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Intelの7nm「Meteor Lake」コンピュートタイルがテープインしました

更新日:

Intel Meteor Lake がテープインしました

Intelは、Meteor Lakeのコンピュートタイルがテープインしたことを確認しました。

テープインとは、非モノリシック設計に用いられる比較的新しい用語です。

Intel Meteor Lakeは、異なる製造プロセスを特徴とし、Intel Foveros技術を使用してパックされるため、そのようなデザインの1つとなります。

本日Intelは、Meteor Lakeのコンピュートタイルがテープインしたことを確認しました。

これは設計の準備が整ったことを意味し、これからチップ全体のテープアウトが完了します。

IntelのMeteor Lakeは、Alder Lakeの後継であるRaptor Lakeの後に予想される第14世代Coreシリーズに搭載されると噂されています。

Intelでは多くのコードネームが使われており、今、Intelでは様々なことが起きているのは確かです。

https://twitter.com/gregorymbryant/status/1396860052145770497?ref_src=twsrc%5Etfw

翻訳

週の始まりにふさわしい 私たちは今、7nmのMeteor Lakeコンピュートタイルを投入しています。

このマイルストーンは、チームにとって当然のことです。

Intelは、Meteor Lakeが2023年の製品であることを確認しており、7nmのEnhanced SuperFinノードを採用するという。

Redwood Coveコアと「Next Mont」アーキテクチャのハイブリッドを搭載すると噂されています。

高性能コアと高効率コアをハイブリッドで搭載するIntelの4番目の製品シリーズとなる。

このシリーズは、LGA1700ソケットをサポートする最後の製品になると噂されています。

LGA1700ソケットは、今年後半にAlder Lake CPU用の600シリーズマザーボードで登場する予定です。

Meteor Lakeは、IDM 2.0でパット・ゲルシンガー氏が発表したものです。ソース:Intel

Intel・メインストリーム・デスクトップCPUシリーズのスペック

Rocket Lake-S Alder Lake-S Raptor Lake-S Meteor Lake-S Lunar Lake-S
発売日 3月30日 2021/Q4 2022 2023 2024 (?)
製造プロセス 14nm 10nm Enhanced
SuperFin
10nm Enhanced
SuperFin (?)
7nm Enhanced
SuperFin
不明
Core マイクロ
アーキテクチャー
Cypress Cove Golden Cove
+ Gracemont
Golden Cove
+ Gracemont (?)
Redwood Cove
+ ‘Next Mont’ (?)
不明
Graphics マイクロ
アーキテクチャー
Gen12.1 Gen12.2 Gen12.2 Gen 12.7 Gen 13
最大コア数 最大8コア 最大16コア
(8+8)
最大16コア
(8+8)
不明 不明
ソケット LGA1200 LGA1700 LGA1700 LGA1700 不明
サポート
メモリ
DDR4 DDR4/DDR5 DDR5 DDR5 DDR5
PCIe 世代 PCIe 4.0 PCIe 5.0 PCIe 5.0 PCIe 5.0 PCIe 5.0
Intel Core
シリーズ
第11世代
Core-S
第12世代
Core-S
第13世代
Core-S
第14世代
Core-S
第15世代
Core-S
チップセット Intel 500 (Z590) Intel 600
(例: Z690)
不明 不明 不明

ソース:Videocardz.com – Intel’s 7nm “Meteor Lake” compute tile has taped in

 

 

解説:

MeteorLakeの設計準備が完了か?

設計自体は順調のようです。

少し前までは予定になかったRaptorLakeを一世代挟むことになったので順調に進んでいることをアピールしたかったのでしょうか。

設計自体はCannonLakeもIceLakeもTigerlakeも完了していたわけですが、製造プロセスが思ったようにならなかったからモバイルのみの製品展開になっています。

テープインできたからと言ってIntel7nmに問題が無いと保証されているわけではありません。

何もなければ順調に進むと思われますが、そうでなければまた足踏みする可能性はあるということになります。

私の危惧は過去の実績をもとに判断していますので、実際にMeteorLakeのESが出回ってベンチマークが出てくるまでは分からないのではないかと思っています。

Intelの7nmはTSMCの5nmと3nmの中間あたりのトランジスタ密度になりますので、MeteorLakeがスケジュール通りに行ったとしても、同時期のRyzenはTSMC3nmを使用することになり、また製造プロセスのミスマッチが起きることになります。

Intelは7nmより先の予定を出していませんので、そのあとはどうなるのか未定です。

果たしてIntelがFabを維持できるのかどうか、MeteorLakeの出る2023年には判明しているものと思います。

 

 

 

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