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インテルのCEO。AMDは堅実な仕事をしてきたが、コンシューマー向けCPUのAlder Lakeとサーバー向けCPUのSapphire Rapidsで彼らのリードは「終わった」。

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インテル社のCEOであるパット・ゲルシンガー氏は、CRNとのインタビューの中で、Alder LakeとSapphire Rapids CPUのリリースにより、AMDのリードは終わるだろうと述べています。

インテルCEO、AMDは素晴らしい仕事をしたが、Alder LakeとSapphire Rapids CPUで彼らのリードは終わったと語る

前回のインタビューでパット・ゲルシンガーは、インテルのAlder LakeチップがAMD Zen-Likeの3つのアーキテクチャ革新を採用することを明らかにしました。

今回のインタビューでは、パットは、CPU、GPU、ソフトウェアAPIなどの新製品の設計において、競合他社のリードを終わらせながら、強固なロードマップとアーキテクチャの基盤を用いてイノベーションを起こしていく計画を明らかにした。

“AMDはここ数年、しっかりとした仕事をしてきました。我々は彼らの良い仕事を否定するつもりはないが、それはAlder LakeとSapphire Rapidsで終わっている」と述べた。

インテルCEO、パット・ゲルシンガー氏(via CRN)

上記の引用文から、インテルのCEOは、AMDがここ数年、特にZenコア・アーキテクチャーとその繰り返しで堅実な仕事をしてきたことを認めつつも、コンシューマー向けCPUのAlder Lakeとサーバー向けCPUのSapphire Rapidsのリリースをもって、AMDの堅実な仕事は終わったと述べています。

PCの分野に目を向けると、Alder Lakeでパフォーマンスとエネルギー効率の両方でリーダーシップを発揮するハイブリッドソリューションを発表したArchitecture Dayの内容には非常に満足しています。AMDにはない両方の側面で競争できるようになるので、これはゲームチェンジャーだと考えています。

インテルCEO、パット・ゲルシンガー(via CRN)

興味深いことに、パット氏は、Alder LakeのCPUに導入された新しいハイブリッドモデルは、パフォーマンスのためのPコアと効率性のためのEコアを備えており、パフォーマンスと効率性の両方の分野でリーダーシップを確保することができると述べ、競合他社(AMD)が両方の面で彼らに取り組むことができないため、これは業界に大きな変化をもたらすだろうと述べています。

レッドチームは来年、Zen 4 CPUを発表する予定であり、インテルはこれまで性能と効率の両部門でZen 3を打ち負かすことができなかったため、これは間違いなく議論の対象となります。

つまり、(Raptor Lakeという形で)新しいチップを設計しない限り、IntelがAlder Lakeで確保したリードは、Zen 4が登場した時点で減少する可能性があるということだ。

供給が制限された環境にあると思いますので、そのように考えると、この時期にシェアが一方的に動く機会はもうないと思います。そのような環境の中で、シェアやASPはかなり安定していると見ています。

どちらかというと、ASPは上昇しており、下降していません。これは、この時期に当社や[AMD]にもたらされる供給制約やサプライチェーンのコストのためです。その意味では、市場シェアに大きな変化は見られません。ある意味では、当社の製品が力を取り戻しつつある中で、製品が進歩して良くなれば、2~3年後には、当社が参加しているすべての分野で疑いの余地のないリーダー製品が登場する環境になるでしょう。

つまり、「AMDがリードしている」と言われていた時期は終わったのです。リーダーシップ製品、リーダーシップ(チップ)パッケージング、リーダーシッププロセス、リーダーシップソフトウェア、AI、グラフィックス、メディア、パワーパフォーマンスなどの重要な新しいワークロードにおける疑う余地のないリーダーシップ、エコシステムの実現など、あらゆる次元でリーダーシップを発揮するために必要なことを非常に明確にして戻ってきました。今後数年間、積極的な行動とプログラムでこれを実現していきます」。

インテルCEO、パット・ゲルシンガー(via CRN)

また、パット氏は、現在の市場状況を見るとAMDがリードしているように見えるが、サーバー市場のシェアは依然として80%以上を支配しており、それは供給が制限されている環境下でのことだと述べています。

インテルによれば、Sapphire Rapidsが出て、Ice Lakeが盛り上がれば、シェアは自分たちに戻ってくるという。

インテルが帰ってきた。これらは、そのカテゴリーで最高の製品です。我々は最高の供給状況を持っている。我々は最高の品質のソフトウェア資産を持っている。業界で最も尊敬されている、由緒あるテクノロジーブランドです。そう、これこそがチャネルリーダーが顧客に提供すべきものなのだ。

インテルCEO、パット・ゲルシンガー(via CRN)

また、インテルは、プロセスと製造の日に詳述されているように、IDM 2.0戦略により、内部および外部のファブを活用したいと考えています。

CEOは、設計チームが最高の製品を作るために最高のファウンドリを活用することを望んでいるという。

全体的に見て、パット・ゲルシンガーCEOの下でのインテルの新戦略は、うまく処理され実行されればうまくいくように見える。

インテルは、チップメーカーとの競争にさらされており、次世代ノードを納期通りに提供するためにファブもストレスを抱えているが、この新戦略により、インテルは再びイノベーションの面で業界をリードすることができるだろう。

