Planet 3DNowの発見によると、AMDのRyzen CPUの所有者は、追加の機能をもたらす多くのパフォーマンスの修正と改善を特徴とする新しいマイクロコードアップデートを受け取ります。
AGESA 1.0.0.4と呼ばれる新しいマイクロコードの改善により、バグの修正などだけでなく、Ryzen CPUの所有者が高く評価する追加機能を含む100以上の新機能がもたらされるはずです。
MSIの「Insider Show」YouTubeシリーズのホストであるエリック・ヴァン・バーデンがリークし、彼はマザーボードの既存のモデルとの安定性と互換性についてマザーボードメーカーによってテストされた後、来月新しいマイクロコードが届くと明らかにした。
残念ながら、ヴァン・バーデンは新しいAGESAマイクロコードアップデートでどのような機能が提供されるかについて具体的なことは何も明らかにしませんでしたが、ファームウェアの最適化がもたらす多くの新しい追加と、おそらくより高いCPUパフォーマンスが期待できます。
ソース:techpowerup – AMD Ryzen CPUs to Get Plenty of Microcode Improvements
解説:
AGESAの決定版が登場か?
AGESAとはAMDが公開している各マザーボードメーカーのBIOSの素になっているソフトウェアのことです。
AGESAは極めて潰しにくいバグが存在すると言われてきましたが、どうもAGESA 1.0.0.4で今まであった不具合は無くなりそうな気配です。
詳細は不明のようですが、このアップデートで新たな機能も追加され、安定性や互換性も向上すると言われています。
追加される新機能は100以上と言われていますので、ちょっとにわかに信じられない数字です。(笑
Ryzen 9 3950Xをはじめとした未発売モデル登場前に完全に不具合が修正されるのは喜ばしいことだと思います。
バージョンもAGESA 1.0.0.4と今までは末尾に1.0.0.3ABBAなどの末尾アルファベットをつけてお茶を濁していたわけですが、数字のバージョンが進んでいることからも大きく変わっていることが期待できるのではないでしょうか。
AGESA1.0.0.4ベースのBIOSが出たら、即アップデートした方が良いでしょう。
10月からは(少なくともOEMからは)B550が販売される予定ですので、それまでにバグを潰すべく対策してきたのではないかと思います。
このAGESA問題に関してはマザーボードメーカーからもかなり不満の声が上がっていたという話も漏れていましたが、これでメーカーの技術者さんも一安心なのではないかと思います。
これでまた、Ryzen3000シリーズを避けるべき理由が一つ消えてなくなったことになります。
新製品には不具合がつきものですが、登場から3か月でほぼ不具合が消えたことになります。