AMDのRyzen Threadripper PRO 9995WXと9965WX CPUのベンチマークが実施され、フラッグシップのThreadripper PRO 9995WXがマルチスレッド性能で前モデルを完全に破壊した。
AMDの96コアCPU Threadripper PRO 9995WXが、PBO有効・消費電力840WのCinebench R23マルチコアテストで7995WXを駆逐、24コア9965WXもベンチ入り
島田ピークのフラッグシップThreadripper PRO 9995WXプロセッサーの最近のベンチマーク・リークから、我々はすでに、このプロセッサーが直接の前身であるThreadripper PRO 7995WXよりも明らかに高速であることを知っていた。
しかし、Geekbenchのようなベンチマークツールは、このような高コア数のプロセッサの真の実力を示さないため、9995WXがこのようなモンスターになるとは知らなかった。
Chiphell編集部のナポレオンが投稿したように、プロセッサのベンチマークツールとして有名なCinebench R23でThreadripper PRO 9995WXのマルチコア性能を明らかにした。
そのスコアは173,452点という驚異的なもので、7995WXの平均スコアと比較すると、マルチスレッド性能が60%も向上していることがわかる。
後者はノーマルクロックで10万点から11万点の間にとどまっており、9995WXがベンチマークされた正確なコアクロックはわからないが、デフォルトクロックでテストされたのであれば、これまでの世代アップの中でもトップクラスになるだろう。
しかし、ナポレオンの発言によれば、彼はPBOモードをフルに有効にし、消費電力は最大840Wに達したようだ。
フラッグシップに加え、Chiphellは24コア48スレッドのエントリーレベルAMD Ryzen Threadripper PRO 9965WXもテストした。
このチップはCinebench R23で60,336点を記録し、前モデルの7965WXに対してマルチスレッドのスコアが22%向上し、32コアのZen 4ベースのThreadripper 7975WXと肩を並べた。
これはPBOというより「デフォルト」側のようだが、PBOを有効にするとMTでも同様の向上が期待できる。
同フォーラムに掲載されたThreadripper 7000 CPUの詳細な技術分析を用いて、以下のスコアを表現した:
残念ながら、Ryzen Threadripper PRO 9995WXのシングルスレッド性能は写真では明らかにされておらず、Cinebench R23の結果はGeekbenchやPassMarkのようなツールの結果とは大きく異なるため、以前のリーク情報に基づいて推定することはできない。
9995WXが7995WXより改善された点は、アーキテクチャの改善やクロックの向上といった要因に依存することに留意すべきである。
両CPUのコア数は等しく96コア192スレッドであるため、AMDはメインストリームのZen 5 CPUと比較して、新しいチップではるかに高い利点を提供することに成功している。
というのも、Threadripper PRO 7995WXは窒素冷却と6,000 MHzを超えるクロック速度で200,000点の壁を破ることができるからだ。
Threadripper PRO 9995WXは、AMDが7月23日を公式保持の発売日として発表したように、数日中に販売開始されるため、おそらくそれ以上の性能を発揮し、すぐにチャートのトップになるはずだ。
AMD Threadripper 9000 CPUファミリーのスペック:
| CPU 名 | ファミリ | コア数/ スレッド数 |
ベース/ブースト クロック |
L3 キャッシュ |
サポート メモリ |
TDP | 価格(SEP) |
| Threadripper PRO 9995WX |
Threadripper PRO “Zen 5” |
96 / 192 | 2.5 / 5.4 GHz | 384 MB | 8ch DDR5-6400 | 350W | $11699 |
| Threadripper PRO 9985WX |
Threadripper PRO “Zen 5” |
64 / 128 | 3.2 / 5.4 GHz | 256 MB | 8ch DDR5-6400 | 350W | $7999 |
| Threadripper PRO 9975WX |
Threadripper PRO “Zen 5” |
32 / 64 | 4.0 / 5.4 GHz | 128 MB | 8ch DDR5-6400 | 350W | $4099 |
| Threadripper PRO 9965WX |
Threadripper PRO “Zen 5” |
24 / 48 | 4.2 / 5.4 GHz | 128 MB | 8ch DDR5-6400 | 350W | $2899 |
| Threadripper PRO 9955WX |
Threadripper PRO “Zen 5” |
16 / 32 | 4.5 / 5.4 GHz | 64 MB | 8ch DDR5-6400 | 350W | $1649 |
| Threadripper PRO 9945WX |
Threadripper PRO “Zen 5” |
12 / 24 | 4.7 / 5.4 GHz | 64 MB | 8ch DDR5-6400 | 350W | 未定 |
| Threadripper 9980X |
Ryzen Threadripper “Zen 5” |
64 / 128 | 3.2 / 5.4 GHz | 256 MB | 4ch DDR5-6400 | 350W | 未定 |
| Threadripper 9970X |
Ryzen Threadripper “Zen 5” |
32 / 64 | 4.0 / 5.4 GHz | 128 MB | 4ch DDR5-6400 | 350W | 未定 |
| Threadripper 9960X |
Ryzen Threadripper “Zen 5” |
24 / 48 | 4.2 / 5.4 GHz | 128 MB | 4ch DDR5-6400 | 350W | 未定 |
解説:
Threadripper Pro 9995WXのマルチ性能は7995WXの+60%増し
96コア192スレッドのモンスターCPU、Threadripper Pro 9995WXのマルチ性能はChinebench R23で172,453ptsで、7995WXの+60%増しになるようです。
1.5倍以上というとさすがに体感できるレベルだと思います。
私はあまりThreadripperに対して肯定的ではありませんが、Threadripper 5000シリーズの時に自作向けのリテール版がほぼ出回らなくなり、入手できなかったこと、ソケットが変更になったことなどThreadripper 5000シリーズから大幅にコスパが悪化したことが原因です。
今でも自作向けのXとワークステーション向けのWXでは、価格が大幅に異なり、フラッグシップである96コアモデルが存在しているのはWXのみです。
まあ、9995WXは日本での発売価格210万円ということでもはや一般人が購入するようなものではありませんが、ロマン仕様としてはありなのではないでしょう。
こちらはモデル全体としていささか現実味がなくなってしまったというのもあると思います。
これならば、単体でもかなりの実力を発揮するRTX Pro 6000の方がコスパがずっと良いと思います。
どんな自作パーツでもフラッグシップになればなるほどコスパが悪化していくのは周知の事実ですが、CPUに関して言えば、それが顕著だと思います。
弩級のマルチ性能、豊富なI/O、メモリ帯域など用途としてそれが必要であれば購入しても後悔はないと思いますが、そういった用途はごくわずかのように思います。
個人で必要とされるレベルではないでしょう。