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IntelのXeSSサポートは200以上のゲームに拡大し、XeSS 2は19のゲームで公式にサポートされるようになった。

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Intelは、XeSS 2のサポートがより多くのゲームで利用可能になり、XeSSのサポートが200以上のゲームに達したことを発表した。

「Assassin’s Creed: Shadows」がXeSS 2のサポートを正式に受け、今後さらに多くのゲームがサポートされる予定です!

Intelは現在、NVIDIAやAMDの独自アップスケーリング技術には及ばないかもしれないが、確実に諦めてはいない。

今年3月にデビューしたXeSS 2は、AMDのFSR 4.0やNVIDIAのDLSS 4.0よりも比較的新しい。

Intelは、同社のXeSS技術が200以上のゲームで利用可能になったことをブログで発表した。

これまではXeSS 2をサポートするゲームはほんの一握りだったが、本稿執筆時点で正式にサポートされているゲームのリストには合計19のゲームが含まれている。

今後数週間で、さらに多くのゲームでXeSS 2のサポートが展開されるのは確実だが、Intelは最新のトリプルAタイトルへのサポート追加に意欲を見せている。

最新作は5月19日発売予定の「Assassin’s Creed: Shadows」で、RTX 50シリーズGPUを所有している人向けにNVIDIAのDLSS 4.0もサポートする。

残念ながら、このゲームがAMDのFSR 4.0もサポートしているかどうかは確認できないが、ありがたいことに、Arc GPUの所有者は、Xe1またはXe2ベースのGPUのいずれかを所有していれば、XeSS 2をオンにすることができる。

Intelによるデモンストレーションによると、AC: Shadowsは、XeSS 2を使用することで、アップスケーリングをオンにせずにネイティブ解像度でプレイした場合と比較して、2倍以上のパフォーマンスを達成することができます。

Arc B580では約30~40 FPSで動作するこのゲームは、XeSS 2をオンにすると80 FPS以上になり、XeSSよりも優れたビジュアル品質を実現しながら、よりスムーズなゲーム体験を可能にします。

XeSS 2は、Assassin’s Creed Shadowsにおいて卓越したビジュアルエンハンスメントを実現し、ネイティブ解像度に匹敵するシャープな画質とスムーズなパフォーマンスを提供します。その高度なAIベースのアップスケーリングと時間的再構成により、PCとハンドヘルド機の両方で現在利用可能な最も効果的なソリューションの1つとなっています。

– Nicolas Lopzez、Anvil Engineレンダリングテクニカルアーキテクト

Intelはまた、XeLL(Xe Low Latency)技術によってディスプレイの待ち時間を半分に短縮できることを紹介しており、「Marvel Rivals」、「AC: Shadows」、「F1 24」などの最新タイトルでこれを実現し、ゲームプレイをより快適にしている。

Intel Core Ultra 9 285Hのような最新のIntel Xe2ベースのAPUを誇るユーザーにとって、Intelは複数の最新タイトルでXeSS 2による大幅な向上を実証しており、ネイティブ解像度では不可能な1080pでの60FPS以上をArc 140Tで達成できるようになった。

Intelは、XeSS 2のサポートが近々より多くのタイトルに拡大すると発表した。

ソース:wccftech – Intel’s XeSS Support Extends To Over 200 Games While XeSS 2 Is Now Officially Supported By 19 Games

 

 

 

解説:

XeSS2の対応ゲームが19、XeSS全体の対応ゲームが200+に

ソフトウェアのサポートはIntelの得意とするところですが、XeSSの対応ゲームが200+になりました。

AMDの対応タイトルはFSRはFSR1が134、FSR2が178、FSR3が141、FSR4が27となっています。

FSR3まではAIベースのアップスケーラーではないので、画質に関しては今一つのところ(特にFSR1)ですが、一応対応タイトルは古くから技術を公開しているだけあってかなりのものになっています。

ソース:AMD公式

Intelも近年急速にタイトル数を増やしている一方、XeSSは完全なAIアップスケーラーなので品質はFSR1-3より上でしょう。

このあたりの対応力に関しては完全にIntelの方が上だと思います。

最近、Intel ARC dGPUに関しての情報が少なくなっており、リップ政権になってから存続が危ぶまれていましたが、どうやらGPU部門は存続していくようです。

私は以前から言っている通り、AIとも直接的につながっており、ここまで力を入れてきたdGPU部門を今から切り捨てることなどありえないと思っていました。

AIアクセラレーターがASICやNPUになるとしてもdGPUの立ち位置はそう大きく変わらないと思いますので、これを切り捨てる経営者がいたらかなり愚かといわざるを得ません。

残念ながら、Blackwellの不調に対して生産数を増やして対応するということができなかったIntel ARCですが、AMDのRadeonは信じられないほどGPUを増産して高い成績を残しました。

ここからわかることは同じマイナーGPUでも長く業歴があり市場から一定の評価を得ている方がチャンスをより生かせるということです。

IntelのARCもコツコツと実績を積み上げていけばまたチャンスを生かせる機会が巡ってくると思います。

速ければ2年後に(苦笑。

NVIDIAはRTX6000シリーズでは汚名を返上していただきたいところです。

 

 

 

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