IntelのCore i7-12700Kは、Puget Systemのベンチマークデータベースにも掲載されており、DDR4メモリをサポートするGigabyte Z690マザーボード上で動作していました。
Intel Core i7-12700K CPUがDDR4メモリ対応のGigabyte Z690 UD AXマザーボードでベンチマークを実施
Core i7-12700Kは、After Effects、Premiere Pro、Photoshopの各スイートを含む3つのベンチマークテストでテストされました。
このベンチマークで興味深いのは、マザーボードにDDR4メモリを採用している点です。
合計128GBのDDR4-3200システムメモリーと、NVIDIA GeForce RTX 3070グラフィックスカードを搭載し、Windows 11 OSでテストを行いました。
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Intel Core i7-12700K CPUの仕様
Intel Core i7-12700K CPUは、Golden Coveコアを8個提供しますが、Gracemontコアを4個に削減します。
これにより、合計で12コア(8+4)、20スレッド(16+4)となります。Pコア(Golden Cove)は基本周波数3.6GHz、最大ブースト周波数は1~2コア時に最大5.0GHz、全コア時に4.7GHzで動作し、Eコア(Gracemont)は1~4コア時に3.8GHz、全コア時に最大3.6GHzで動作します。
また、25MBのL3キャッシュを搭載し、TDP値は125W(PL1)および228W(PL2)を維持しています。
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性能面では、これらのテストスイート内のワークロードの一部がGPUに依存しているため、異なるCPU間で一概に比較することはできません。
同じベンチマークでテストされたインテル12700Kは、すでにWindows 10 OSでテストされています。
Intel Core i7-12700KのAfter Effectsベンチマークでのスコアは1565ポイントで、12900Kよりも5%低いものの、Core i9-11900Kよりも11%向上しています。
その他のベンチマークでは、Premiere Proで1114ポイント、Photoshopで1244ポイントを獲得しました。
Intel社のAlder LakeデスクトップCPUは、DDR5とDDR4の両方のメモリコントローラを搭載し、600シリーズのマザーボードにはDDR5/DDR4に対応したオプションが用意されています。
ハイエンドのマザーボードはDDR5を維持し、よりメインストリームの製品ではDDR4のサポートも開放されます。
Intel Alder LakeのCPUラインアップは、それぞれのZ690プラットフォームやDDR5メモリーキットとともに11月に発売される予定です。
解説:
Core i7-12700KのDDR4ベンチマークがリーク
Ryzenよりも勝っているとされるAlder Lakeですが、どうもそれは僅差のようで、ベンチマークによって勝ったり負けたりと言うのが実情のようです。
今回、DDR4でのベンチマークがリークしましたが、非常に興味深い結果となっています。
Core i9-12900Kとの差を見ると、演算性能のみ(内蔵GPUを使わない場合)のベンチマークではDDR4でもあまり差はないというのが実態のようですね。
もちろんメモリの速度も影響するゲームのFPSでは差が付く可能性が高いです。
差が付くのはRaptorLake(24コア32スレッド)くらいからになるんですかね。
DDR5になるのは帯域だけではなく、消費電力も関係がありますので一概に意味が無いとは言えませんが、現時点ではあまり差は付かないと考えてよいと思います。
今回のAlderLakeのマザーボードラインナップを見るとIntelはDDR5の普及にあまり積極的ではないように見えますが、ベンチマークの結果を見ると、なるほど納得です。