台湾の大手チップメーカーTSMCは、今後のチップ市場を支配する計画を持っているようだ。
TSMCは再びチップ・セグメントを支配する勢い、台湾大手が2nmで驚異的な歩留まり率を達成へ
ご存じない方もいるかもしれないが、TSMCはここ数年チップ市場を支配しており、5nmノードを皮切りに3nmまで競争を広げてきた。
これは主に、TSMCが新しい手法をいち早く採用し、手元にある豊富な研究開発リソースを駆使して、サムスンやインテル・ファウンドリーに追いつかせなかったことによる。
現在、台湾経済日報の報道によると、TSMCの2nm歩留まり率は安定した量産が可能な閾値を超え、競合他社を大きく引き離している。
TSMCの2nm歩留まり率は現在60%で、サムスンの40%を大きく上回っている。
興味深いことに、TSMCの2nmプロセスは市場で最も評価の高いソリューションであり、NVIDIA、Apple、AMDといった企業がそれぞれの製品用に生産ラインを確保していると報じられている。
AMDはすでに、次世代EPYC VeniceサーバーCPUがTSMCの2nmノードを利用すると発表しており、業界初の正式採用となる。
サムスンに関しては、市場で最も早くGAA技術を採用したにもかかわらず、韓国の大手企業は牽引力を発揮できていない。
しかし、サムスンは2nmプロセスでも歩留まり率の着実な向上を報告しており、進展が見られると言われている。サムスンはTSMCと並ぶ2次サプライヤーになる可能性があるが、これはどちらの企業が安定した量産を達成できるかにかかっている。
しかし、現時点では、TSMCが大きくリードしていることは明らかであり、歩留まり率の推移を考えると、この状況は今後も続くだろう。
解説:
これが現実です。
TSMCの2nm歩留りは大きく向上し、競合他社を完全に引き離しているとのこと。
一時期、Intel Fabは14Aなど、TSMCを意識したマーケティングネームをつけていましたが、残念ながら、TSMCに対抗するという試みは失敗に終わったと判断してよいではないでしょうか。
もし、今後、Intel Fabの収支がトントンに持っていけるなら、TSMCからかなり手心を加えられていると判断してよさそうです。
TSMCは3nmの歩留りで非常に苦しみ、結局はトランジスタ密度を落としたN3Eを開発しましたので、その経験が2nmでいかんなく発揮されているということなのでしょう。
アメリカのFabも稼働して関税対策も万全ですし、しばらくはTSMCの天下は続くのではないでしょうか。