ソース:wccftech – Intel’s CEO: AMD Has Done A Solid Job But Their Lead is ‘Over’ With Alder Lake Consumer & Sapphire Rapids Server CPUs

 

 

解説:

Intelの勝利宣言とIntelがこれからやろうとしていること、これから起きること。

Intelのパット・ゲルシンガーCEOがRyzenが素晴らしい製品であることをほめたたえた上で、AlderLakeとSapphireRapidsでIntelにイニシアチブが戻ってくるという実質的な勝利宣言を行いました。

Intelの強気を支えているのは何なのか?

今までやってきませんでしたが、図で解説します。

上がこれから毎年更新される予定のデスクトップ製品でやろうとしていることです。

色が濃くなっているのはシングルスレッド性能が向上していることを示します。

8コア16スレッドのBigコアはシングルスレッド性能を向上させ、緑色のSmallコアはコアの改良はそこそこにしてひたすらに数を増やしてマルチスレッド性能を増やしていくという考え方になります。

コアを単純化して数の暴力で攻めるという考え方はGPUに近いもので、どんな形であれ、単純な回路を並列動作させてマルチスレッド性能を向上させるというのは極めて合理的な考え方だと思います。

そして、単純な並列動作の恩恵に与れなかったCPUの欠点を補うものだと思います。

  • AlderLakeは16コア24スレッド
  • RaptorLakeは24コア32スレッド
  • MeteorLakeは32コア40スレッド
  • ArrowLakeは40コア48スレッド

このようになります。

※ MeteorLakeに関してはコア数とスレッド数のリーク情報はまだありません。しかし、前後を見るとどうなるのかの予想は付くでしょう。

マルチスレッド性能はシングルは遅いがトランジスタ効率を追及した単純な構造のEコアをどんどん増やしていくという考え方になります。

もちろんBigコアと比較すると頻度は高くなくとも、コアの改良もされるでしょう。

AlderLakeの時点でもCinebench R23のスコアで5950Xに勝っているのですから、一世代進むごとにEコアを8個ずつ増やしていけばかなりのアドバンテージになります。Eコアはトランジスタ効率が良いので猶の事です。

アーキテクチャーの改良は思ったように進まないことがありますが、物理的にコアを増やせば確実にマルチスレッド性能を向上させることが可能です。

そう言う意味でかなり優れた戦略だと私は思います。

 

こんな数の暴力が役に立つのか?と言う疑問。

Intelは現状でも「8コア16スレッドより上はホビーには必要ない」と言う考え方で、それではマーケティング上不利になるのでEコアを付けたという感じでしょう。

もちろんAlderLakeのEコア8コア8スレッド分はバックグラウンドサービスからPコアを解放するという意味で役に立つと思います。

しかし、それ以上増えたコアはどうなのかと言うと、現状では何の役にも立たないマーケティング上で負けないための単なる飾りと言うことになります。

全てのコアを有効に活用するXeonに関しては全てがGoldenCoveになっていますので、必要なところには高性能コアを配置するが使われない可能性が高いところにはEコアを配置するという考え方なのでしょうね。

 

トランジスタ効率を追求したEコアとシングルスレッドを追及したPコア、これら2種類のコアに対してAMDは1種類のコアで戦ってかなくてはいけません。

Zen5でAMDもハイブリッドを採用することに決まっていますが、上の役割をはっきり分けた2つのコアを採用するIntel製品に勝つのはかなり難しいと言わざるを得ないでしょう。

 

Intelがこれらの仕組みを採用したわけ

Intleがこれらの仕組みを採用したわけは、恐らく、エンコードもレンダリングも将来的にはCPUから完全にオフロードしてGPUにやらせるという考え方があるのだと思います。

レンダリングに関しては一部のレンダリングエンジンでGPUを使うとノイズが載ると言われており、まだ完全にGPUレンダリングに移行するには時間がかかるかもしれません。

しかし、いずれは完全にGPUレンダリングに移行するものと思います。時間の問題でしょう。

ならば、付いているだけのゴミと言われようが、Eコアを山ほど搭載して、ホビー用途では使い道のないマルチスレッド性能を稼ぐ目算なのだと思います。

こういう割り切った考え方が出来るようになったのは自社でAlchemistと言うGPU製品を発売する予定があるからでしょう。

Alchemistと組み合わされる第一世代の製品はAlderLakeであり、ハイブリッドを搭載したのもこうした目算が働いているものと思います。

 

AMDはどうなるのか?

AMDがこれから気を付けるべきことはシングルスレッド性能で負けないことで、どうと言うことは無いと思います。

製品の改良はAMDも続けていくわけで、不利にはなっても価値が0になるわけではありません。

少なくともブルドーザのようなことにはならないと私は思っています。

というか、40コア48スレッドあっても使い道ないと思いますし。

 

 

 

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