Intelは本日、周波数ロックされたCore i9-9900プロセッサを中心とする9シリーズ目の拡張デスクトップラインナップも発表しました。
SKUには、65WのTDPとロックされた乗算器を搭載したプロセッサが含まれています。
Intelは、周波数ロック解除されたロセッサ、Core i3-9350K(TDPが91W)もラインナップしています。
新しいラインナップは439ドルから始まり、ちょうどそのモバイル対応品と同じように最大128GBのメモリに対応しています。
Intelは残りの第9世代デスクトップラインナップ(周波数ロックされたプロセッサ)をリリース
この新しいSKUのラインナップは、プレリリースされたロック解除されたラインナップに加わります。
これらのプロセッサは、わずかに低いクロックレートを特長としていますが、ロック解除された亜種よりも安くなるでしょう。
それらにもiGPUが含まれていることを考えると、それらは完成度を追求したいがそれを行うための資金を現在持っていない人たちにとっても優れた選択です。
Intel第9世代ロックプロセッサは最大40のPCIeレーンを備えており、2チャンネルの2666 MHzメモリをサポートします(もちろんコントローラはオーバークロックして高周波ゲーム用RAMをサポートすることもできます)。
サポートされる総メモリは最大128GBです、そして、IntelのOptaneメモリサポートもそこにあります。
Intel Turbo Boost 2.0のサポートが、Core i3クラスのプロセッサにも追加されました。
チップセットはIntel 300シリーズPCHのままです。
Intelは5年前のPCと比較して最大437%のゲームパフォーマンスを主張している
(まだ迷っている場合は、これをSandy Bridgeプロセッサからジャンプするのに適した時期にします)5年前のPCと比較して、写真編集のスピードが最大121%速くなります。
IntelのNew Wifi 6もサポートされているため、ゲーム中の待ち時間が短縮され、ダウンロード速度が速くなります。 完全なスライドデッキとラインナップは以下の通りです:
新しいインテル第9世代デスクトップ(動作周波数ロック済み)プロセッサのラインナップ
CPU型番 | ベースクロック | ターボクロック | コア数?スレッド数 | TDP | PCI-E Lanes | 周波数ロック | スマートキャッシュ | iGPU | 価格(USドル) |
Intel Core i9-9900 | 3.1 | 5 | 8/16 | 65 | Up to 40 | No | 16 MB | 有り | $439 |
Intel Core i7-9700 | 3 | 4.7 | 8/8 | 65 | Up to 40 | No | 12 MB | 有り | $323 |
Intel Core i7-9700F | 3 | 4.7 | 8/8 | 65 | Up to 40 | No | 12 MB | 無し | $323 |
Intel Core i5-9600 | 3.1 | 4.6 | 6/6 | 65 | Up to 40 | No | 9 MB | 有り | $213 |
Intel Core i5-9500 | 3 | 4.4 | 6/6 | 65 | Up to 40 | No | 9 MB | 有り | $192 |
Intel Core i5-9500F | 3 | 4.4 | 6/6 | 65 | Up to 40 | No | 9 MB | 無し | $192 |
Intel Core i3-9350K | 4 | 4.6 | 4/4 | 91 | Up to 40 | Yes | 8 MB | 有り | $173 |
Intel Core i3-9320 | 3.7 | 4.4 | 4/4 | 62 | Up to 40 | No | 8MB | 有り | $154 |
Intel Core i3-9300 | 3.7 | 4.3 | 4/4 | 62 | Up to 40 | No | 8 MB | 有り | $143 |
Intel Core i3-9100 | 3.6 | 4.2 | 4/4 | 65 | Up to 40 | No | 6 MB | 有り | $122 |
Intel Core i3-9100F | 3.6 | 4.2 | 4/4 | 65 | Up to 40 | No | 6 MB | 無し | $122 |
ソース:wccftech – Intel Expands 9th Generation Desktop Family Led by Core i9-9900 Processor With 65W TDP
解説:
例年より少し遅かったような気がしますが、ようやく65W版のCore iシリーズラインナップが出ました。
まず断言しておきます。
Core i9-9900は絶対にお勧め。
実際、Core i9-9900Kはハイエンドマザーに3ラジエーターの簡易水冷と850-1000Wくらいの電源を組み合わせないとOCできないので、普通の人ではOCできません。
なので意味がないです。
8コア16スレッドでターボの最大クロックが変わらず、ベースクロックが少し落とされているだけというCore i9-9900はほとんど性能が変わらないと思います。
私のようにゲームの動作検証をしているなどの特殊な事情をお持ちでない方にとってCore i9-9900とCore i9-9900Kはほとんど変わらない性能と言ってもよいでしょう。
私にとっては倍率ロック解除は必須なのでCore i9-9900Kを買って後悔はありませんが、単にゲームだけをするならば絶対にCore i9-9900を買うでしょう。
その他お勧めはCore i7-9700ですかね。
価格が変わらなならばできるだけGPU付を買って、実売で差が付いたらCore i7-9700Fを買った方がよいと思います。
Core i5は9400Fがすでに出ているので割愛します。
その他、4コアならばCore i3-9100も安くてお勧め。こちらもF付は希望小売価格は変わらないので実売で価格差が付いたらF付を買った方がよいと思います。
i3は今回のモデルからターボがついていますので、省電力性も高くなっているでしょう。
現在Sandy Brigdeで頑張っているintelファンの方はこの機会に買い替えしましょう。
特にメーカーにこだわってない方は史上初の7nmCPUになるRyzen3000まで待った方がよいと思いますが、そうでない方はこの機会に買い替えしたほうがよいでしょう。
Sandy BridgeはWindows10のドライバが打ち切られていますので、どうせならWindows7のサポートが打ち切られる2020年の前に買い替えしておきましょう。
ヤフオクやメルカリなどの個人売買市場で処分するときも困りますよ。
「まだ変え時ではない」と言ってもいくら何でもものには限度ってものがあります。(笑
もう少し背中を押してあげると、今年後半には10コアのComet Lakeが出ますが、こちらは今までのシングルリングバスからデュアルリングバスになるといわれています。
※ リングバスとはコア間を接続しているバスです。
つまり内部の基本的な構造に手が入るので、トラブルで次の製造技術に移行できない急場しのぎの建て増し状態も併せて、何らかのトラブルになったり性能が落ちたりするなどの不具合に見舞われる可能性があります。
また、その次は製造技術が進んで設計が大きく変わるIce Lakeに移行しますので、今のうちに買い替えしたほうがよいです。
次の世代(Comet Lake)になるとますます移行する踏ん切りがつかなくなりますよ。
消費税増税もささやかれていますので、この機会に決断してください。