Intelのbig SMALLアーキテクチャ、別名Hybrid Technologyがデスクトップとモバイルプラットフォームにやってくる。
Intel AlderLake
昨日、私たちは、Hybrid Technologyが次期第12世代Coreアーキテクチャ、別名Alder Lakeでどのように機能するかを詳細に説明したリークを報告した。
このシリーズは、1つのダイに大小のコアを搭載するIntelの2つ目のシリーズとなる。最初のハイブリッド・テクノロジーベースのシリーズは、Lakefieldアーキテクチャをベースにした超低消費電力プロセッサだった。
Alder Lakeは、より高ワット数のCPUに注力することになり、「Sシリーズ」は、Comet Lake-Sシリーズと同じ最大125Wになる可能性が高い(少なくともPL1の電力状態については)。
また、リークによると、Alder Lake-Pがあることも示唆されており、Atom Serverシリーズ(以前のIntelの “Pシリーズ “と同じ)が来る可能性が高い。
さらに、PTTフォーラムの尊敬するリーカーであるSharkbay氏が報告したように、Alder Lake-Mの登場も噂されている。
彼が投稿したデータによると、Alder Lakeシリーズは以下のようになるという。
- Alder Lake-S
- 8 Big Cores + 8 Small Cores + GT1 GPU
- 6 Big Cores + 0 Small Cores + GT1 GPU
- Alder Lake-P
- 2 Big Cores + 8 Small Cores + GT2 GPU
- 6 Big Cores + 8 Small Cores + GT2 GPU
- Alder Lake-M
- 2 Big Cores + 8 Small Cores + GT2 GPU
このような構成がAlder Lake-Sで見られるのはこれが初めてではありません。3月の最初のリークでも、8+8+1と6+0+1の構成が記載されていました。
Alder Lake。10nm CPU + 14nm GPU?
Charlie Demerjian氏がSusquehannaと電話で話している間に、もう1つの興味深い情報が浮上した。
彼はAlder Lakeが10nmのCPUを使うが、GPUは14nmになるだろうと示唆した。現時点では、Alder Lakeがどのグラフィックスマイクロアーキテクチャを採用するかは不明だ。
もっと早く登場するであろうシリーズ、Rocket Lakeは、Intelが初めてGen12グラフィックス(別名Xeグラフィックス)を搭載したデスクトップシリーズとなる。
Alder Lakeにも同じグラフィックスIPが採用されるのではないかと推測される。
Reddit上のr/uzzi38が投稿している。
INTELメインストリームCPUシリーズ スペック
Coffee Lake-S | Comet Lake-S | Rocket Lake-S | Alder Lake-S | Meteor Lake-S | |
発売年 | 2018 | 2020 | 2020 | 2021 | 2022-2023 |
製造プロセス | 14nm | 14nm | 14nm | ? | ? |
アークテクチャー | Skylake | Skylake | Willow Cove (?) | Golden Cove + Gracemont | ? |
最大コア数 | 8コア | 10コア | 8コア | 16コア (Big8コア+ Litttle8コア) |
? |
ソケット | LGA1151 | LGA1200 | LGA1200 | LGA1700 | LGA1700 |
サポートメモリ | DDR4 | DDR4 | DDR4 | DDR5 | DDR5 |
PCI Express | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 | PCIe 4.0 | PCIe 4.0 | ? |
世代 | 8th/9th Gen Core-S | 10th Gen Core-S | 11th Gen Core-S (?) | 12th Gen Core-S (?) | ? |
チップセット | Intel 300 (eg. Z390) | Intel 400 (eg. Z490) | Intel 500 (Z590) | Intel 600 (eg. Z690) (?) | ? |
ソース:Videocardz.com – Possible configurations of Intel Alder Lake-S/P and M emerge
解説:
Alder Lakeのコアコア性の一部がリーク
Alder Lakeのコア構成の一部がリークしました。
詳細は上の記事の通りですが、興味深いのは
- Smallコアは0か8か
- Smallコアのみの構成と言うものはない
- Bigコアのみの構成はある
- Bigコアは2/6/8の構成がある
と言うことです。
つまりSmallコアは単体の構成がないので、性能があまり高くない、少なくとも現在のCPU性能で単体で実装するのに競争力がないことが予想されます。
今のところAlder Lake-Sの構成でSmallコア0の構成があると言うことは、Hybrid TechnologyはデスクトップCPUには適さない可能性が高いです。
前回、私の予想を書きましたが、その通りでなければよいなと思います。
これがAMDのマルチコア戦術に対する答えなのかもしれませんが、ソフト的にどうなるのかと言うのは気になるところです。
参考記事:Intelのハイブリッド技術(ビッグコアとスモールコア)がAlder Lakeにもたらされるのか?