インテル Core i9-12900K、CPU-Z内蔵ベンチマークで825ポイントを記録
Alder Lake-S」のコードネームで呼ばれる第12世代Core CPUを発表する予定のIntel Innovationイベントが近づくにつれ、ますます多くのリーク情報が出てくるようになりました。
昨日は、SiSoftware Sandraのリークがあり、レビュアーから入手した予備データが掲載されていました。
このCPUは強力なAVX2性能を示していますが、プレビューでは多くの詳細が欠落しており、Core i9-11900Kと比較して精彩を欠くこともしばしばありましたが、この初期データは独立した専門的なテストによって得られたものではありません。
また、今週初めには、Cinebench R20とR23でCore i9-12900Kがどのくらいの速度を出せるかがわかりました。
このリークは、少なくとも合成ベンチマークを考慮した場合、Alder LakeのフラッグシップSKUが既知のデスクトップCPUの中で最高のシングルスレッド性能を持つかもしれないという最初の兆候でした。
この強力なシングルコア/スレッド性能は、BilibiliでリークされたとされるCPU-Zテストにも反映されているようです。
このCPUのスコアは825点で、AMD Ryzen 9 5950Xよりも27%高い値となっています。
このCPUの名前は明かされていませんが、24スレッドであることがはっきりとわかります。
これは偶然にもCore i9-12900K(16C/24T)の構成と同じです。
インテル Core i9-12900K CPU-Z、ソース:Bilibili
825ポイントを獲得したこのCPUは、Rocket Lake-S i9-11900Kよりも20%近く性能が高く、公式ランキングではすべてのCPUを凌駕することになる。
マルチスレッド性能にはぼかしが入っているが、青のバーが紫のバー(5950X)の幅と一致していることから、両CPUは同一の性能を持つはずだとわかる。
※ 画像をクリックすると別window・タブで開きます。
CPU-Zシングルスレッドテスト、ソース:Valid-x86
インテル第12世代Coreシリーズ(Alder Lake-S)
コア数 / スレッド数 |
コアタイプ | 1-2 コア ブースト |
全コア ブースト |
TDP | |
i9-12900K(F) | 8C+8c/24T | P-コア (Big) | 5.3 GHz | 5.0 GHz | 125W |
E-コア (Small) | 3.9 GHz | 3.7 GHz | |||
i7-12700K(F) | 8C+4c/20T | P-コア (Big) | 5.0 GHz | 4.7 GHz | 125W |
E-コア (Small) | 3.8 GHz | 3.6 GHz | |||
i5-12600K(F) | 6C+4c/16T | P-コア (Big) | 4.9 GHz | 4.5 GHz | 125W |
E-コア (Small) | 3.6 GHz | 3.4 GHz |
解説:
Bilibiliで16コア24スレッドの謎のCPUのCPU-Zベンチマークが公開される
「偶然」AlderLakeと同じコア数、スレッド数を持つこのCPUはRyzen 9 5950Xより27%高いシングルスレッド性能を誇っているようです。
また、マルチスレッド性能はほぼ互角のようで、この点もますますAlderLake Corei9-12900KのようなCPUと言ってもよいのではないかと思います。(苦笑
というわけで、どうもCinebench R23につづいて、CPU-ZでもAlderLakeのその優秀性が明らかになってしまいました。
この結果から、現在最高性能を誇るRyzen 9 5950Xに対してシングルスレッド性能は+20%以上、マルチスレッド性能はほぼ互角と言うのがAlderLakeの性能と考えてよいでしょう。
純粋な演算性能以外ではまた違うのかもしれませんが、演算性能がモノを言う分野ではこのような結果になるということです。
非対称な2つのコアを搭載している所から、いくつかのアプリやゲームで性能が発揮できない可能性はあると思います。
大きく変わった新しい製品にはつきものの問題ですね。
Ryzenにもいくつかありました。
しかし、概ねIntelが公言している通りの性能があると考えてよいと思います。