Mini-ITXフォームファクタのAMD A620
低価格でAMD AM5システムが小型コンピュータに採用される日も近いかもしれません。
AM5ソケット用AMD A620エントリーレベルチップセットの発売から数週間が経ちました。
これまでのところ、ASUS、MSI、ASRock、Biostarのいずれも、A620チップセットを搭載したMini-ITXマザーボードをリリースしていません。
これらの会社によると、6月から7月にかけて発売されると言われていましたが、そのうちの1つを私たちが初めて見ることができるかもしれません。
AMD A620チップセットは、CPUオーバークロックをサポートせず、PCIe Gen5をサポートしません。
ベースとなるA620マザーボードもハイワッテージCPUのサポートはありませんが、GigabyteのMini-ITXボードは他のカテゴリーに入るかもしれません。
Gigabyte UD A620I-AXは、2つのDDR5メモリモジュールと1つのPCIe Gen4 x16デバイスをサポートするように設計された格安マザーボードです。
このボードには2つのSATAポートがあり、動作には24+8ピンの電源コネクターが必要です。
このマザーボードには、WiFi-AXとイーサネットポートが統合されており、実際には2.5GbEかもしれません。
また、ヒートシンク付きのNVMe M.2スロットが1つあります。
同社はこの製品をまもなく発表する予定です。
価格は高い方かもしれませんが、現在Gigabyte A620マザーボードの最高価格である100ドル以内に収まるはずです。
ソース:Videocardz.com – Gigabyte to launch first AMD A620 Mini-ITX motherboard
解説:
A620のMini-ITXマザーボードが発売か。
A620マザー発売以後、全く出る気配の無かったMini-ITXマザーボードですが、この度Gigabyteからめでたく販売されるようです。
基本的にMini-ITXの世界は全部入りが好まれるので、TDP170WのCPUに対応してないA620は避けられるのは理解できます。
しかし、4スロット・5スロットのGPUも発売される中、Mini-ITXでフルスペックの自作PCを組むのはもう難しいでしょう。
いい加減、高性能と小型化は同時には成り立たないということが常識になった方がミニPCファンも幸せになれると私は思います。