AMDのFSR 4アップスケーリング技術には様々な機能が搭載されていますが、ゲーマーはそれに伴う計算コストという欠点を無視しているかもしれません。
AMDのFSR 4は、主にAIを重視した実装のため、リソースを大量に消費するアップスケーリング技術です。
ご存知ない方のために説明すると、AMDはFidelityFXスイートを最新バージョンの2.0アップデートで拡張しました。
これにより、開発者はFSR技術スタックをゲームに簡単に統合し、最終的にはFSR 4などの技術を活用できるようになります。
さて、興味深いことに、Xユーザーの@opinali氏がFFX SDK 2.0リリースでFSR 4をテストすることに成功しました。
FFX APIを通じて、Radeon RX 9070 XTをAMDの最新バージョンのアップスケーリング技術でテストしました。
その結果は少し意外に思えるかもしれませんが、読者の皆様には、この技術がいかに計算コストが高いかがお分かりいただけるでしょう。
While we wait for @GPUOpen to fix or clarify the FFX SDK 2.0 push (eg missing necessary build instructions even for the code that’s left now), brief look at the FSR demo. I was able to build it with some guesswork: need to install NuGet packages for DX12 and PIX. 🧵 pic.twitter.com/1sjKsQNrEr
— Osvaldo Pinali Doederlein (@opinali) August 23, 2025
AMDのFSR 4は、Radeon RX 9070 XT GPUで優れたビジュアル強化をもたらしますが、ユーザーはフレームジェネレーションとV-Syncを無効にした状態でRX 9070 XTをテストし、FSR 4.0.2で276FPSを達成しました。
しかし、同じ環境でFSR 3.1.5を使用した場合、GPUは290FPSを記録しました。
これは、新しいバージョンのアップスケーリング技術ではパフォーマンスの飛躍は不要であることを示しています。
ユーザーはまた、FSR 4ではアップスケール時間も飛躍的に向上し、GPU使用率が37%上昇したと指摘しています。
つまり、AMDの現在のアップスケーリング技術を使用するとFPSが低下することが明らかです。
低いFPSで妥協する必要があるかもしれません。
これには理由があり、主にAMDがFSRバージョンで画像をアップスケールする方法に関係しています。
以前のバージョンであるFSR 3は古いAIエンジンに依存しており、FSR 4(他のGPUではDP4a)のような完全に調整されたAIモデルではありませんでした。
FSR 4はGPUリソースの面では安価ですが、画像再構成はそれほど詳細ではありません。
FSR 4では、Team Redはモーションベクターやテンポラルデータの使用といったAIアクセラレーション技術を導入しましたが、これはGPUコンピューティングの面ではコストの高い方法です。
したがって、上記のテストにおけるFPSの低下は明らかに正当化されます。
興味深いことに、FPSの低下はレンダリングワークロードのごく一部に過ぎません。
つまり、平均的なゲーマーにとっては、ゲームセッションではあまり問題にならないということです。
もちろん、FPSよりもビジュアルパフォーマンスを重視する場合はFSR 4が最適ですが、eSportsではアップスケール技術は避けるべきです。
解説:
FSR4の新しいバージョンでは画質が上がったが、それに伴って必要とされる演算能力も上がっているとのこと。
アップスケーラーに関しては最初に導入したNVIDIAが莫大な演算性能を要求されるレイトレーシングと対で性能を維持するために使うというイメージが強いので誤解されがちですが、本来ならば、FPSを底上げするために使われるものだと思います。
このように使うと、最終的には高性能なGPUの存在を否定してしまいますから、売り方としてレイトレーシングと組み合わせたのは上手いなあと思います。
最近ではゲーム機にも導入され、FPSの底上げをするために使われています。
FSR4もそれまでのFSR3と比較してかなり画質が向上したようです。
それに伴ってやはりCPUやGPUの演算能力を使っているようですね。
もちろん、FPSよりもビジュアルパフォーマンスを重視する場合はFSR 4が最適ですが、eSportsではアップスケール技術は避けるべきです。
平均的なゲーマーにとっては問題にならないのでしょうが、元記事にこのような一文があるのは印象的です。
やはり競技シーンではわずかでも遅延が発生する技術は使わないようにした方が良いということなのでしょうか。
私はそれほどシビアにFPSをプレイしたことがないのでアップスケーラーの遅延ありとなしの違いというのは分からないです。
あり/なしのレスポンスの差で勝ったり負けたりということがあるのでしょうか?
フレーム生成の場合、生成したフレームを最新フレームとして外挿するのではなく、最新フレームとひとつ前のフレームの間に補完として入れるので必ず遅延が発生しますから、プレイに支障が出る可能性があるというのは理解できますが、アップスケーラーはさすがに気のせいレベルなのではないかなと思います。
少し話は飛びますが、そろそろFSR4のRDNA3の対応をお願いしたいところです。