AMDは来月、Ryzen 4000Gシリーズを発表すると予想されています。
AMD Ryzen 7 Pro 4750Gとは?
Igor Wallossek氏によると、AMDは来月、特にイベントなしでRyzen 4000Gシリーズを発表するとのこと。
静かに発表されるRyzen AM4 APUも、これまでの予想とは異なるSKUが登場するかもしれません。
AMDが法人向けとコンシューマ向けの2つの別々のローンチを計画しているのか、また、どの程度限定的なローンチになるのかは不明だ。
ここ数日、デスクトップのルノアールのニュースはかなり混乱している。
一部の報道では、発表は7月下旬(HKEPCのレポートでは7月27日)とされているが、他の報道では7月7日に行われるとされている。
追加SKU
- AMD Ryzen 7 PRO 4750G
- AMD Ryzen 7 PRO 4750GE
- AMD Ryzen 5 PRO 4650G
- AMD Ryzen 5 PRO 4650GE
- AMD Ryzen 3 PRO 4350G
- AMD Ryzen 3 PRO 4350GE
- AMD Ryzen 5 4600G
- AMD Ryzen 5 4600GE
- AMD Ryzen 3 4300G
- AMD Ryzen 3 4300GE
AMD Ryzen APU AM4プロセッサ
コア数/ スレッド数 |
ベース クロック |
ターボ クロック |
TDP | CU数 | GPU クロック |
|
AMD Renoir AM4 (Ryzen 4000) | ||||||
Ryzen 7 4700G |
8C/16T | 3.6 GHz | 4.4 GHz | 65W | 8 | 2.10 GHz |
Ryzen 7 4700GE |
8C/16T | 3.1 GHz | 4.3 GHz | 35W | 8 | TBC |
Ryzen 5 4400G |
6C/12T | 3.7 GHz | 4.3 GHz | 65W | 7 | 1.90 GHz |
Ryzen 5 4400GE |
6C/12T | 3.3 GHz | 4.2 GHz | 35W | 7 | TBC |
Ryzen 3 4200G |
4C/8T | 3.8 GHz | 4.1 GHz | 65W | 6 | 1.70 GHz |
Ryzen 3 4200GE |
4C/8T | 3.5 GHz | 4.1 GHz | 35W | 6 | TBC |
AMD Picasso AM4 (Ryzen 3000 Series) | ||||||
Ryzen 5 3400G |
4C/8T | 3.7 GHz | 4.2 GHz | 65W | 11 | 1.40 GHz |
Ryzen 5 3400GE |
4C/8T | 3.3 GHz | 4.0 GHz | 35W | 11 | 1.30 GHz |
Ryzen 3 3200G |
4C/4T | 3.6 GHz | 4.0 GHz | 65W | 8 | 1.25 GHz |
Ryzen 3 3200GE |
4C/4T | 3.3 GHz | 3.8 GHz | 35W | 8 | 1.20 GHz |
AMD Raven Ridge AM4 (Ryzen 2000 Series) | ||||||
Ryzen 5 2400G |
4C/8T | 3.6 GHz | 3.9 GHz | 65W | 11 | 1.25 GHz |
Ryzen 5 2400GE |
4C/8T | 3.2 GHz | 3.8 GHz | 35W | 11 | 1.25 GHz |
Ryzen 3 2200G |
4C/4T | 3.5 GHz | 3.7 GHz | 65W | 8 | 1.10 GHz |
Ryzen 3 2200GE |
4C/4T | 3.2 GHz | 3.6 GHz | 35W | 8 | 1.10 GHz |
ソース:Videocradz.com – AMD desktop Renoir AM4 4000G series might get more SKUs
解説:
Renoirに未知のモデルがあることが発覚
Renoirに今まで知られていなかったモデルがあることが発覚しました。
XX50と言う数字に50が付くモデルで、こちら、常識的に考えると、95Wか105Wのモデルのように「見えます。」
またRyzen 7 4600Gは今までリークしている仕様から判断すると8コア8スレッド、4650Gはその95W/105W版なのかなと思われます。
Ryzen 3 4300Gは6コア6スレッドであるように見えます。
まだ確定はできませんが、現在、仕様的に他に解釈が出来ませんので、おそらくはそうではないかと思います。
AMDはAPUをかなり付加価値の高いモデルとして扱っており、ノートPCやGPU無しのRyzen3000シリーズの人気から、モデルを細分化して販売しても十分に需要があると見越しているのだと思います。
また、おそらくCometLakeは人気が出なかったと思いますので、マザーボードメーカーとしてもB550+Renoirは期待の製品とみなしているのではないでしょうか。
下に私の予想を一覧にしてみました。
Ryzen4000シリーズAPU「Renoir」未確認モデルの仕様予測
コア数/ スレッド数 |
ベース クロック |
ターボ クロック |
TDP | CU数 | GPU クロック |
|
AMD Renoir AM4 (Ryzen 4000) | ||||||
Ryzen 7 4750G |
8C/16T | 105W | 8 | 不明 | ||
Ryzen 7 4750GE |
8C/16T | 45W | 8 | 不明 | ||
Ryzen 5 4650G |
8C8T | 105W | 7 (GPUが 強化される 可能性 もあり) |
不明 | ||
Ryzen 5 4650GE |
8C8T | 45W | 7 (GPUが 強化される 可能性 もあり) |
不明 | ||
Ryzen 5 4600G |
8C8T | 65W | 不明 | 不明 | ||
Ryzen 5 4600GE |
8C8T | 35W | 不明 | 不明 | ||
Ryzen 3 4300G |
6C6T | 65W | 6 (GPUが 強化される 可能性 もあり) |
不明 | ||
Ryzen 3 4300GE |
6C6T | 35W | 6 (GPUが 強化される 可能性 もあり) |
不明 |
※ あくまでも予想ですのでそちらをご理解ください。
※ 外したようです。数字に50が付く、これらの型番はPRO専用版となるようです。続報はこちら
CPUコア数の変更ではなく、GPU部分のみが変更されるパターンもあるのかなと思いますが、4700Gは仕様上、すでにダイの上限に達していますので、後はTDPを上げるしかないのかなと思います。
また、4650Gと4600Gが存在することから、6コア12スレッドでGPUの仕様だけを変更して、すでに存在が明らかになっている4400Gと差別化するのは難しいと思われます。
よって、CPUのスレッド数を変更したモデルである可能性は非常に高いでしょう。
intel製品のシェアが落ち、商品力が高いAPUモデルが細分化されるというのはありがちなパターンと言えるでしょう。
既に型番が明らかになったにも関わらず、今の時期にさらに未知の型番が明らかになるのは、Comet Lakeの売り上げを見て、周辺メーカーやユーザーからの期待を受けてのことなのかもしれません。