数日のうちに、NVIDIAはエントリーレベルのGPU市場向けのGeForce GTX 1650グラフィックスカードを発売するでしょうが、それは我々が見ることができる最後のGeForce 16シリーズカードではないでしょう。
末尾にTiが付く上位版が開発中であるという以前の噂がありました、そして、ECCによる最新のリストはGTX 1650 Tiが確かに存在し、後の発売のために計画されたいくつかのカスタム変種を用意されていることを明らかにしました。
NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti発売予定、カスタムモデルリスト – 75 W TDPのAMD Radeon RX 580を目指して4 GB GDDR5 VRAMを搭載
NVIDIA GeForce GTX 1650 Tiは、同じTU117 GPUコアをベースにしているため、GeForce GTX 1650と多くの類似点を共有します。
主な違いは各カードのコア設定にあります。 GTX 1650 Tiは完全に有効化されたチップを利用するでしょうがGeForce GTX 1650はカットダウンされたTU117 SKUを使用します。
GeForce RTX 2060 FE | GeForce GTX 1660 Ti 6GB | GeForce GTX 1660 6GB | GeForce GTX 1650 Ti 4 GB | GeForce GTX 1650 4 GB | |
チップ型番 | TU106 | TU116-400 | TU116-300 | TU117 | TU117 |
CUDAコア数 | 1920 | 1536 | 1408 | 1024? | 896 |
Tensorコア数 | 240 | 無し | 無し | 無し | 無し |
RTコア数 | 30 | 無し | 無し | 無し | 無し |
Texture Units | 120 | 96 | 80 | 64 | 56 |
ROPs | 48 | 48 | 48 | 32 | 32 |
ベースクロック | 1365 MHz | 1500 MHz | 1530 MHz | 不明 | 1486 MHz |
ブーストクロック | 1680 MHz | 1770 MHz | 1785 MHz | 不明 | 1665 MHz |
メモリ容量・種類 | 6GB GDDR6 | 6GB GDDR6 | 6GB GDDR5 | 4GB GDDR5 | 4GB GDDR5 |
メモリバス幅 | 192-bit | 192-bit | 192-bit | 128-bit | 128-bit |
メモリクロック | 14 Gbps | 12 Gbps | 8 Gbps | 8 Gbps | 8 Gbps |
L2 cache | 3 MB | 1.5 MB | 1.5 MB | 不明 | 不明 |
TDP | 160 W | 120W | 120W | 75W | 75W |
トランジスタ数 | 108憶 | 66憶 | 66憶 | 不明 | 不明 |
ダイサイズ | 445 mm² | 284m2 | 284m2 | 不明 | 不明 |
価格(USドル) | $349 | $279 | $229 | $179? | $149 |
しかし、それはカードがPCI-e電源コネクタをまったく備えていないという意味ではありません。
GTX 1650のほとんどのカスタムモデルは、GPUに必要な電力のほとんどをPCIeスロットを通して供給することができても、電源コネクタを必要とするかもしれません。
カスタムモデルでより高いファクトリーオーバークロックを可能にすることによって、余分な電力が利用されます。
カスタムモデルについて話して、ASUSは(Komachi経由で)ECCに記載されていた多くのGTX 1650 Tiカスタムモデルに取り組んでいます。
それらは以下が含まれます:
- ASUS GeForce GTX 1650 Ti Dual
- ASUS GeForce GTX 1650 Ti Dual Advanced
- ASUS GeForce GTX 1650 Ti Dual Overclock
- ASUS ROG STRIX GTX 1650 Ti Gaming
- ASUS ROG STRIX GTX 1650 Ti Gaming Advanced
- ASUS ROG STRIX GTX 1650 TI Gaming Overclock
- ASUS TUF GTX 1650 Ti Gaming
- ASUS TUF GTX 1650 Ti Gaming Advanced
- ASUS TUF GTX 1650 Ti Gaming Overclock
- ASUS Phoenix GTX 1650 Ti Gaming
- ASUS Phoenix GTX 1650 Ti Gaming Overclock
- ASUS GeForce GTX 1650 Ti Low Profile
- ASUS GeForce GTX 1650 Ti Low Profile Overclock
お分かりのように、ASUSで行われているGTX 1650 Tiグラフィックスカードには間違いなくたくさんのバリエーションがあります。
これらのモデルはすべて4 GBのバリアントであり、GTX 1650(Non-Ti)にも存在します。
GeForce GTX 1650(Non-Ti)について言えば、ASUSが2 GB GDDR5の亜種にも取り組んでいるようで、低価格帯の市場では129米ドルから139米ドル程度になるでしょう。
その一方で、GTX 1650 Tiは価格が179ドルから189ドルになる可能性があります。
149ドルのセグメントはすでにGTX 1650があり、、(GTX 1650 Tiは)価格が199ドルに近いため、同じ価格帯にはGTX 1660がありますが、価格を重視するならば、はるかに良い選択です。
GeForce GTX 1650 Tiの性能は、はるかに低い消費電力でも、RX 580に近い性能になり、RX 570を超えるはずです。
結局、実際に動作しているころを見ないとわからないため、もう少し待つ必要があるでしょう。
解説:
GTX1650とGTX1650Tiの続報です。
ここに来てまた新情報が出てきました。
TU117のフルシリコンは1024CUDAコアで、GTX1650の896CUDAコアはカットダウンモデルになるということです。
これにはちょっと驚きました。
また、メーカー独自のOCモデルが用意され、その場合、補助電源端子が搭載されるかもしれないということです。
このクラスのGPUは補助電源端子が必要とされるかどうかにかなり左右されるため、OC版には要注意といったところでしょう。
まあ、例えば価格的にGTX1650TiとGTX1660が変わらなかったとしても、補助電源端子が必要かどうかで使える場面というのはかなり大きく影響されるため、需要が高いのはGTX1650/Tiの方になるでしょう。
特にGTX1650TiならばほとんどGTX1660と性能が変わらない可能性があります。
GTX1660がGTX1060の+10%程度ですから、GTX1650Tiとの性能差はヘタをすると数%程度となります。
ここでどちらを選ぶかの決定打として補助電源端子が必要かどうかということになると思います。
GTX1650/Tiの場合、おそらく補助電源端子がついていたとしても定格で動かせば必要ないという仕様になる可能性が高いと思います。
補助電源端子に接続しないと起動すらもしないというGTX1660と比較するとこの点が大きく違ってくるのではないかと予想しています。
これらのGPUと比較すると明確な性能差があるGTX1660Tiは存在価値が高いと思いますが、こうした仕様を見るにつけ、GTX1660は本当に要らない子だなあと思います。(笑
75Wだと大きめのヒートシンクをつければ空冷での冷却も可能でしょうし、また、Palitが恒例の空冷版のGTX1650/Tiを出すでしょう。
この辺も地味に効いてくると思います。
GTX1650は予想価格24,000円前後、GTX1650Tiは28,000円から31,000円弱程度になるものと思います。
当サイトでは最下位グレードのGPUを搭載したモデルは準ゲーミングPCという扱いで積極的には勧めていません。
しかし、大ヒットしたGTX1060とほぼ同程度の性能で補助電源端子不要という仕様はかなり魅力的で、価格を最重視してFullHDまでのディスプレイしか使わないという方にとってはかなり良い選択になると思います。
おそらく一番売れるTuirngになると思います。