Intel第13世代Coreは10月に発売?
Bilibiliで、有名なリーカー兼レビュアーのEnthusiastic Citizenが、”ECSM_Official “という名前で、今年のIntelとAMDの複数のプラットフォームの発売スケジュールの噂を投稿しています。
この噂は、Sapphire RapidsとRaptor Lakeとして知られる次期Intel HEDTとコンシューマ向けシリーズを対象としています。
興味深いことに、それは両方がAlder Lakeの後にほぼ正確に一年であろう、この10月に起動するように設定されていると主張している。
一方、IntelのHEDTプラットフォームは、長い間更新されていませんでした。
この噂と以前に共有したことから判断すると、前世代とは異なる方向の製品になるでしょう。
※ 画像をクリックすると別Window・タブで開きます。
Intel第13世代Coreの発売スケジュール(翻訳)、ソース:ECSM_Official
注目すべきは、これらはCore-Xシリーズとしてではなく、Xeon W3400/2400として販売されるため、おそらくThreadripper PROと同じ一般消費者をターゲットにしていることでしょう。
メインストリームシリーズがより多くのコアを搭載し、さらに高度なマザーボードを手に入れるにつれ、電力と接続性オプションを増やした高コア数のCPUを提供するインセンティブは徐々に薄れてきているのです。
第13世代Core Raptor Lakeは、既存のマザーボードに対応しつつ、新しいハイエンドプラットフォーム「Z790」にも対応し、10月に登場すると言われている。
この噂では、来年にはH770やB760シリーズを含む新しい700マザーボードシリーズが発売されるとされています。
第12世代Coreシリーズとほぼ同様の発売スケジュールが採用されていることから、KシリーズCPUがいち早く発売されると推測される。
インテル・メインストリーム・デスクトップCPUロードマップ (噂):
第12世代 Alder Lake-S |
第13世代 Raptor Lake-S |
第14世代 Meteor Lake-S |
|
発売時期 | 2021/11 | 2022/10 (?) | 2024 (デスクトップ) |
製造プロセス | Intel 7 (10nm) | Intel 7 (10nm) | Intel 4 (7nm) |
ビッグコア マイクロ アーキテクチャー |
Golden Cove | Raptor Cove | Redwood Cove |
スモールコア マイクロ アーキテクチャー |
Gracemont | Gracemont | Crestmont |
グラフィック マイクロ アーキテクチャー |
Gen12.2 | Gen12.2 | Gen 12.7 |
最大コア数 | 16 (8C+8c) | 24 (8C+16c) | TBC |
最大L2 キャッシュ |
1.25MB x8 (big) + 2MB x2 (small) |
2MB x8 (big) + 4MB x4 (small) |
2MB x? (big) + 3MB x? (small) |
最大L3 キャッシュ |
30MB | 36MB | 不明 |
全キャッシュ 容量 (L2+L3) (最大) |
44MB | 68MB | 不明 |
ソケット | LGA1700 | LGA1700 | 不明 |
サポート メモリ |
DDR4/DDR5-4800 | DDR4/DDR5-5600 | DDR5 |
PCIe世代 | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 |
解説:
Raptorlakeは10月に登場か?
Raptorlakeは10月に登場する予定のようです。
またThreadripperによってトドメを刺されてしまったIntelのHEDTプラットフォームも復活するようですね。
現在当のThreadripperも生産の問題で市場に製品を供給できない状態にあるのは皮肉な話です。
復活後のIntelのHEDTは以前とは違った方向性になると書いてありますので、サーバー向けとほぼ同じ製品になるのでしょうか。
この辺はまだはっきりと確定できないところです。
復活前のCore-Xシリーズはサーバー製品と比較すると明らかに仕様が劣ってて、劣化Xeonであることを叩かれていましたから、この辺は抜本的に変えるのかもしれません。
GoldenCoveは単一コアで盛っていくと排熱の関係でクロックが上げられずデスクトップ向けの製品としてはパッとしない性能になってしまう可能性が高いため、Threadripperと良い勝負になるのではないかと思います。
デスクトップでAMDを圧倒しているのはあくまでもハイブリッド前提です。
ハイブリッドはサーバーのようにちゃんと使うマルチスレッド性能が要求される用途には向きません。
ある意味、マルチスレッド性能をちゃんと使う要求が低いから成立しているのでしょうね。
面白いのはMeteorLakeがやはり以前コメントでいただいた通り、デスクトップは2024年になっているところです。
Intelは凄い企業だと思いますが、そのIntelをしても1年未満で次々と製品を更新するような無茶はそう長くは続けられないということのようです。
これでZen5が登場するまでの間隙を埋められる可能性が出てきたということになります。