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Intelの「Comet Lake」は2020年以前ではなく、「Ice Lake-S」もまた2020年Q3以前ではないとロードマップは仄めかす

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今週初め、Intelの第10世代Core “Comet Lake”プロセッサのニュースは、AMDの第3世代Ryzenプロセッサへの同社の対抗製品として受け取られた。

香港を拠点とする技術出版XFastestがWebにリークしたスライドによると、「Comet Lake」はIntelが「Zen 2」に対する対抗製品ではなく、販売までには時間がかかるという。

スライドは、これらのプロセッサは2020年までには発売されないと示唆しています。

つまり、AMDは年末まで、プロセッサ市場全体で自由な販売を享受することになります。

さらに重要なことに、このスライドは「Comet Lake」が2020年Q1からQ2までの市場で存在感を持つことを示唆しています。

“Comet Lake”でデビューしたLGA1200プラットフォームは “Ice Lake”まで拡張される可能性が高いので、消費者は6ヶ月以内に新しいマザーボードを購入することを余儀なくされることはありません。

別のスライドに掲載されているプラットフォーム図は、プロセッサとPCHダイのパッケージ上のMCMの概念( “Ice Lake-Y” MCMプラットフォーム図から切り取られた可能性が高い)を思い起こさせます。

新しいプラットフォームは、 “Comet Lake”プロセッサと、同等の帯域幅を持つPCI-Express 3.0 x 4を提供するDMI 3.0を介して互いに通信するIntel 400シリーズPCHとを組み合わせたものです。

AMDの “Valhalla”プラットフォームは、SoCとX570チップセットの間にPCI-Express 4.0 x 4を実装しています。

プラットフォームのメインのPCI-Express x16スロットはgen 3.0のままです。

Intelは、14nmノードを改良し、iGPUを廃止した新しい10コアシリコンを導入することでコア数を増やすことに注力してきたようです。

その「Skylake」コアのIPCは「Zen 2」の5%以内であり、ゲームパフォーマンスのリーダーシップは依然として間一髪で支えられています。

Intelは、Core i5およびCore i3デスクトッププロセッサでもHyperThreadingを有効にし、マルチスレッドパフォーマンスの強化に注力する一方、第9世代の「Coffee Lake Refresh」と比較して価格あたりでより多くのコアを提供する。

Core i3シリーズは4コア/ 8スレッド、Core i5シリーズは6コア/ 12スレッド、Core i7シリーズは8コア/ 16スレッド、そして主力製品であるCore i9シリーズは10コア/ 20スレッドになります。

Intelは、自社製の洗練された14 nmノードを利用して、ボード全体のクロック速度を向上させます。その10コアシリコンのTDP定格は125 Wで、先日見た105 Wではありません。

4/6/8コアモデルのGen 9.5 iGPUは、ソフトウェアを介してより多くの機能で強化され、UHD 700シリーズのブランド名になります。

※ クリックで別Window・タブで拡大します。

ソース:techpowerup – Intel “Comet Lake” Not Before 2020, “Ice Lake-S” Not Before Q3-2020, Roadmap Suggests

 

解説:

衝撃的なニュースでびっくり。

なんとComet Lakeは2019年には出ないとのこと。

Comet Lakeは2020年のQ1かQ2になるのではないかという予測で、それも登場時期がはっきりしているわけではない様子。

また最上位のCore i9-10900KFはTDP125Wなるとのことです。

第10世代のプラットフォームLGA1200はIceLakeと共通化される可能性が高く、Comet LakeとIceLake-Sの間隔が短くても無駄になることはないようです。

これもショック。IceLakeになってもDDR5にもPCI Express 4.0にも対応しない可能性が高いってことですからね。

Intelらしくないですが、そもそもKaby Lake以降はすべてバックアッププランでCannon Lakeのデスクトップ版はスキップしているはずなので、仕方ないのかなあという感じです。

Intel以外の会社で同じ状況になったらとっくに倒産してるでしょう。

うーん。全体的にぱっとしないところは非常に残念。

今まで私はIceLake-Sに期待をかけてきましたが、今回の情報はちょっぴり残念なところです。

ただ、IPC18%向上というのは本当に凄いと思うので、やはりComet LakeよりはIceLake-Sを待った方が良いという点は変わりません。

是非ともintelには頑張ってほしいところ。

今年のクリスマス商戦にintelの新製品がないというのはお店の人も困るでしょうね。

 

 

 

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