AMDナビ23が確定
AMDのグラフィックスチップをデコードするのは簡単な作業ではありません。
AMDがリリースする製品が増えれば増えるほど、異なるアーキテクチャと重複する可能性が高くなります。
すべての製品が常に最新であるわけではないので、最新であるにもかかわらず、実際には前世代のアーキテクチャを採用していることもあります(例えば、Vegaグラフィックスを搭載したRavenやRenoirなど)。
以下に挙げたチップの中には、長い間知られているものもある。
その好例が、AMDの次期CDNAベースのRadeon Instinctアクセラレータ「Arcturus」だ。
このアーキテクチャはまだ謎に包まれており、GPUがGCNやNAVIのバックボーンをより多く搭載するかどうかは不明だ。
最新のニュースとしては、本日TwitterのROGAMEでNavi 23グラフィックスプロセッサのGFXレベルが確認されました。
新しいNaviチップは、Navi 22とVan Goghの間にGFX1032と記載されています。
Big Naviとしても知られるNavi 21は、GFX IDが1030となっています。
1つ上のIDはNavi 22に座っており、この時点ではNavi 12の後継になると容易に推測できます。
念のために言っておくと、このチップはApple MacBook用のカスタムGPUだ。次世代MacBookではNavi 22が後を追うことになりそうです。
Navi 23に関しては、このプロセッサがどこに収まるのかはまだわかりませんが、Navi 14の後継になるのではないかと推測する人もいるでしょう。
とはいえ、エントリーレベルの製品である可能性が高い。
リストはNavi 10 LiteとNavi 21 Liteで更新されたかもしれない。
これらのGPUは、次世代ゲーム機(Ariel、Arden、Oberon、Sparkmanなど)に搭載されるセミカスタムチップに関連している。
しかし、これらのGPUの詳細は乏しく、どのようなGFXレベルを表現しているのかは不明である。
AMD グラフィックスチップ
グラフィック アーキテクチャー |
GPU コードネーム |
別名 | アーキ テクチャー |
製品名 |
GFX900 | VEGA 10 | GCN 5.0 | RX VEGA / Radeon Pro |
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GFX902 | RAVEN | Raven Ridge / Picasso | GCN 5.0 | Ryzen 2000/ 3000(G/GE) |
GFX904 | VEGA 12 | GCN 5.0 | Vega Pro 20 (MAC) | |
GFX906 | VEGA 20 | GCN 5.0 | Radeon VII / Radeon Pro VII |
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GFX908 | ARCTURUS | CDNA 1X | Instinct MI100 確認中 |
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GFX909 | RAVEN2 | GCN 5.0 | 確認中 | |
GFX909 | RENOIR | GCN 5.0 | Ryzen 4000(H/U/G) | |
GFX1010 | NAVI 10 | RDNA 1X | RX 5700 /5600(M/XT) |
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GFX1011 | NAVI 12 | RDNA 1X | PRO 5600M (MAC) |
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GFX1012 | NAVI 14 | RDNA 1X | RX 5500 (M/XT) |
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GFX1030 | NAVI 21 | Big Navi / Sienna Cichlid | RDNA 2X | RX 6900(XT) 確認中 |
GFX1031 | NAVI 22 | RDNA 2X | PRO 6600M (MAC) 確認中 |
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GFX1032 | NAVI 23 | RDNA 2X | RX 6500 (M/XT) 確認中 |
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GFX1033 | VAN GOGH | RDNA 2X | Ryzen 5000G 確認中 |
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GFX1040 | VAN GOGH LITE | RDNA 2X | 確認中 |
ソース:Videocradz.com – AMD NAVI 23 graphics processor gets GFX1032 ID
解説:
Navi23のGFX ID
Navi23のGFX IDが確認されました。
Navi23はNavi14の後継とみなされています。
私の意見はちょっと違っていて、Navi10の後継なのではないかと思っています。
Navi14はそのまま使われるのではないかと思っています。
理由はチップの規模ですね。
Navi21が5120SPと言われています。その半分だったしても2560SPで、これだとNavi10より高性能と言うことになります。
Navi2X系列はハイエンドからアッパーミドル、Navi10はミドルレンジからエントリーと言うふうに理解していたのですが、Videocradz.comの解説だとエントリーと言うことになっています。
AMDは1年ごとにGPUを更新する計画のようですが、全ラインナップを更新するのは難しいのではないかと思うからです。
また、AMDのGPUはGeforceとはブランド力が違いますので、強い価格下落圧力にさらされています。
そのため、下位のモデルは有名無実化してしまうのが常です。
例えばRX560なんかはRX570が同価格帯まで低価格化することによりあまり意味のないモデルとなっています。
よってある程度性能がないモデルはもう出さないのかなと思っています。