9/3/2022 6:33 PM GMT+5 更新:グラフィック ID のヘックスコードを Arc ブランドの SKU と誤って解釈していた誤りを修正しました。ご指摘いただいた@Komachi_Ensaka氏と@Videocardz氏に感謝します。
というわけで、今日も読者の皆様に更新情報をお届けします。Intelの次期第13世代CPUのラインナップをざっと紹介します。
Intelは9月27日にRaptor Lakeを発表し、10月20日にSales Embargoを解除する予定です。
日程はIntelの意向で多少動くかもしれないが、仕様はほぼ決まっている(多少のクロックレートの上下を除けば)。Raptor LakeはIntelの非常に興味深いアップデートになりそうで、私が聞いたところでは、この世代のパフォーマンスの王座を占めることになりそうです。
Raptorを解き放つインテル。Core i9 13900kフラッグシップは24コア(8+16)、5.5GHzオールPコアターボ、統合GPU「A780h」搭載へ
Intelは今回の発表に際して、合計14のSKUを用意している。まず6つのバニラSKUがありますね。Core i9 13900k, Core i7 13700K, Core i5 13600k, Core i9 13900, Core i7 13700, Core i5 13400の6種類だ。このうち5つのSKUは、デバイスIDがA780hの統合型グラフィックスを搭載し、32EU、クロックは1.6GHz~1.55GHzの範囲で動作する。
Intelは、KシリーズCPUの統合GPUをオーバークロックする機能を提供している。
Core i5 13400は、今回のCPUの中で唯一、統合GPUが異なり、デバイスIDはA782h、エンジンは24EU、クロックは1.55GHzとカットダウンされている。
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TDPはKシリーズが125W、Kシリーズ以外が65W(ただし、上限がない限りターボ時の消費電力は125Wを大幅に上回る)で、クロック構成は24コアから10コアまでのラインナップとなっている。
フラッグシップのCore i9 13900KはPコア8個、Eコア16個で、Core i5 13400はPコア6個、Eコア4個。このラインナップのCPUのうち、5つが3200MHzまでのDDR4メモリ、5600MHzまでのDDR5メモリをサポートする。
Core i3は4800MHzまでのDDR5しかサポートしていません。もちろんIMC OCにも対応しているので、いずれももっと高いクロックのメモリを使用することができます。
Core i9 13900Kのキャッシュサイズは36MB、Core i5 13400のキャッシュサイズは20MB。ソケットはLGA1700で、Core i7 13700とCore i5 13400を除くすべてのSKUでECCがサポートされている。
正確なコアの内訳とクロックの段階は、以下の表のとおりです。
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次に、統合GPUを搭載していない(したがって価格も若干安くなる)KFシリーズとFシリーズのCPUを紹介します。
すべてのFシリーズSKUは、iGPUの削除とECCサポートの削除を除いて、基本的に非Fの対応製品と同じです。
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最後に、インテルの低消費電力型CPUであるTシリーズを紹介します。Core i9 13900TとCore i7 13700Tは、ベースTDPが35Wと低く、エンタープライズ・アプリケーション向けに設計されています。
そのため、両者ともECCをサポートし、iGPUを搭載しています。
TDPの低下によりクロックはやや控えめで、GPU OCのサポートはない。
興味深いことに、iGPUのクロックは両SKUとも1.6GHzで、Core i9 13900Tにはアダプティブ・ブーストが搭載されている。
最初の性能テストでは、Intelは、この世代で性能の王座を占めるべき絶対的な獣のようなCPUを手にした勝利の製品であることが明らかになりました。
しかし、前世代と同様に、TDPの数値は、バースト時のワット数が記載値より大幅に高くなるため、誤解を招く可能性があります。このフラッグシップCPUは、PL1に落ち着くまで、ベースTDPの最大2倍のターボTDPまで簡単に達します。
また、ほぼ同時期にAMDも第7世代Ryzen CPUを発売するため、Intelの価格競争力は非常に高いと予想されます。
どちらの陣営にせよ、これまで我慢していた人はアップグレードの絶好のチャンスと言えるでしょう。
解説:
RapttorLakeのラインナップと情報解禁日がリーク
RaptorLakeの詳細スペックがリークされています。
13900K/KFはPコア2コアまでのターボが5.8GHzとかなりハイクロックでさらに2コアまでと言うのはちょっと驚きです。
Pコア8コアまでのターボクロックも5.5GHzとおおよそ想像を超えるようなクロックで本当に驚きました。
AMDのRyzen7000シリーズのフラッグシップ7950Xも毎日様々な情報が飛び交い、私もそのたびに一喜一憂していますので、感情の波を抑えるのが大変ですが(苦笑、今回の情報を見るとやはり、Intelやや優勢なのではないかと思います。
もちろん、爆熱の情報の後にそれを否定する情報が流れましたので、Zen4もかなり期待できると今は考えていますが、それを差し引いても、Raptorはちょっと驚きのスペックです。
1コアではなく、2コアまで5.8GHzってことは結構5.8GHzを維持できる場面が多いということだと思います。
これはちょっとすごいですね。
13400のグラフィックIDがA782hとなっていますので、またCore i5は別ダイから製品を取ることになるんですかね。
元記事ではカットダウンされているとあります、Extended CPU IDも同じなので、KつきとCore i9/i7とCore i5が同一ダイをカットダウンして使うように見えます。
今までの例から考えるとCore i5の無印は上位のモデルと一緒のダイではないと思います。
9/27公式告知で10/20発売解禁日と言うのは従来の情報通りです。
13900無印もPコアが最高5.6GHzまで回るということで本当に凄いですね。
前々から指摘していますが、AD102のRTX4090/Tiを購入予定の方は65W版の無印CPUを買った方が良いかもしれません。
800Wとか900Wとか物騒な消費電力と言われていますので、300W近い消費電力をCPUのみに使うのはちょっともったいないという感じです。
GPUが900WのTDPだと250WのCPU消費電力だと1050Wとなり1200WのATX電源が必要になります。
残りのマージンが150Wだとかなり心もとないかなと思います。
次世代のGPUを使うならばこうしたことも考えていかないといけないでしょうね。
こんな時代が来るとは驚きです。