AMD Radeon RX 7600 nonXT のスペックがリークされました。
NVIDIAがRTX 4060シリーズを発表する今日、AMDのRadeon RX 7600 GPUの “対応 “を示すリークがあった。
送られてきたGPU-Zのデータを見ると、ほぼすべての重要な情報が示されています。
しかし、ソフトウェアはまだグラフィックカードを正式にサポートしていませんが、Navi 33のサポートはすでにRadeon RX 7700/7600 mobileシリーズで導入されています。
このことは、ソフトウェアがカードを認識しないかもしれないが、すでに正しいGPUスペックを示していることを意味する。
RX 7600は、32個のCompute Unitと2048個のStream Processorを持つNavi 33 XL GPUを搭載していることが確認されています。
このカードは、128ビットバスにまたがる8GB GDDR6メモリを搭載しています。興味深いことに、このモデルはGeForce RTX 4060 Tiと同じメモリ仕様で、どちらのカードも最大帯域幅は288GB/sと同じになるそうです。
このカードは、RTX 4060シリーズと同様に、PCIeインターフェイスをGen4と8レーンに限定している。
クロックについては、GPU-Zソフトウェアで、ベースクロック、ゲームクロック、ブーストクロックがそれぞれ1720、2250、2655MHzであると報告されています。
実際の使用では、GPUクロックは2.85GHzまで上がると言われています。
AMDは、5月25日にGPU「Radeon RX 7600 nonXT」の発売を予定している。
このカードが「XL」GPUモデルを使用しているという事実は、RX 7600 XTのための「Navi 33 XT」が後に登場するかもしれないことを強く示唆しており、より多くのメモリを搭載するかも?
AMD Radeon RX 7000の仕様について
Radeon RX 7600 | RX 6650 XT | RX 6600 XT | RX 6600 | |
アーキテクチャー | RDNA3 (TSMC N6) |
RDNA2 (TSMC N7) |
RDNA2 (TSMC N7) |
RDNA2 (TSMC N7) |
GPU | Navi 33 XL | Navi 23 KXT | Navi 23 XT | Navi 23 XL |
GPUクラスタ数 | 32 CU | 32 CU | 32 CU | 28 CU |
FP32コア数 | 2,048 | 2,048 | 2,048 | 1,792 |
ベースクロック | 1720 MHz | 2055 MHz | 1968 MHz | 1626 MHz |
ゲームクロック | 2250 MHz | 2410 MHz | 2359 MHz | 2044 MHz |
ブーストクロック | 2655 MHz | 2635 MHz | 2589 MHz | 2491 MHz |
メモリ容量 ・種類 |
8GB G6 | 8GB G6 | 8GB G6 | 8GB G6 |
メモリバス幅 | 128-bit | 128-bit | 128-bit | 128-bit |
メモリ速度 | 18 Gbps | 17.5 Gbps | 16.0 Gbps | 14.0 Gbps |
メモリ帯域幅 | 288 GB/s | 280 GB/s | 256 GB/s | 224 GB/s |
消費電力 | 不明 | 180W | 160W | 132W |
補助電源 コネクタ |
8-pin x1 | 8-pin x1 | 8-pin x1 | 8-pin x1 |
PCIe インターフェイス |
Gen4 x8 | Gen4 x8 | Gen4 x8 | Gen4 x8 |
希望小売価格 | 不明 | $399 | $379 | $329 |
発売日 | 2023/05/25 | 2022/05/10 | 2021/08/11 | 2021/10/13 |
解説:
RX7600無印のスペックがリーク
元記事の文中にはこうあります。
「Navi 33 XT」が後に登場するかもしれない
確かにこの可能性もありますが、モバイル専用に使われる可能性もあるので半々といった感じですね。
SP数は2048ですが、RDNA3になってから、演算器の数が倍増しています。
この辺が性能にどのくらい影響を与えているかですね。
同様にコア数が倍増したAmpereではFP32演算性能の割にはゲーム性能が奮わなくなりましたので、増えた演算器の数がリニアにゲーム性能に影響を与えるということは無いと思います。(あれば倍で表記していると思います)
RDNA2はTSMC7nmで、元々かなりクロックが高めでしたので、クロック自体は変わっていません。
あとは、アーキテクチャーが進歩した部分がどのくらい影響を及ぼすかと言ったところです。
このあたりは元々優れた製造プロセスを使っていただけにRDNA2からのインパクトと言う部分では若干弱いです。
Samsung8nmから大幅に進歩したRTX4000シリーズのインパクトは絶大でしたが、RDNA3も後れを取ることが無いように期待しています。