AMDの次期Radeon RX 6800 XTがAshes of the Singularityデータベース(TumApisak via VideocardZ)に掲載され、いくつかのかなり印象的なスコアを持っています:それは9,200ポイントでNVIDIA RTX 3090を打ち負かしています。
同社のRX 6800 XTカードは最近発表され、レビューは数日中に到着すると予想されています。
AMDのRX 6800 XT GPUは、AotSベンチマークでフラッシュされた:4kでRTX 3090を打ち負かす
RX 6800 XTはRTX 3090(比較すると8700ポイントしかない)を打ち負かしていますが、AotSにはいくつかのソフトウェアのボトルネックがあり、RTX 3080も8800ポイントでRTX 3090を打ち負かしているという事実からも明らかです。
とはいえ、NVIDIAのGPUとAMDのGPUの差はまだかなり急で(約400ポイント)、RX 6800 XTがこのリードを維持する可能性が高いです。
ご興味のある方のために、すべてのテストは同じCPU(Core i7-8700k)で行われました。4Kベンチマークのフルセットは以下の通りです。
しかし、興味深いことに、RTX 3090は1080pプリセットでAMDのGPUを圧倒しています。
4K以上では、CPUの負荷が軽減され、GPUがフレーム出力の主要なボトルネックになります。
1080pでは、GPUが主なボトルネックとなります。
そのため、解像度が低くなればなるほど、演算のボトルネックがすぐに解消されるため、GPU間の差が大きくなります。
1080pベンチマークのフルセットは以下の通りです。
ここでは、RTX 3090とRTX 3080がAMD RX 6800 XTフラッグシップをそれぞれ10700点と10300点で破ったことがわかります。
AMDのbig Naviフラッグシップは10100ポイントで、RTX 3070は9000ポイントで1000ポイント以上遅れています。
このベンチマークは、CPU側への依存度が最低限であるため、カードの全体的な性能を示すものではないでしょうか。
AMD Radeon RX 6900 XTグラフィックスカードは12月8日から発売される。
AMD Radeon RX 6900 XTの希望小売価格は999ドルと予想されており、AMDがAIIBパートナーにカスタムバリエーションの許可を与えない限り、リファレンスのみのモデルとなる。
Radeon RX 6800 XTは11月18日、Radeon RX 6800は11月18日に小売市場で発売され、価格はそれぞれ649ドル、579ドルとなる。
AMD Radeon RX 6000シリーズ “RDNA 2 “グラフィックスカードをラインナップ:
グラフィック カード |
AMD Radeon RX 6700 |
AMD Radeon RX 6700 XT |
AMD Radeon RX 6800 |
AMD Radeon RX 6800 XT |
AMD Radeon RX 6900 XT |
GPU | Navi 22 (XL?) | Navi 22 (XT?) | Navi 21 XL | Navi 21 XT | Navi 21 XTX |
製造プロセス | 7nm | 7nm | 7nm | 7nm | 7nm |
トランジスタ数 | 未確認 | 未確認 | 268億 | 268億 | 268億 |
CU数 | 未確認 | 40 | 60 | 72 | 80 |
SP数 | 未確認 | 2560 | 3840 | 4608 | 5120 |
TMU数/ROP数 | 未確認 | 未確認 | 240 / 96 | 288 / 128 | 320 / 128 |
ゲームクロック | 未確認 | 未確認 | 1815 MHz | 2015 MHz | 2015 MHz |
ブーストクロック | 未確認 | 未確認 | 2105 MHz | 2250 MHz | 2250 MHz |
FP32演算性能 | 未確認 | 未確認 | 16.17 TFLOPs | 20.74 TFLOPs | 23.04 TFLOPs |
メモリ容量 ・種類 |
12 GB GDDR6 |
12 GB GDDR6 |
16 GB GDDR6 |
16 GB GDDR6 |
16 GB GDDR6 |
インフィニティ キャッシュ |
不明 | 不明 | 128MB | 128MB | 128MB |
メモリバス幅 | 192-bit | 192-bit | 256-bit | 256-bit | 256-bit |
メモリクロック | 14 Gbps? | 16 Gbps? | 16 Gbps | 16 Gbps | 16 Gbps |
メモリ帯域幅 | 320 GB/s | 384 GB/s | 512 GB/s | 512 GB/s | 512 GB/s |
