Intelは、同社のファウンドリー部門の進捗について、近い将来あまり楽観視していないようだ。
Intelファウンドリーは、将来のノードのためにNVIDIAやその他と提携しているという噂があったが、チーム・ブルーはこれを否定したのか?
Intelは、チップ事業をはじめとする多くの部門が業績不振を報告していることから、現在最高の時期を迎えているとは言えない。
新CEOのリップ・ブー・タン氏が就任し、リーダーシップが交代したとはいえ、Intelファウンドリーの状況は順調とは言えないようだ。
ロイターの報道では、Intelのデビッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)は、今後のプロセスに対する需要はまったく「大きくない」ことを明らかにし、Intelのハイエンド・ノードの生産のほとんどが社内で使用されることをほのめかした。
テスト用チップを入手し、そして何人かの顧客はテスト用チップから外れてしまう……。ですから、コミットされた数量は、確かに今はそれほど大きくはありません。
– Intel CFO
この発言は、IntelがNVIDIAをはじめとする多くの企業から18Aプロセスに関心を持たれており、TSMC USに代わる有力な選択肢として機能する可能性があると報じられているタイミングでのものだ。
ジンスナーが限定的な採用をほのめかしていることから、18Aをめぐる噂がすべて否定されるか、Intelが決定的な進展があるまで検証したくないかのどちらかだろう。
外部顧客を持つことは、Intelがファウンドリ部門を収益面でスケールアップさせる唯一の方法の一つであり、「内部使用のみ」はIFSを競合他社に比べて大きなマイナス面を置くことになる。
これとは別に、IntelのCFOは、ファウンドリ部門は2027年に収支が均衡する予定であり、外部顧客がファウンドリのプロセスを採用し、「一桁台前半から中盤の数十億ドル」の収益を上げた場合に実現すると明らかにした。
興味深いことに、IntelはIFSの外部でチップを調達しないという事実を否定しておらず、TSMCはNova LakeのデスクトップCPUで重要な役割を果たすと主張されている。
Intelの18Aプロセスについては、特に先日のDirect Connect 2025イベントの後、非常に楽観的な見方が広がっている。
NVIDIAなどは、台湾の巨人と並ぶ第2のファウンドリーを必要としているが、今のところ、確かな選択肢はIntelとサムスンだけであり、この2つの間で競争が起きている。
解説:
Intel18Aと14Aの採用は限定的
元記事中にあるコミットメントとは、「責任を伴う約束や、ある事柄に関与すること」です。
ここでは18Aや14Aをテストして採用するかしないか、という形で関与するということだと思います。
つまり、平たく言えば、テストしているけど、ほとんどの顧客は不採用になっているということにほかなりません。
それでも見通しが明るいのは、トランプ大統領の支持が得られたからだと思います。
当初、バイデン政権時代に多額の補助金を得ていたIntelに対する当たりはかなり厳しかったといわれており、ゲルシンガー氏の首を差し出すことによって生きながら得たのかもしれませんねえ。
TSMCも補助金を得ていましたが、こちらはアメリカに追加投資しろという要求によってチャラになっているのではないでしょうか(苦笑。
多額の補助金を得てもTSMCに敵わなかったIntelはトランプ政権になってうまく立ち回り、バイデン・トランプ両政権のいいとこどりをしているように見えます。
本来であれば、TSMCに叩き潰されていたのでしょうが、2027年にプラスマイナス0のところまで業績を回復させる見込みが立っているようです。
どのようになるのかは具体的には書いていませんが、NovaLakeのダイの一部をTSMCに発注してもペイする散弾が立っているのでしょうから、よっぽど特別扱いされているのかもしれません。
自由競争とは?といわずにはおれませんね。
これが自由主義社会のリーダーであるアメリカの国策企業の実態とは、苦笑するしかないです。