AMDは、Zen 4アーキテクチャを採用した次世代3D V-Cache搭載CPU「Ryzen 7000 X3D」をCES 2023で発表する予定だそうです。
AMDは次世代CPU Ryzen 7000 X3D “Zen 4 3D V-Cache “でゲーミングの王座を狙う、来年初頭登場予定
AMDがZen 4 3D V-CacheをCES 2023で発表することをほぼ裏付ける内部ロードマップを入手することができました。
このプロセッサは、市場最速のゲーミングチップとして位置づけられ、IntelのRaptor Lake第13世代CPUからゲーミングパフォーマンスの栄冠を奪うことになります。
CPUのロードマップは、Intelの第13世代CPUとは異なることに注意してください。
AMDは以前、3D V-Cacheテクノロジを搭載したRyzen 7000 CPUが今年後半のFAD 2022で登場すると述べていたが、計画が変更されたため、もう当てはまらない。
以下は、その引用である。
Ryzen 7 5800X3Dは、市場で最高のゲーミング・プロセッサーです。私たちは、V-Cacheテクノロジーが私たちのために行っていることを誇りに思っており、今年の後半と将来の世代のRyzen 7000シリーズにこれを搭載する予定です。
AMD上級副社長兼クライアント担当ジェネラルマネージャー、サイード・モシュケラニ氏
現在、AMDのRyzen 7000「Zen 4」CPUは、Intelの第12世代Alder Lake CPUと殴り合いをし、時には先を越されることもある。
AMDも5800X3Dなど自社のAM4製品との競争にさらされ、需要減の中でZen 4 CPUの生産量を減らしている。
しかし、チップメーカーはこの生産能力を活かしてX3D製品を製造することで、AM5プラットフォームで多くの新しいゲーマーを獲得することを期待しているのだろう。
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現在、確定しているSKUはありませんが、AM4プラットフォームで1つではなく、今回は2つのSKUになるかもしれないと聞いています。
1つのSKUはエンスージアストをターゲットにし、もう1つのSKUはメインストリームゲーミングオプションとしてターゲットにする予定です。
これらはまだ最終決定されていませんが、私たちはあなたに更新を維持します。
また、前世代のV-Cache CPUであるRyzen 7 5800X3Dでは、オーバークロックに対応しておらず、消費電力(電圧)を節約するために、非V-Cache製品に対してダウンクロックで登場した。
Zen 4のV-Cache CPUは、こうした電圧の制限が緩和され、クロックは通常の非V-Cacheパーツよりも低くなる見込みだが、かなり高速に動作するため、今回ほどクロック格差が大きくなることはないとされている。
ソース:wccftech – AMD Ryzen 7000 X3D “Zen 4 3D V-Cache” CPUs To Be Unveiled at CES 2023
解説:
Zen4X3Dが来年初頭に登場
今度は是非とも全ラインナップで出てほしいところだと思います。
しかし、RaptorやAlderとの対戦を前提にした結果、ギリギリまでファクトリーOCされていますので、果たしてそれが可能なのかどうか?と私は感じます。
8コアのみになるのではないか?と私は思います。
丁度8コアモデルは7800Xではなく、7700Xになっています。
ここにスッポリ7800X3Dが入るとすると、顧客に向けてもかなりわかりやすく差別化することができます。
8コアモデルが7700Xだとわかった瞬間、またZen3と同じように8コアモデルのみX3D化されるのではないかと感じました。
実際にはまだわかりませんが、ぜひともフルラインナップでZ3D化してほしいところです。
5800X3Dでも一部Raptorのリーク・ゲーミングベンチマークに勝っていましたので、恐らく、Zen4がX3D化されれば一部のゲームでははもっと圧倒的な結果になるでしょう。
これを見越してノーマルZen4を見送った方も多いと思います。
ローエンドユーザーもAM5に移行したいと思っている方は多いと思います。
出来れば早くA620も出してねAMDさん。(苦笑。
もちろんお求めやすい価格で。
下位モデルの7600Xと7700XはAM4版も出して、AM5ではZen4とX3Dをフルラインナップで出すという風にすると、DDR5移行時のギャップを少しは解消できたのではないかと思います。
A620は本当に10,000円台で出してほしいですね。
言うのは簡単ですが、やるのは大変そうですが・・・。