サファイア Radeon 6700 Pulse
SapphireがRadeon 6700を発表してからわずか1週間で、この新しいグラフィックカードはすでに小売店を通じて販売されています。
MegaSizeGPUがSapphire Radeon 6700 Pulseの実写を掲載した。これはRXやXTの名称がないNavi-22ベースの新モデルで、技術的にはRDNA2デスクトップシリーズでは初となる。
このグラフィックスカードはAMDの公式発表がなく、今のところSapphireからしか発売されていない。
RXのブランド名がないことから、そのように宣伝されてはいるが、典型的なゲーミングカードではないことを示唆しているのかもしれない。
Sapphire Radeon 6700 PULSE、ソース:MegaSizeGPU
このグラフィックカードは、すでにGPU-Zソフトウェアでサポートされており、おそらく新しいドライバでもサポートされています。
22.3.1ドライバと互換性があるようだ。GPU-Zでは、2304 Stream Processors、144 Texture Units、64 ROPsを搭載していることが確認されている。
さらに、160bitのメモリバスで動作する10GB GDDR6という珍しいメモリ構成であることも確認できた。
なお、カードのGPUブーストクロックは2450MHzで、Sapphireが公式に記載している2495MHzよりも低いとされる。
Sapphire Radeon 6700 PULSE, ソース MegaSizeGPU
興味深いことに、Sapphire Radeon 6700は、同じ会社から販売されているBC-2235マイニングカードとほぼ同じスペックを持っています。
RXの名称がなく、AMD BlockChainシリーズと同様のスペックであることから、Sapphireは、最近の暗号通貨暴落の後、意外にも買い手がつかなかったマイニングカードを販売しているだけなのかもしれません。
AMD Radeon RX 6000 シリーズ
GPU | ストリーム プロセッサー |
メモリ容量 ・種類 |
メモリ速度 | TBP | 小売価格 | |
RX 6950 XT | 7nm Navi 21 KXTX |
5,120 | 16GB G6 256b | 18 Gbps | 335W | 1099 USD |
RX 6900 XT LC | 7nm Navi 21 XTXH |
5,120 | 16GB G6 256b | 18 Gbps | 330W | OEM |
RX 6900 XT | 7nm Navi 21 XTX |
5,120 | 16GB G6 256b | 16 Gbps | 300W | 999 USD |
RX 6800 XT | 7nm Navi 21 XT |
4,608 | 16GB G6 256b | 16 Gbps | 300W | 649 USD |
RX 6800 | 7nm Navi 21 XL |
3,840 | 16GB G6 256b | 16 Gbps | 250W | 579 USD |
RX 6750 XT | 7nm Navi 22 XT |
2,560 | 12GB G6 192b | 18 Gbps | 250W | 549 USD |
RX 6700 XT | 7nm Navi 22 XT |
2,560 | 12GB G6 192b | 16 Gbps | 230W | 479 USD |
6700 | 7nm Navi 22 XL |
2,304 | 10GB G6 160b | 16 Gbps | 220W | 不明 |
RX 6650 XT | 7nm Navi 23 XT |
2,048 | 8GB G6 128b | 17.5 Gbps | 180W | 399 USD |
RX 6600 XT | 7nm Navi 23 XT |
2,048 | 8GB G6 128b | 16 Gbps | 160W | 379 USD |
RX 6600 | 7nm Navi 23 XL |
1,792 | 8GB G6 128b | 14 Gbps | 132W | 329 USD |
RX 6500 XT | 6nm Navi 24 XT |
1,024 | 4GB G6 64b | 18 Gbps | 107W | 199 USD |
RX 6400 | 6nm Navi 24 XL |
768 | 4GB G6 64b | 16 Gbps | 53W | 159 USD |
ソース:Videocardz.com – Sapphire Radeon 6700 graphics card (without RX or XT) has been spotted in the wild
解説:
以前にもお伝えしたRadeon 6700の記事です。
以前はRadeon RX6700無印としてお伝えしましたが、どうも違うようで、Radeon 6700が正しいようです。
原文ではそうなっていたのですが、RX6700無印が正しいと思ってわざわざ訂正したのですが、どうもコイツはRX6000シリーズではないようです。
ではコイツの正体は何かと言うとマイニング用GPU BC-2235の余りものらしいです。
うーん・・・。
正直、マイニングで売れなくなった残り物をいまさらゲーマーに在庫処分で売りつけてくるのはやめてほしいと思います。
「仕方ないからお前らにも売ってやるぜオラ、ありがたく思え」ってことなんですかねえ。
確かに世の中金を出す方が強いのは理解できますが、露骨過ぎて気分悪くなりますね。
当サイトを見ている方はさすがに次世代GPUの発売が迫っていることをわかっていると思うのでこうしたものに引っかかる方は少ないと思いますが・・・。
次世代製品はマイナーが発売日前に高値でかっさらっていくという海賊のような行為はしない(できない)と思いますので、かなり入手しやすくなると思います。
あと半年もすれば次世代のGPUが発売されるこの時期に残っているGPUなんて売りつけられても腹が立つだけで何にもならないというのが感想です。
GPUは金融商品らしいので、金融関連で処分してほしいですね(苦笑。
結局、発売されると言われていたRadeon RX6700無印が発売されなかったのはマイニング用として流されていたからと言うのが正解だったということのようです。
腹立つなあ。