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NVIDIAのGeForce RTX 3090 Tiは、リーク情報通り、ほぼ「RTX 3090 SUPER」として発売された

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NVIDIAのGeForce RTX 3090 Tiは、ラインナップのフラッグシップであることを考えると興味深いグラフィックスカードだが、その裏側はそれだけではない。

NVIDIA GeForce RTX 3090 SUPERのリークから、グリーンチームが直前でフラッグシップグラフィックスカードを変更したことが判明

NGA.178 Forumsのリークでは、NVIDIAのフラッグシップGeForce RTX 3090 Tiグラフィックスカードと同じデザインとスペックを持つNVIDIA GeForce RTX 3090 SUPERグラフィックスカードが紹介されています。

唯一の大きな違いは、RTX 20 “SUPER “シリーズのラインナップにのみ使用されていたことが分かっているブランディングです。

NVIDIA GeForce RTX 3090 SUPER グラフィックスカードの画像です:

ユーザーによると、このカードはRTX 3090シリーズと同じトリプルスロットのFounders Editionの巨体だが、デザインはメタルフレームにやや純黒の配色で、ファンもRTX 3090 Tiに搭載されているものと比較して異なっているとのことである。

GPU-zによれば、このカードはRTX 3090 Tiとして、10752個のCUDAコア、1860MHzのブースト速度、384bitバスで21Gbpsで動作する24GB GDDR6X VRAM、合計1008.4GB/sのバンド幅という同じ仕様になっているという。

また、このカードはRTX 3090 Ti Founders Editionと同じBIOSバージョンなので、クーラーとSUPER モデルのブランディング以外に違いはほぼない。

このようなレアなハードウェア製品が多い中国の闇市場で、ユーザーが入手に成功した初期のエンジニアリングサンプルの1つである可能性がありそうだ。

同じようなレア製品として、NVIDIA GeForce RTX 3080 20GBもありますが、こちらは数量限定で生産されたもので、このユーザーによって発見されたものです。

https://twitter.com/Zed__Wang/status/1566440608515760128?ref_src=twsrc%5Etfw

このカードが「RTX 3090 Ti」ではなくNVIDIA「GeForce RTX 3090 SUPER」とタイトルされているのは、グリーンチームがこのカードを真のフラッグシップと考え「SUPER」ラインでのブランド化を計画していた時期があったが、最後に「Ti」ブランドで行くことに決めたことを示すのかもしれません。

GeForce RTX 3090 Tiは、2020年にリークされた最初のAmpereグラフィックスカードの1つであり、CES 2022で最終的に発表された後も、カードは3月末に延期された大きな遅延を見たことが分かっています。

NVIDIA GeForce RTX 3090 Tiは、希望小売価格1999ドルで発売されましたが、現在、店頭でわずか1099ドルで販売され、GPU市場で起こっている価格削減を考えると、すぐに1000ドルを下回ることになります。

ソース:wccftech – NVIDIA’s GeForce RTX 3090 Ti Almost Launched As The RTX 3090 SUPER As Leak Reveals

 

 

 

解説:

RTX3090SUPERとは何者か?

今の時期に話が出ているので、在庫処分用のブランドでも作ったのかと思ったのですが、どうもRTX3090Tiは当初SUPERと言う名前を使う予定だったということのようです。

恐らく、マイニング特需とIntelの新製品やAMDのRDNA2の性能向上などによって、Turingの時のように綺麗に時期を揃えて更新することが出来なくなったので、「Ti」モデルの名前を使ったのだと思います。

私の理解では

Ti=価格も性能も元のモデルより優れており、無印モデルより明らかにグレードが上で、当初のラインナップに加わっていることもある。

SUPER=無印モデルの半年から1年後に発売、価格は無印モデルより高くなることもあるが、一つ上のモデルと比較するとかなり安価。一つ上のモデルに近い性能になるが、CUDAコア数は若干少なく、メモリ速度が上げられる傾向にある。

このように理解しています。SUPERモデルの場合、例を挙げるとRTX2060SUPERは価格はRTX2060無印より高いですが、性能はRTX2070に近いので結果としてRTX2070の値下げモデルという扱いになります。

「Ti」にはこうした、明らかに上位のモデルを値下げしたという印象はありません。

ポイントはあくまで印象であって、カッチリ決まっているわけではないところです。

SUPERモデルは実質的な上位モデルの値下げですが、無印モデルの末尾にSUPERを付けることによって値下げであることを感じさせないためのブランドと言った印象です。

Ampereはモデルによって発売時期が二転三転したり、予定の変更が多かったので、SUPERのブランドは使いにくかったのではないかと思います。

今後、SUPERのブランドが使われるのかどうか迄ははっきりしません。

工場もTSMCに戻りますし、マイニング特需も終わったので、今後はある程度予定通りに進められる可能性もあるため、RTX4000シリーズではまた復活するかもしれませんね。

その前に、在庫処分だと思いますが・・・・(苦笑。

 

 

 

 

 

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