Intelの最新のServer Chipset Driver(10.1.18010.8141)から抽出されたデータには、新しいチップセットのサポートが記載されています。
これにより、同社の次期Comet Lakeチップは新しいチップセットがサポートされることが判明しました。
忘れてほしくないのは、Comet Lakeは、CPU用の14 nmプロセスにおけるIntelの断末魔であり、そして消費者セグメントに最大10コアをもたらでしょう。
最大コア数の増加は、当然のことながら、「電気的な非互換性」と電力供給サブシステムの要件の増加により、新しいチップセットとソケットを必要とします。
Intelのアーキテクチャと製造プロセスの最新かつ最大の変更点を探しているなら、Ice Lakeを待つ必要があります。
そのために495シリーズのチップセットが必要となるでしょう。
しかしそのためには、2020年まで待たなければなりません。
AMDのRyzen 2が、Intelの現在の(そして最大10 nmのComet Lake)製品に対して表に何をもたらすかを見てみましょう。
プラットフォームの寿命を排除したとしても、AMDのアーキテクチャとコア密度は、本当にIntelに善戦しています。
解説:
Intelの最新のサーバー用チップセットドライバから抽出されたチップセットのデータから、Comet Lake用として、intel400シリーズ、495チップセットが用意されていることが明らかになりました。
不可解なのは原文の前半に「Comet Lake, if you remember, is Intel’s latest gasp in the 14 nm process for CPUs」と書きながら、後半に (and up to 10 nm Comet Lake)とあるところです。
私はComet Lakeが14nmで製造されるものと決めつけていましたが、どうもそう判断するのは早計のようです。
もともと、14nmは簡単な変更で10nmの生産設備に転用可能といわれており、それもあってintelは14nmの生産設備を増やす決断を下したようですが、Comet Lakeは10nmで生産される可能性もあるということのようです。
この場合だと、AMDのRyzenとかなり良い勝負をしてくれるかもしれません。
現時点で16コアのRyzen3000(Ryzen9 3000?)は4.2GHzという話が上がっていますので、10コアのComet Lakeを10nmで生産し、クロックが上げられるならば、ゲームはComet Lakeの方が向いているという話になる可能性もあります。
あくまでも可能性ですので、その点はご承知おきください。
ワンサイドゲームはやはり面白くないですので、ここはひとつintelにも頑張ってもらってガチの殴り合いを演じてほしいところです。
強力なライバルがいるからこそ盛り上がりますし、見ていても楽しいです。
当サイトの赤鬼と青鬼の記事も割と面白がってもらえたようですので、やはり人間というのは「宿命の対決」というドラマチックな話が好きなんだろうなあと思います。
こんな成熟した市場でこんなに熱い戦いが見られるのは滅多にないチャンスですし、PC市場の状態から言っても最後の機会(最後の祭り)かもしれませんので、ぜひともintelには踏ん張ってほしいです。
今年の夏から2大メーカーのプライドを懸けた熱い戦いが始まるかもしれませんよ。