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AMD、32GBのVRAMを搭載したRadeon PROワークステーションGPU「Navi 48 XTW」を準備中との報道

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AMDは、「Navi 48 XTW 」GPUを次期ワークステーションGPUラインアップ(おそらくRadeon PRO W9000シリーズ)に統合する計画だ。

AMDはRDNA 4をワークステーションのラインナップにも投入する計画で、おそらく噂されているRadeon PRO W9000シリーズに搭載されると思われる

さて、Team RedのNavi 48 GPUの発売は、RDNA 4コンシューマー向けGPUで、AMDがエンスージアストGPUセグメントに別れを告げる時が来たと判断したため、能力を最大限に引き出すことに限定された。

Radeon RX 9070シリーズが発売される前は、Navi 48 XTXがNVIDIAのGeForce RTX 5090の対抗馬になるだろうと思われていたが、残念ながら発売されることはなかった。し

かし、リーカー@AnhPhuHによると、Navi 48 XTWはAMDのワークステーションGPUラインナップの一部となり、32GBのVRAMを搭載すると主張している。

リーク者はまだ具体的なことは述べていないが、このラインナップはAMDのW9000ワークステーション・シリーズの一部ではないかと推測されている。

しかし、この特定のラインナップは過去にどこにも登場していないことから、今のところ確信はない。

これとは別に、このモデルは32GBのメモリ、おそらくGDDR6を搭載すると主張されており、今のところ、Navi 48シリーズのVRAM構成に関しては、このモデルが最高スペックになると言っていいだろう。

コンシューマー・セグメントにおけるAMDの動向については、同社はRadeon RX 9060 XTとRadeon RX 9070 GREの発売を控えており、正式発表はComputexの頃になりそうだ。

同様に、ワークステーション向けGPU「Navi 48 XTW」についても、「Advancing AI」イベントか「Computex」のいずれかで発表される可能性があるが、同イベントがプロフェッショナル向けであることを考えると、前者の可能性が高そうだ。

ソース:wccftech – AMD Reportedly Prepares a ‘Navi 48 XTW’ Radeon PRO Workstation GPU, Featuring 32GB of VRAM Onboard

 

 

 

 

解説:

32GBはRX9070XTXではなく、Radeon Pro W9070(?)か?

んー、これは残念な話ですねぇ。

Radeon Proで出るとしたらノーマルRadeonで出るのは絶望的です。

Radeon Proは高い分、明確にノーマルRadeonと線引きされています。

メモリ容量はその線引きの一つですから、Proで出るならコンシュマーで出ることはまずありません。

例えばRDNA3のRadeon Pro W7900はNavi31ですが、メモリはRX7900XTXの倍の48GBとなります。

Pro W7900(48GB)が実売66万円くらいなので、Radeon Pro W9070(?)もそのくらいかちょっと安いくらいでしょう。

RX9070XTがいくら優秀といってもやはりNVIDIAの上位モデルにはかなわないわけで、ワークステーション向けではあまり強気の価格はつけられないでしょう。

それでもセグメントが違えばかなり高い価格をつけられるのでAMDとしてはメリットが大きいのでしょうねえ。

個人的な話をすれば、RX7900XTXの24GBというのはAI向けとしてはかなり心もとないメモリ容量ですので、RDNA4で16GBにダウングレートするのは強い抵抗感がありましたが、仕方ないですねえ。

 

個人的な雑感

ただ、購入するのは噂のWindowsに対応するといわれるROCm7.0ロンチ以降にします。

ここでもおそらくユーザービルドのライブラリがすぐに公開されると思いますので、現在のHLCT(HIP SDK Library Customization Tool)と同じようなツールを公開したいと思います。

たぶん名前はRLCT(ROCm Library Customization Tool)になると思います。

Windows版ROCm(?)はMIOpen(AMD版cuDNN)とhipblasLt(AMD版cublasLt)に対応してくると思います。

あとはRDNA4で実装されたFP8周りの機能にも新しく対応してくるのではないでしょうか。

ROCmでAMDが公式で対応を保証するならば、おそらくStability Matrixも対応すると思いますので、これでようやくRadeonもホビー向け生成AIの世界で市民権を得られると思います。

LinuxのROCmはTritonの扱いがかなり大きくなっており、標準ツールともいえる扱いになっていますので、Windowsでさんざんエラーを吐いているCUDA向けのTritonが抱えている問題を解決出来たら痛快ですね。

この辺りで一部でもCUDAを超えるような性能や使い勝手を実現してくれると嬉しいです。

 

 

 

 

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