TDP | 未確認 | 未確認 | 250W | 300W | 300W |
価格(米ドル) | 未確認 | 未確認 | $579 | $649 | $999 |
ソース:wccftech – AMD Radeon RX 6800 XT Beats NVIDIA RTX 3090 In Leaked AotS 4K Benchmark
解説:
クロック2.5GHz越えなど景気の良い話が毎日ポンポン出ているRX6800/XTですが、今度はAToSのベンチマークでRTX3090を抜いたという話が出てきました。
ここまで来ると、結果にばらつきはあるものの、RX6800XTはOC込みだとRTX3090に準ずる性能があるのかなと思います。
元々、RX6800XTとRX6900XTは10%程度しか有効SP数に違いが無いので、性能も10%程度しか違いが無いということになります。
RX6900XTはフルシリコンで、生産を始めたばかりですから、かなり数が少なくなるかもしれません。
そのため、RX6800XTとどっちにするか私も迷っています。
正直、RTX3080とRTX3090のような決定的な差は無いと思います。
有効SP数以外はほぼ同一ですからね。
リファレンスモデルしか予定されていないRX6900XTよりもRX6800XTのOCモデルの方が速い迄あると思います。
私はフルシリコン版が好きなので、今のところ、RX6900XT狙いですが、RX6800XTのカスタムモデルが出たらそっちに行くかもしれません。
さて、nVidiaはどうする・・・?
前評判通りなら、nVidiaにとってはかなり痛手でしょうね。
3DCGのレンダリングなど特殊な用途はそれほど需要が大きくないので、「絶対nVidiaじゃないとダメ」と言う人以外は別にRadeonでもよいという層もいるでしょう。
今回のRX6900XT、RX6800/XTはAmpereに対する大きな値下げ要因になると思われるので、最終的にAmpereを買うという人もあせらずに静観したほうが良いと思います。
全て出そろったら、ほぼ市場を独占していたnVidiaも何らかの対応をせざるを得ないでしょう。
※ 少なくとも私はそう思っていますが、これが信者バイアスなのかどうかわかりませんので一応お断りしておきます。
その対応は年内はもう難しいでしょうから、おそらくは来年になる可能性が高いでしょう。
RX6700/XTはどうなる?
RX6700/XTはRX5700/XTの後継になると思われます。
元記事の表にはありませんが、私の予想では以下のようになると思われます。
グラフィックカード | AMD Radeon RX 6700 | AMD Radeon RX 6700 XT |
GPU | Navi 22 (XL?) | Navi 22 (XT?) |
製造プロセス | 7nm | 7nm |
トランジスタ数 | 134億? | 134億? |
CU数 | 36? | 40 |
SP数 | 2304? | 2560 |
TMU数/ROP数 | 144/64? | 160/64? |
ゲームクロック | 未確認 | 未確認 |
ブーストクロック | 未確認 | 未確認 |
FP32演算性能 | 9.72TFLOPS? | 12TFLOPS? |
メモリ容量 ・種類 |
12 GB GDDR6 |
12 GB GDDR6 |
インフィニティ キャッシュ |
64-96MB? | 64-96MB? |
メモリバス幅 | 192-bit | 192-bit |
メモリクロック | 14 Gbps? | 16 Gbps? |
メモリ帯域幅 | 320 GB/s | 384 GB/s |
TDP | 144W? | 180W |
価格(米ドル) | 未確認 | 未確認 |
RX6700XTはRTX3060Tiキラーに、特にRX6700は強烈なRTX3060キラーになると思います。
そのため、nVidiaは上位モデルとのミスマッチが起きることを覚悟で慌ててRTX3060のメモリを12GBにしたのでしょう。
表はRX5700XTとRX5700の関係を元に計算で割り出したものです。
SP数などは恐らく私の予想通りだと思います。
FP32演算性能は小さなダイの場合、上位のビッグダイを使っているモデルよりさらによく回る可能性がありますが、RX6800XTより回るとなると3GHz近くになる可能性もあるので、さすがに無理かなと思い、12TFLOPSにしました。
もし仮に2.7GHzくらいまで回るならば14TFLOPSくらいは行くかもしれませんね。
インフィニティキャッシュに関しては恐らく容量を減らして搭載されているものと思われます。
ただ、4Kでゲーム性能がガタ落ちになる可能性もありますね。
無ければメモリ性能が足を引っ張って、性能的にはほとんどRX5700/XTと変わらないのではないでしょうか。