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ATI Radeon HD 4870とHD 4850 GPUが発売されてから15年経った

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2008年6月に発売されたRadeon HD 4870 & 4850

想像もつかないが、Radeon RX 48×0シリーズは15周年を迎えている。

AMDは2008年に重要なGPUを発表した。55nmノードをベースとするRV770 GPUという形で洗練されたRV660アーキテクチャは、高価なGeForce GTX 280およびGTX 280シリーズでゲーマーをエンスージアストの領域に押しやっていたNVIDIAにとって頭痛の種だった。

2008年6月、AMDはRX770 XTまたはRV770 PRO GPUを搭載したHD 4870およびHD 4850と呼ばれる2つのモデルを発売した。

これらのグラフィックスカードは、9億5,600万トランジスタを搭載しており、Navi 31のような最新のGPUに比べて60倍以上少ない。

どちらのモデルも同じコア数で、800のシェーディングユニットと40のテクスチャユニット、16のラスターユニットを備えている。

512MBのGDDR5メモリを搭載し、各モデルとも256ビットのメモリバスを備えていた。

電力に関しては、最近のミドルレンジモデルに期待されるものに近く、110~160W TBPだった。さらに重要なのは、両カードとも当時は非常に手頃な価格で、希望小売価格は4870が299ドル、4850が199ドルだったことだ。

特にAMD Radeon HD 4850は素晴らしい価値で、ほとんどのベンチマークでGeForce 9000/8000シリーズを凌駕した。

実際、マルチGPU CrossFireリンクのおかげで、649ドルの次世代GeForce GTX 280シリーズと競合することができた。

これはComputerBaseが提供した新しいテストが示している。

AMDはHD 4800シリーズの人気が高まっていることにいち早く気づいていたことを付け加えておく。

AMDはわずか数カ月後、デュアルGPUオプションを搭載したHD 4870 X2とHD 4850 X2モデルの発売を決定した。

このシリーズは、2年前に買収されたにもかかわらず、依然としてATIのロゴを採用していた。

AMDがGPUブランドを完全に引き継いだのは、HD 6000シリーズからだった。

それから15年経った今、AMDとNVIDIAはまったく異なる、そしてはるかに高価な状況で競争している。

似たようなスペック(TDPと価格設定)のカードは、小さなNavi 33 GPUをベースにしたRadeon RX 7600だけだろう。

このGPUの演算能力は10.9 TFLOPsで、HD 4870の9倍以上だ。

AMD Radeon HD 4800シリーズ

Radeon
HD 3870
Radeon
HD 4870
Radeon
HD 4850
Radeon
RX 7900 XTX
GPU RV670 XT RV770 XT RV770 PRO Navi 31 XTX
製造プロセス 55 nm 55 nm 55 nm TSMC N5/N6
トランジスタ数 6億6,600万 9億5,600万 9億5,600万 580億
コア数 320 800 800 6144
TMU数 16 40 40 382
ROP数 16 16 16 192
最大GPU
クロック
777 MHz 750 MHz 625 MHz 2500 MHz
メモリ
クロック
1126 MHz 900 MHz 993 MHz 2500 MHz
メモリ構成 512MB G4
256-bit
512MB G5
256-bit
512MB G3
256-bit
24GB G6
384-bit
メモリ帯域幅 72 GB/s 115 GB/s 64 GB/s 960 GB/s
インター
フェイス
PCIe 2.0 x16 PCIe 2.0 x16 PCIe 2.0 x16 PCIe 4.0 x16
CrossFire 4-Way Crossfire 4-Way Crossfire 4-Way Crossfire
TDP 106 W 160 W 110 W 355 W
補助電源端子 6-pin x1 6-pin x2 6-pin x1 8-pin x2
発売日 2007/11/19 2008/06/25 2008/06/25 2022/12/13
希望小売価格 $269 $299 $199 $999

ソース:Videocardz.com – ATI Radeon HD 4870 and HD 4850 GPUs were released 15 years ago

 

 

 

 

解説:

Radeon HD4800シリーズが話題に上っていたので取り上げてみました。

なぜ20周年でも10周年でもなく、このタイミングで取り上げられたのかは不明ですが、ATiの名前が最後に残ったモデルだからなのかもしれません。

当時は今よりもまだRadeonとGeforceの力が拮抗していました。

こういう記事はR.I.Pのモノローグのようで個人的にはあまり好きにはなれません。(苦笑。

当時と違い今はゲームのみならず様々な用途にGPUが使われるようになってソフトウェアのサポートが非常に重要になりました。

逆に言えば、昔は性能で勝ってさえいれば、簡単にシェアを逆転できたということです。

また、隔絶した2つの世代を比較すると、メモリの帯域幅と性能の関係がよくわかるのではないかと思います。

バス幅はそうでもありませんが、帯域幅も大幅に増えています。

メモリからGPUへの転送速度がある意味、性能を規定しているというのがよくわかるのではないでしょうか。

近年ではインフィニティキャッシュのような大容量キャッシュが搭載されたことによって見かけ上のメモリ帯域が大幅に向上して、少しわかりにくくなってしまいました。

GPUは同じ回路を並列に動作させて性能を稼ぐという仕組み上、最も製造技術の恩恵を受けやすい製品ですが、15年の進歩を感じる性能となっています。

 

 

 

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