NVIDIAの次期RTX 3060は、優れた価値ある提案でした。3584個のCUDAコアを搭載し、その性能はRTX 2080とRTX 2080 Tiの間にしっかりと位置していました。
ゲーマーにとっては残念なことに、2021年のGPUはほとんどの人にとって夢物語のようなものだ。
欧州の小売業者の中には、すでにこのカードを600ドル（499ユーロ）以上に値上げしているところもあり、これはNVIDIAの希望小売価格の約2倍、欧州の公式希望小売価格の50％のプレミアムとなっています。
欧州の小売業者は、次期RTX 3060の価格をEUの公式希望小売価格の50％近くも値上げしています。
この値上げは、VideocardzのユーザーであるThe Determinatorによって発見され、WhyCryによって投稿されました。
NVIDIAは、MSRPでプレオーダーを満たすベンダーにカードを割り当てることで、ベンダーにMSRPを守らせようとしているが、小売業者は、プレオーダーをキャンセルして、顧客にインフレ価格での再注文を強要するという戦術を採用している。
ここでは、NVIDIAは自由市場のルールの下にいながら、この状況では他に何もできないと主張することができます。
NVIDIAは、これらのベンダーへの将来の供給を制限したり、制限したりすることができますが、小売業者に価格条件を強制することはできません(これは法律違反になります)。
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ヨーロッパの一部の小売業者は、RTX 3060の価格を835米ドル（または689ユーロ）まで引き上げました。
これは、現時点で元のMSRPのほぼ3倍であることを考えると非常識です。
比較する前と後のスクリーンショットでは、RTX 3060の初期価格（すでに高騰している）とPCDIGA – ヨーロッパのストアでの新しい法外な価格設定を見ることができます。
RTX 3060は、これまでのNVIDIAの3000シリーズのラインナップの中で最も多く割り当てられると聞いていますが、急成長する暗号通貨（およびマイニング）市場とGPUの非常識な需要を考慮すると、 自由市場がこの信じられないほど価値のあるシリコンの価格を高騰させ続けない方法を考え突くことは難しいでしょう。
2021年の悲しい事実は、ゲーマーは採掘業者ほど小売業者にとって有利な顧客ではないということです。
我々はすでにパキスタンの小売業者がRTX 3060（まだ発売されていない！）を750ドルで販売しているのを見てきましたし、現在の供給制限された環境を考えると、状況がすぐにどのように改善されるかを見るのは難しいです。
ゲーマーにとっての希望の光はプレビルトにあるように見えます。
HP、Dell、Alienwareのような大規模なOEMは、合理的なMSRPを強制するためのリソース（と意志の力）を持っていることを考えると、プレビルドを購入することは、ゲーマーが今年いくつかのGPUに彼らの手を得る唯一の方法かもしれません。
現実世界ではボットを使ったスキャルピングは不可能であり、実際にはベストバイでまともなスペックのプレビルド品を手に入れることができるので、ブリック＆モルタルストアもカムバックするかもしれません。
価格が上昇している速度では、GPUを直接購入するのではなく、プリビルトを購入して不要なコンポーネントを販売する方が実際には安いかもしれません。
ソース：wccftech – Retailers In Europe Hike Prices Of The Upcoming NVIDIA RTX 3060 Up To $853
解説：
まだまだ続くGPU狂騒曲
EUではついに一般の小売店も高値を付け始めたという話です。
nVidiaは通常の販売価格を守るように説得しているようですが、じゃあもっと出荷しろと言う話になるのでしょうね。
大量のバックオーダーを抱えた状態で、価格を守れと言ってもやはり説得力はあまりないでしょう。
ビットコイン価格の急上昇によって、大量のマイニング需要が生まれていますが、マイニング需要に合わせて生産すると、今度は終わったときに大量の在庫が余りますので、全力で生産しきれないという思惑もあるのかもしれません。
苦肉の策として、BTOで注文してGPUだけを抜き、その他のパーツをばらして売るという方法が紹介されていますが、冗談ではなく、これが現実的にGPUを手に入れる方法になるかもしれませんねえ。