Uniko’s Hardwareには、今後登場するIntel Comet Lake-Sプロセッサの非エンジニアリングサンプルの最初の写真があります。
Intel Core i5-10400
インテルのComet Lake-Sはすぐそこにあります。
インテルは、メインストリームセグメント向けに10コアCPUを初めて発売します。
Core i5シリーズは、最大6個のコアと12個のスレッドを備えています。
下のプロセッサの画像は、シングルスレッドアプリケーション用に最大4.3 GHz、すべてのコアがアクティブな場合に最大4.0 GHzでクロックされる6コアと12スレッドを備えたCore i5-10400です。
Coffee Lake-RのCore i5-9400と比較して、後継製品ではハイパースレッディングが有効になっているため、スレッド数が2倍になりました。
非Kシリーズは65W TDPですが、KおよびKFモデルは公式に125Wになります。
この値は明らかに高くなると予想されるため、実際の消費電力とは等しくなりません。
Intel第10世代Core-S Comet Lake Sシリーズ(2月20日)
CPU名 | コア数/ スレッド数 |
ベース クロック |
シングルコア ターボ |
Max Turbo 3.0 | 全コア ターボ |
Thermal Velocity Boost |
TDP |
i9-10900K | 10C/20T | 3.7 GHz | 5.1 GHz | 5.2 GHz | 4.8 GHz | 5.3/4.9 GHz | 125W |
i9-10900KF | 10C/20T | 3.7 GHz | 5.1 GHz | 5.2 GHz | 4.8 GHz | 5.3/4.9 GHz | 125W |
i9-10900 | 10C/20T | 2.8 GHz | 5.0 GHz | 5.1 GHz | 4.5 GHz | 5.2/4.6 GHz | 65W |
i9-10900F | 10C/20T | 2.8 GHz | 5.0 GHz | 5.1 GHz | 4.5 GHz | 5.2/4.6 GHz | 65W |
i7-10700K | 8C/16T | 3.8 GHz | 5.0 GHz | 5.1 GHz | 4.7 GHz | 無し | 125W |
i7-10700KF | 8C/16T | 3.8 GHz | 5.0 GHz | 5.1 GHz | 4.7 GHz | 無し | 125W |
i7-10700 | 8C/16T | 2.9 GHz | 4.7 GHz | 4.8 GHz | 4.6 GHz | 無し | 65W |
i7-10700F | 8C/16T | 2.9 GHz | 4.7 GHz | 4.8 GHz | 4.6 GHz | 無し | 65W |
i5-10600K | 6C/12T | 4.1 GHz | 4.8 GHz | 無し | 4.5 GHz | 無し | 125W |
i5-10600KF | 6C/12T | 4.1 GHz | 4.8 GHz | 無し | 4.5 GHz | 無し | 125W |
i5-10600 | 6C/12T | 3.3 GHz | 4.8 GHz | 無し | 4.4 GHz | 無し | 65W |
i5-10500 | 6C/12T | 3.1 GHz | 4.5 GHz | 無し | 4.2 GHz | 無し | 65W |
i5-10400 | 6C/12T | 2.9 GHz | 4.3 GHz | 無し | 4.0 GHz | 無し | 65W |
i5-10400F | 6C/12T | 2.9 GHz | 4.3 GHz | 無し | 4.0 GHz | 無し | 65W |
i3-10320 | 4C/8T | 3.8 GHz | 4.6 GHz | 無し | 4.4 GHz | 無し | 65W |
i3-10300 | 4C/8T | 3.7 GHz | 4.4 GHz | 無し | 4.2 GHz | 無し | 65W |
i3-10100 | 4C/8T | 3.6 GHz | 4.3 GHz | 無し | 4.1 GHz | 無し | 65W |
※ 末尾Kはロック解除(OC可能)モデル、末尾Fは内蔵GPU無しモデル
Intel 10th Gen Coreシリーズは4月中か?
このサイトはまた、今後のシリーズの発売時期に関する最初のNDA情報をリークしました。
公開されたスライドには、導入日が設定されていないため、暫定的な禁輸情報が含まれているようです。
代わりに、5週間の導入期間が与えられます。これは4月13日に始まり、6月26日に終了します。つまり、新しいシリーズは来四半期に予定されています。
ソース:Videocardz.com – Intel Core i5-10400 6-core CPU pictured, NDA information leaked
解説:
いよいよ第10世代コアが4月に発売か?
第10世代コアのCore i5の写真とNDA情報の一部がリークしました。
それによると、発売はやはり4月(以降?)になるようです。
すでに当初予定(本来の予定はおそらく、2019年中だったと思われるが・・・)の2020年Q1から後ろにずれており、これ以上ずれるとRocket Lake-Sにも影響が出るので4月中に発売してほしいところです。
自作市場ではAMDのRyzen3000シリーズが圧倒的高評価を得る中、Comet Lake-Sを購入される方はたぶん相当のIntelファンだと思います。
もはやRyzen 9 3950Xにすら負けて大きく価値を落としたLGA2066を購入するよりはこちらを買ったほうが良いと私は思います。
ただ、今回のマザーボードは次のRocket Lake-Sも使えるといわれていますので、前評判がさんざんのComet Lake-Sはコスト的にはお得なモデルといってもよいでしょう。
噂のThermal Velocity Boostですが、こちらについては大きめのケースと余裕のある電源、360mmラジエーターの簡易水冷以上の冷却システムがないと本領を発揮できないものと思います。
Intelの10コア製品が欲しいという方は、定格運用や、i9-10900を購入するのもよいのではないでしょうか。
一方、Core i5/i7やRyzen5/7などのミドルレンジ製品の購入を検討されている方にとっては正直どっちでもよいのかなと思います。
コア数/スレッド数はIntel、AMDともに変わりません。
どちらでも好きなほうを選んでよいのではないかと思います。
このクラスの製品を求める方は無理にNVMe Gen4 SSDを求めないでしょう。
であれば、どちらもほとんど変わらないということになります。
プラットフォームが共通といわれているRocket Lake-Sは8コアまでになるといわれており、わたくしはシングルスレッド性能が大幅に向上するのではないかと推測しています。
シングルスレッド性能重視、ミドルレンジ帯までならIntel
マルチコア性能重視、ハイエンド狙いならAMDという感じでしょうか。