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Steam Machine、Vulkan 1.4コンフォーマントリストに正式登録―Navi 33搭載を確認

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※ 画像は記事の内容をもとにしたイメージです。必ずしも現実を反映しているわけではありませんのでご注意ください。

■事実

Valveの新型Steam MachineがKhronos GroupのVulkan公式コンフォーマントプロダクトデータベースに「AMD Steam Machine」として登録されました。

登録日は2026年5月23日、登録者はSoftware Freedom Conservancy(SFC)です。

VulkanバージョンはVulkan 1.4、CTSバージョン1.4.5.3を使用しています。

ドライバースタックはMesa/RADV(AMD Radeon GPU向けオープンソースVulkanドライバー)です。

GPUファミリーはRADV_NAVI33と記載――Navi 33アーキテクチャを搭載していることを公式に確認しています。

Navi 33はRX 7600シリーズに採用されているダイで、Steam Machineでは32CUから28CUへカットダウンした半導体カスタム版を使用しています。

合わせて記載されたCPUは「AMD Custom CPU 1772」――Hawk Point 2世代、Zen 4アーキテクチャ、6コア/12スレッド、最大4.8GHzでする

OSはLinux 6.16.12-valve6-1-neptune-616-g37101e112292 x86_64と記載、ValveのNeptune Linuxブランチを使用しています。

SFCは製品のハードウェアベンダーではなく、コンフォーマンス提出を代行する組織です。X.OrgファウンデーションはSFCの傘下にあり、SFCを通じてKhronosメンバー資格を持っています。

MesaのドライバーチームはSFCのKhronosメンバー資格を経由してコンフォーマンス結果を提出できる仕組みとなっています。

Vulkanコンフォーマント認定には「Vulkan CTS」と呼ばれる2,800万以上のテスト項目で構成されるテストスイートのパスが必要です。

コンフォーマントリストへの登録は製品ローンチ前の最終ステップのひとつにあたります。。ただし登録されても発売時期は確定していません。

ソース:https://www.khronos.org/conformance/adopters/conformant-products/vulkan

解説

コンフォーマントリスト登録の意味:製品出荷前の認証チェックのひとつであり、「Vulkanロゴやブランドを製品に使用するための資格取得」という側面が強い。登録イコール発売確定ではないが、開発が相当な段階に達していることは示している。

Navi 33搭載の確定が今回のポイント。仕様はスペックとして既知だったが、コンフォーマンス登録という公式の場で「RADV_NAVI33」と明記されたことでリーク情報が裏付けられた。

RDNA 4ではなくRDNA 3という選択に対してはコスト・供給安定性の観点が優先されたとみるのが自然だ。RDNA 3のNavi 33はすでに量産ラインが確立しており、カスタム品の調達も容易だ。

Mesa/RADVはSteam DeckでもVulkanドライバーとして実績を積んでおり、Steam MachineにおいてもそのままRADVを採用するのは自然な流れだ。

Neptune Linuxブランチの記載は、Steam OS向けの専用カーネル開発が継続中であることを示している。この番号体系はSteam Deckで使われていたものと同系統だ。

Software Freedom ConservancyがBambuLabs問題で話題になっている組織と同一なのは事実だが、Vulkanコンフォーマンスにおいては単なる「Khronosメンバー代行窓口」であり、同一視して混同するのは筋違いだ。

「あの組織」経由のコンフォーマンス登録に二度見した人は世界中に一定数いたと思われるが、役割は全く別である。

コンフォーマントリストへの登録は「確かにラスト前のステップ」ではあるが、半導体業界のスケジュールは流動的なため、登録から発売まで数ヶ月かかることも珍しくない。

「登録したということは、もうすぐ店頭に並ぶということ」――そう思いたい気持ちは理解できるが、リリース時期は引き続き注視が必要だ。