPUでもプレイ可能と言えます。
ただし、設定は最高にしてありますので、視界(32チャンク)を12-16チャンクまで落とせばUHD630でも十分に快適に遊べるでしょう。
単体GPU・・・FulHD(1920X1080)
平均 | 下位5%平均 | |
GTX1660Ti | 108.07 | 91.04 |
RTX2070 | 107.95 | 85.06 |
RTX2080 | 109.97 | 81.59 |
RTX2080Ti | 111.82 | 87.60 |
単体GPU・・・WQHD(2560X1440)
平均 | 下位5%平均 | |
GTX1660Ti | 104.89 | 85.17 |
RTX2070 | 104.91 | 76.19 |
RTX2080 | 110.20 | 84.40 |
RTX2080Ti | 109.33 | 79.48 |
単体GPU・・・4K(3840X2160)
平均 | 下位5%平均 | |
GTX1660Ti | 107.26 | 83.40 |
RTX2070 | 111.43 | 79.80 |
RTX2080 | 111.82 | 87.60 |
RTX2080Ti | 112.63 | 82.47 |
単体GPUでのFPS計測結果は上のようになります。
特に性能順にFPSが上がっていく傾向もなく、すでに性能的には飽和しています。
今回から同ワールドでFPSを測定しているので、各解像度とも平均110-112FPSあたりで上限となっています。
視界32チャンクでこれですので、遥か彼方まで見える状態で快適にプレイできます。
MOD無しのMinecraftでは、4Kでプレイする場合であってもGTX1660Tiで十分です。
MODあり
計測方法はMOD無しの時と全く同じですが、以下のMODを使用しています。
Minecraft Forge1.12.2
Opti Fine 1.12.2
Continuum 2.0(shader)
Pulchra revisitedフリー版(リソースパック)
Continuum 2.0設定(視界12チャンク)
- アンチエイリアス:FMAA 2x
- 法線マップ:オン
- 鏡面マップ:オン
- 描画の品質・陰影の品質:1x
- 画質プロファイル:Middle
動作に関してはほかのシェーダーと比較しても非常に重たいです。
シェーダーMODにはいろいろな種類があります。
その中でもContinuum 2.0はSEUSというフリーのシェーダーから枝分かれした高画質系のシェーダーパックで、有料化に向かっている一番高画質なMODです。
将来的にはレイトレーシングにも対応する予定のようですので、RTX2000シリーズ購入予定の方はせっかくですので、どうせならContinuumを使いましょう。
今回計測に使用したMODのダウンロードとインストールの方法を記事に纏めました。
是非ご自分の目でも確認してみてください。その美しさにはきっと驚くはずです。
FulHD(1920X1080)
平均 | 下位5%平均 | |
GTX1660Ti | 50.45 | 45.09 |
RTX2070 | 77.50 | 70.99 |
RTX2080 | 95.85 | 86.80 |
RTX2080Ti | 120.40 | 107.82 |
WQHD(2560X1440)
平均 | 下位5%平均 | |
GTX1660Ti | 25.29 | 21.19 |
RTX2070 | 43.06 | 36.90 |
RTX2080 | 59.81 | 53.79 |
RTX2080Ti | 80.91 | 72.59 |
4K(3840X2160)
平均 | 下位5%平均 | |
GTX1660Ti | 11.92 | 9.39 |
RTX2070 | 19.72 | 16.59 |
RTX2080 | 23.98 | 19.19 |
RTX2080Ti | 33.91 | 27.48 |
MODありのFPS計測結果は上のようになります。
MODを使うときれいに性能順に並びます。
Continuumを使いたい場合、GTX1660TiではFullHDまでで、4KにはRTX2080Tiを使いたいところです。
普通、商用のゲームというのは販売の機会損失を避けるため「最高設定においてその世代の最高のGPUで普通にプレイできる重さ」で作られる(調整される)ことが多いのですが、MODの場合、アマチュアが作っていますのでそうした商業的な事情は全く無視して作られています。
MinecraftでMODを使用すれば次世代のGPUにおいてもその性能を如何なく発揮できるでしょう。
設定によってGPUの能力を使い切ることのできる珍しいゲームです。
それほど高額なわけでもなく、いろいろな遊び方ができて、多くのゲームに影響を与えてきたゲームですので、ゲーマーならぜひ一本持っておきたいゲームです。
もっと軽いシェーダーもありますが、画質はContinuumが一番きれいです。
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参考:Continuumの将来的なRay-Traicing対応について
見づらい場合、上の画像をクリックすると新しいウィンドウもしくはタブで拡大画像が表示されます。
Continuum Shaders RT
Continuum RTは、完全にRay-Trace Minecraftを現実のものにすることを目指しています。
ボクセルコーントレーシング、時空間フィルタリング、最新の双方向反射率分布関数(BRDF)、およびその他のライティング手法を使用して、私たちは現代のコンシューマグラフィックス上で絶対に驚くべきことをリアルタイムで実行できるものを作成しました。 ハードウェア(GTX 1080以上)
RTに付随するいくつかの新機能は、ガラスと水による適切なコースティクスや、適切な光散乱機能を持つ一時的に統合されたクラウドシステムのようなものです。 これらの機能は、オリジナルのContinuumシェーダの対応する機能として、今でもすべての優れたトーニングおよびカメラ機能を誇っています。
標準との画質比較(画像をクリックすると拡大します)
Continuum2.0設定
- アンチエイリアス:FMAA 2x
- 法線マップ:オン
- 鏡面マップ:オン
- 描画の品質・陰影の品質:1x
- 画質プロファイル:High
標準のゲーム画面とどのくらい違うのか比較のために同じワールドの同じ場所でスクリーンショットを撮ってみました。
Minecraftは基本がブロック構造なので、それが受け付けない人には受け付けないと思いますが、シェーダーを変更してリソースパックを入れたMinecraftの画面は非常に美しく、最新のゲームにも引けを取りません。
特にContinuum2.0では空気の透明感すらも感じるほどの画質になります。
すでにMinecraftを持っている方は是非一度試してみてください。
ただし、内蔵GPUのUHD630では正常に動きません。
設定によっては起動すらしませんので、MODが使いたい場合は単体GPUが必要だと思ってください。
当サイトMinecraft推奨PC
MOD無し、MODありFullHDまで
BlackOnyx GTX1660SUPER
MODあり
BlackOnyx RTX2080Ti
将来的にレイトレーシングを活用したいと考えているならば、やはりContinuum系シェーダーを使うことになり、その場合、できる限りよいGPUを使った方がよいということになります。
nVidia RTX4000SUPER nVidia RTX4000 nVidia RTX3000シリーズGPU RTX3060 12GB GDDR6 RTX3050 6GB