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NVIDIA GeForce RTX 5090は、448ビットバスと28GB GDDR7メモリを搭載したGB202 GPUをカットダウンしています。

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NVIDIA GeForce RTX 5090グラフィックスカードは、最大28GB GDDR7メモリ用の448ビットバスインターフェイスを削減すると噂されています。

NVIDIA GeForce RTX 5090は、カットダウンされた448ビットバスインターフェースと28GB GDDR7メモリを搭載すると噂されている。

この新しい噂は、Chiphell ForumのメンバーであるPanzerlied氏によるもので、同氏は以前、512ビットのバスインターフェイスと、16個のGDDR7メモリモジュールを組み込んだ新しいPCB設計について述べていた。

最新の情報によれば、NVIDIA GeForce RTX 5090に搭載されるGB202 GPUは、GeForce RTX 4090のメモリ仕様よりもアップグレードされるものの、若干カットダウンされた構成になるとのことです。

NVIDIA GeForce RTX 5090グラフィックスカードは、完全に有効化された192 SMチップよりもコア数が少ない、カットダウンされたGB202 GPUを特徴とします。

このGPUはまた、448ビットのバスインターフェイスまたは最大28GBのGDDR7メモリ容量に対応する14個のモジュールを特徴とする、削減されたメモリ構成を特徴とします。

比較のため、GB202 GPUのフルバージョンは512ビットインターフェースを装備し、新しいPCBには最大16個のGDDR7メモリモジュールが搭載され、最大容量は32GBとなります。

NVIDIAはまた、当初から28Gbps GDDR7メモリモジュールを使用すると予想されているため、もし本当にそうであれば、448ビット構成で最大1568GB/秒の帯域幅が見られ、これはRTX 4090(384ビット@21Gbps)よりも56%高い帯域幅となる。

NVIDIA Blackwell「GB202」GPUの「暫定的」スペック:

GPU 名 GB202 AD102
GPC 12 (GPU毎)? 12 (GPU毎)
TPC 8 (GPC毎)? 6 (GPC毎)
SM 2 (TPC毎)? 2 ((TPC毎)
合計 SM数 192? 144
サブコア 未定 4 (SM毎)
FP32 128 (SM毎)? 128 (SM毎)
FP32+INT32 未定 128 (SM毎)
CUDA コア数 24,567? 18,432
Warp数 未定 64 (SM毎)
Thread数 未定 2048 (SM毎)
L1 キャッシュ 未定 192 KB
(SM毎)
L2 キャッシュ 未定 96 MB
(GPU毎)
ROP数 未定 32 (GPC毎)
標準メモリ GDDR7 GDDR6X
最大メモリ
バス幅
512-bit 384-bit
最大メモリ容量 32 GB 24 GB

512ビット・インターフェイスを採用した場合、GPUの帯域幅は最大1792GB/秒となり、熱、消費電力、コストのパラメータ内で実行可能な選択であるにもかかわらず、15%向上したことになる。

将来的には、512ビットと32GBのメモリをフルに搭載し、コア数を増やしたワークステーション向けグラフィックスカードが登場する可能性もある。

それでも、リテール版のRTX 5090がこれらの仕様を採用するかどうかは見守る必要がある。

  • GeForce RTX 5090(噂)- 448ビット(512ビットフルチップ)/14 GDDR7モジュール(16フル)/28 GB VRAM
  • GeForce RTX 4090(公式) – 384ビット(384ビットフルチップ)/ 12 GDDR6Xモジュール(12フル) 24 GB VRAM

NVIDIAのGeForce RTX 5090 GPUは、今年後半に発表される予定の次世代RTX 50「Blackwell」ゲーミングラインナップの中に含まれるはずだ。

このグラフィックスカードには、最初に小売店頭に並ぶと噂されているRTX 5080が発売され、数週間後にRTX 5090が続く。

NVIDIA GeForce RTX 5000 「Blackwell 」GPUラインナップ(暫定):

グラフィックス
カード
GPU 最大 GPU
SM数 / コア数
メモリ構成 TDP
GeForce
RTX 5090 Ti?
GB202 192 / 未定 512-bit
(GDDR7)
450W?
GeForce
RTX 5090?
GB202 未定 / 未定 448-bit
(GDDR7)
400W?
GeForce
RTX 5080 Ti?
GB202 未定 / 未定 384-bit
(GDDR7)
350W?
GeForce
RTX 5080?
GB203 96 / 未定 256-bit
(GDDR7)
320W?
GeForce
RTX 5070?
GB205 未定 192-bit
(GDDR7)
225W?
GeForce
RTX 5060 Ti?
GB206 未定 128-bit
(GDDR6?)
160W?
GeForce
RTX 5060
GB207 未定 128-bit
(GDDR6?)
120W?

ソース:wccftech – NVIDIA GeForce RTX 5090 To Feature Cut-Down GB202 GPU With 448-Bit Bus & 28 GB GDDR7 Memory

 

 

 

 

解説:

RTX5090は448bitメモリバス、28GBになる?

可能性は高いと思います。

古くはGTX1080TiやRTX2080Tiも352bit、11GBでした。

これはフルスペックだと384bit、12GBになるはずです。

そのため、512bitのメモリバスを448bitにして16Gbit(2GB)のメモリチップを2つ削って28GBにするのは十分ありうると思います。

こうすることによってカットダウンされたチップを思う存分使うことができて、フルシリコンの歩留まりが上がってきたら性能向上版の発売も見込めます。

初期のチップは相対的に歩留まりが悪いことが予想されますので、少しでも製品に使えるチップを増やし、コストを下げることが見込めるでしょう。

ちなみにGDDR7から製造されるといわれている24Gbit(3GB)メモリチップだと同様の形だと512bitに対して48GBのところが448bitだと42GBになることは注記しておきます。

実際のところAdaから大容量のキャッシュが設定され、メモリ速度の影響は相対的に小さくなっています。

Blackwellにもおそらく大容量キャッシュは設定されるでしょう。

そのため、メモリ速度の影響はそんなに大きくないことは予想されますが、こうした半導体製品の基本は可能な限りプロセッサの性能を生かせる高速なメモリを搭載することです。

RTX5090は非常に高価になることが予想されます。

その高価格を正当化するためにもできるだけ広帯域な設定で高速メモリを使い、製品としての完全性を目指すものと思います。

上の記事では28GBと書いてありますが、42GBの設定になる可能性もあるとわたくしは考えています。

その場合、価格は高くなるでしょう。

もとより、RTXxx90はそれ以下のモデルより非常に高価な設定になっています。

その高価格を正当化するために42GBになることも十分ありうると思います。

NVIDIAのサーバー向けGPUは利益率900%で、それでも飛ぶように売れています。

予算の少ないゲーマー製品は利益率が低く、NVIDIA的にはボランティアのような感じでしょう。

NVIDIAという企業の性質を考えると42GBにして少しでも単価を上げる可能性はあると思います。

 

 

 

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