AMD Ryzen 7000、Alder Lakeより高速なDDR5メモリをデフォルトでサポートへ
AMD初のAM5デスクトップシリーズがDDR5-5200メモリに対応することをApacerが確認した。
公式には、AMDは次世代RyzenシリーズがDDR5メモリをサポートすることを確認しただけで、デフォルトでサポートされる速度についての詳細は明らかにしていない。
一方、今回流出した文書に書かれているのは、DDR5メモリがプラットフォームで独占的にサポートされ、DDR4規格がサポートされる気配はない、ということだ。
Apacerによれば、Ryzen 7000シリーズはデフォルトでDDR5-5200メモリをサポートする可能性があり、これはJEDECの仕様やIntel Alder Lakeプラットフォームがサポートするものよりも400MHz高いものだという。
また、このチャートから、DDR4のサポートがないこと、EPYC Genoaが同様に革新的なDDR5-5200サポートしていることも確認できる。
これらRyzenとEPYCのプラットフォームは、いずれもAMD Zen4マイクロアーキテクチャをベースにしている。
先日、AMDがEXPOと呼ばれる新技術を準備していることを明らかにした。
この技術は、高帯域幅モードや低レイテンシモードなど、オーバークロック用のDDR5メモリプロファイルの保存を担当する。
同時に、AMDは「Raphael」シリーズがメモリのオーバークロックで大きな注目を集めると予告しており、これは手動OCまたは高速オーバークロックプロファイルとメモリキットのサポートのいずれかを意味します。
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AMD Ryzen 7000 DDR5メモリ対応、ソース:Apacer
AMDの新プラットフォーム「AM5」は、公式には2022年後半に発売される。
非公式には、第3四半期後半から第4四半期前半頃に発売される見込み。
AMDメインストリーム・デスクトップCPUシリーズ
Matisse | Vermeer | Vermeer-X3D | Raphael | Granite Ridge | |
発売日 | 2019/07 | 2020/11 | 2022/04 | 2022/後半 | 2023 |
AMD Ryzen 世代 | Ryzen 3000 | Ryzen 5000 | Ryzen 5000X3D | Ryzen 7000 | Ryzen 8000 |
コアマイクロ アーキテクチャー | 7nm Zen2 | 7nm Zen3 | 7nm Zen3D | 5nm Zen4 | Zen5 |
内蔵グラフィック | – | – | – | 4CUs RDNA2 | 不明 |
最大コア数 | 16 | 16 | 16 | 16 | 不明 |
ソケット | AM4 | AM4 | AM4 | AM5 | AM5 |
サポートメモリ | DDR4 | DDR4 | DDR4 | DDR5 | DDR5 |
最大TDP | 105W | 105W | 105W | 170W | 不明 |
PCIe世代 | PCIe Gen4 | PCIe Gen4 | PCIe Gen4 | PCIe Gen5 | PCIe Gen5 |
チップセット | AMD 400 | AMD 500 | AMD 500 | AMD 600 | 不明 |
解説:
Zen4はDDR5メモリ5200をサポート
メモリメーカーApacerから明らかになったようです。
ただし、これは明らかに今回明らかになっている分だけで、普通にRaptorLakeもサポートしてくる可能性は高いと思います。
DDR5はOCのサポートに関してかなり景気の良いリークがポンポン出ていますが、通常のメモリ速度においてもまだままだ速くなる余地はあるようです。
Zen4のDDR5メモリとそのOC関連の技術に関してはComputexで何らかの発表があると思います。
EXPOやRAMPと言ったメモリ関連のOC技術がどのようなものなのかその時に明かされるのかもしれません。
何れにしても、Zen4はTSMC5nm、AMD600市リースチップセットはTSMC6nmと最新鋭の製造プロセスを使うだけにどのような性能を見せてくれるのか今から非常に楽しみです。
RaptorLakeはクロック5.8GHzまで回るとも言われていますが、Zen4もクロックによってはRaptorLakeを上回る可能性は0ではありません。
すなくともRaptorLakeよりは省電力になるのは確実でしょう。
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