Nintendo SwitchがAMD FSRをサポート
ツイッターユーザーの@NWPlayerが発見したようですが、Nintendo Switch Sportsと言うゲームに将来的に使われるのではないかとと言われています。
https://twitter.com/NWPlayer123/status/1493811797673054211?ref_src=twsrc%5Etfw
翻訳
Nintendo Switch Sportsから興味深いライセンスを見つけ、FidelityFX Super Resolution(FSR)をリストしています
https://twitter.com/NWPlayer123/status/1493815991444414465
翻訳
FSRは、NVIDIAのDLSS(Deep Learning Super Sampling)に代わるもので、、ゲームごとにFSRを実装する必要がある場合を除き、ニューラルネットワークを使用して低解像度でレンダリングし、高フレームレートでアップスケールします。
https://twitter.com/NWPlayer123/status/1493874742885027840
翻訳
注:任天堂はFSRをグラフィック/ライティング用の「agl」ライブラリに追加しただけのようで、サードパーティは利用できません。
また、FSRは機械学習のデータを使っているわけではなく、単に非常に凝ったアルゴリズムであることも、撤回します。
技術的な詳細については、次のリンクが参考になります。
一連のツイートを見ると、任天堂が用意しているライティング用のライブラリに追加されただけのようですが、nVidiaのSoCにAMDの技術が使われるというのは何か皮肉な話に聞こえます。
FSRはnVidiaのDLSSに対抗するものとして一時期話題を集めましたが、DLSSと違ってスーパーコンピューターで作成した中間データを必要としない単なるシャープネスフィルタの一種と言うことが知られています。
DLSSはTensorコアが必要になりますが、FSRは必要ないため、旧型や他社製のGPUでも実行可能です。
nVidiaも同様の技術であるNISをオープンソースで公開しましたが、それにも関わらず、FSRを使用しているのはFSRのほうが使いやすいからと言うことのようですね。
何かnVidiaにとってはちょっと屈辱的な話に聞こえます。
オープンソースと言えば種類がいくつかありますが、商用利用に当たっては不可だったり様々な問題があるライセンス条項になっていることが多いですが、AMDのFSRはオープンソースのMITライセンスで公開され、こちらは、商用利用も問題なく出来ます。
Switchのライバルと言われるSteamDeckを発売しているValve社はSteamDeckのFSRをGamescopeを通じてすべてのゲームで利用できるようにしています。
Nintendo Switchは4Kモードを持つ新型が発売されるとずっと言われてきました。
また、4KモードにはDLSSが使われれると噂されてきました。
残念ながら2021年に発売された新型は有機EL搭載はしましたが、スペックは従来のモデルと変わりませんでした。
この有機EL Switchは旧モデルと同じく数世代前のSoCであるTegraX1が搭載され、iGPUには256CUDAコアのMaxwellアーキテクチャーを搭載しています。
MaxwellはGeforce 900シリーズと同世代ですから、どれほど旧世代なのかがよくわかるでしょう。
参考:Nintendo Switch OLED、10月8日発売、価格は350米ドル
上の記事の解説にもある通り、初代Switchの発売が2017年、任天堂の据え置き機の更新周期が5-6年なのでその例に倣うと次のフルモデルチェンジは今年(2022年)か来年(2023年)と言うことになります。
なお、携帯機のモデルチェンジは複雑でわかりにくいので、Switchは携帯機と据え置き機の中間と言うことで、据え置き機の更新周期を参考にしています。
Nintendo Switch Sportは、サッカー、バレーバク、ボウリング、テニス、バドミントン、チャンバラなどのゲームセットで、すべてNintendo Joy-Conコントローラを使用すします。
このゲームはまだ発売されていませんが、まもなくオンラインプレイテストを開始します(2月19日)。
発売は4月29日を予定しています。