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Intel Core Ultra 9 285K CPUは、エクストリームモードでCore i9-14900KSと比較して250Wで最大6%高速化

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IntelのCore Ultra 9 285Kの発売前ベンチマークが続々と発表され、最新のベンチマークでは、従来のフラッグシップモデルを上回るワットあたりの強力なパフォーマンスが示された。

Intel Core Ultra 9 285Kは250Wで、エクストリーム・モードのCore i9-14900KSより高速かつ低消費電力

IntelのCore Ultra 9 285Kは、Arrow Lake「Core Ultraシリーズ2」ラインナップのフラッグシップとなる予定で、このチップは今回、250Wの無制限消費電力プロファイルでベンチマークを実施し、前世代に対する効率改善とともに、素晴らしいマルチスレッディング性能の向上を示している。

新たにリークされたIntel Core Ultra 9 285K CPUのベンチマークは、ソーシャル・プラットフォームFacebook上のLê Duy Thanhによるものだ。

それによると、このCPUは無制限の250W電源プロファイルで動作し、Cinebench R23のマルチスレッドテスト内で動作していたという。

CPUはピーク温度76℃、平均温度59℃で動作しているのが確認できるが、これはCore i9-14900KやCore i9-14900KSがパフォーマンスやエクストリームの電源プランで動作する100℃を超える温度よりもはるかに低い。

どのような冷却が行われたのか、クロックが変更されたのかは不明だが、I_Leak_VNによれば、変更されたのは電源プロファイルと、クロックスピードの調整以外のいくつかのBIOSの微調整だけだという。

性能面では、Intel Core Ultra 9 285Kが45,563ポイントを獲得し、253W以上の「パフォーマンス」モードで動作するCore i9-14900Kより10%速く、エクストリーム・モードで300W以上の電力を消費するCore i9-14900KSより6%速い。

AMD Ryzen 9 9950Xは、同じベンチマークで253Wの消費電力モードで46,904ポイントを獲得し、トップに立った。9950Xは200Wでも非常に競争力がある。

 

 

このスコアが本当に印象的なのは、Intel Core Ultra 9 285KのCPUが24スレッドしか備えていないのに対し、Core i9-14900K、14900KS、AMD Ryzen 9 9950Xは32スレッドだからだ。

また、i9-14900Kと14900KSの動作クロックは、14900Kが最大6.0GHz、14900KSが6.2GHzであるのに対し、285Kのピーククロックは5.7GHzと、はるかに高い。

また、Raptor Lake CPUは非常に高温で多くの電力を消費していましたが、Arrow Lake CPUではこの両方の要因が修正・調整され、消費電力が188W低下し、温度が最大17℃低下しています。

Intel Core Ultra 9 285K CPUは10月24日に発売され、すでに予約注文が開始されている。

このCPUには、Core Ultra 7 265KとCore Ultra 5 245Kが搭載され、超高速メモリをサポートし、その他のI/Oと電力供給をアップグレードするZ890マザーボードもラインナップされる。

ソース:wccftech – Intel Core Ultra 9 285K CPU Is Up To 6% Faster at 250W Versus Core i9-14900KS At Extreme Mode

 

 

 

 

解説:

Intel起死回生の一手となるか?

自作リテール向けCore Ultra 200シリーズの新たな情報です。

Core Ultra 285Kはエクストリームモードで14900KSより6%高速とのこと。

今回のCore Ultra200シリーズはHTTが廃止されたこともあって前世代と比較して基本的にマルチスレッド性能ではぶっちぎりで速いということは無いようです。

エクストリームモードというのもあまり使われないのではないかという印象がありますね。

まあやはり、不具合が起きたばかりで怖いでしょうから。

自作リテール向けCore Ultra 200シリーズは2世代続くことが確定していますのである程度の性能がなければ陳腐化が激しいのではないかと思います。

AMDは来年にZen6が投入されるという情報はありません。

Zen4の時も無印とX3Dをほぼ同時期に出して、2年間販売し続けましたので、Intelとしても更新の必要性を感じていないのかもしれません。

※ ただし、TSMCの製造コストは自社Fabよりも高いようですので、Arrow Lake Refleshがキャンセルされた主要な理由はコストだと思います。

OC周りに関してはやはり多少の不安がありますが、Core Ultra 200シリーズが非常に優秀な製品であることは確かだと思います。

AMDも今年もAMD800シリーズでようやくUSB4の搭載を果たしましたが、USBやthunderboltといった高速接続ポートの実装に関してはIntelに一日の長があることは確かでしょう。

そういった面も含めて素晴らしい製品であることは確かでしょう。

 

 

 

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