AMD Threadripper 7000がついに掲載されました
ハードウェア探偵@momomo_usが、次世代AMD ThreadripperシリーズのAMDプロダクトコードを発見しました。
次期Zen4ベースのThreadripper 7000シリーズには、100-0000135xから始まるプロダクトコードが採用される予定です。
これらの製品コードは、すでにAMDが公式OPN製品リストに掲載しているが、各SKUの名称はない。しかし、この新しいThreadripperシリーズの名称を明らかにするリークがあることが判明しました。
AMDは確かに2つのHEDTシリーズ、すなわち非PRO 7900XバージョンとPRO 7905WXモデルを準備しているようです。
どちらも市場に投入されるかどうかはまだ分かりませんが、一部のリーカーは、前者はより小さなSP6ソケットを使用するため、機能が制限されると考えています。ワークステーションWXバージョンは、代わりにSP5ソケットを使用することになる。
噂によれば、Threadripper 7000は次の四半期に発売されるはずです。少なくとも64コアと128スレッドが期待されますが、AMDがコア数を増やしたい場合は、最大96コアを搭載したEPYC Genoa構成を使用することを妨げるものは何もありません。
この新しいプラットフォームは、LGA6096(PRO)またはLGA4844(HEDT)ソケットのいずれかを使用し、どちらもDDR5メモリやPCIe Gen5インターフェースなどの最新技術を使用しています。
クロックや最大TDPなどの詳細については、まだ不明です。
AMD & intel HEDTプラットフォーム
AMD Ryzen Threadripper 7000 |
AMD Ryzen Threadripper 5000 |
AMD Ryzen Threadripper 3000 |
Intel Xeon W3400/W2400 |
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コードネーム | “Storm Peak” | “Chagall” | “Caste Peak” | “Sapphire Rapids -112/64L” |
発売時期 | 2023Q3 (噂による) | 2022Q1 | 2019Q4 (HEDT) 2020Q2 (PRO/WS) |
2023Q1 (W3400) 2023Q2 (W2400) |
アーキテクチャー | Zen4 | Zen3 | Zen2 | Golden Cove |
最大コア数 | 不明 | 64 | 64 | 56 |
最高CPU クロック |
不明 | 4.5 GHz | 4.3 GHz | 4.8 GHz |
ソケット | LGA-6096 (SP5) WS LGA-4844 (SP6) HEDT |
sWRX8 | sTRX4 (HEDT) sWRX8 (PRO/WS) |
LGA-4677 |
サポート メモリ |
DDR5 | DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR5-4800 |
メモリ チャンネル数 |
8x DDR5 (WS) 4x DDR5 (HEDT) |
8x DDR4 | 8x DDR4 (WS) 4x DDR4 (HEDT) |
8x DDR5 (W3400) 4x DDR5 (W2400) |
PCIe サポート |
128x PCIe Gen5 (WS) 64x PCIe Gen5 (HEDT) |
128x PCIe Gen4 | 128x PCIe Gen4 (WS) 64x PCIe Gen4 (HEDT) |
112x PCIe Gen5 (W3400) 64x PCIe Gen5 (W2400) |
最大TDP | 不明 | 280W | 280W | 350W |
OCサポート | HEDT SKU | はい | はい | “X” SKU |
ソース:Videocardz.com – AMD Zen4-based Ryzen Threadripper 7900X and PRO 7905WX HEDT series spotted
解説:
Threadripper7000シリーズのリークが出ました。
なんとHEDTとWSモデルの両方が存在するようです。
Threadripper5000シリーズはWSモデルのみで「sTRX4は長く使える」という公約を破り、3000シリーズ一世代のみでEOLしました。
またOEM優先で特定のメーカーが優遇されていたように思います。
半導体不足で生産数が限られていたので仕方ないと思いますが、中小のBTOメーカーや一般のPCビルダーを後回しにしたつけはこれから払っていくことになると思います。
そう言ったことを考えるともろ手を挙げて歓迎できないのは残念です。
さて、Threadripper7000シリーズは市場からどのような評価を受けるでしょうか。