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Intelが次世代ArcデスクトップGPUにGDDR7メモリーチップを採用するとの噂。

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IntelのdGPUチームは、Battlemage GPUの発表後、GDDR7 Intel Arc GPUの開発に携わる人物を探している。

Intelは将来のArc GPUにGDDR7技術を統合し、「デスクトップGPU」ゲームに戻ってきたことを示す

Intelは昨年、2つの新しいBattlemage GPU、Arc B580とB570を発表し、我々を驚かせた。

当時、NVIDIAとAMDの次世代ソリューションが市場になかったため、これらは大きな注目を集めた。

しかし、GDDR7メモリ技術を含む何か大きなことに取り組んでいるようだ。

Haze2K1氏によって発見された求人情報では、Intelが将来のArc製品にGDDR7を統合することに取り組んでいることが明らかにされており、同社はこの規格を利用したコンシューマー向けGPUの準備を進めているようだ。

しかし、我々の予想によれば、IntelはBattlemageでは古いGDDR6技術に固執しようとしているため、次世代Celestial GPUのラインナップにはGDDR7を使用すると予想される。

さらに、チーム・ブルーはBMG-G31 GPUシリコンを採用したBattlemageのバリエーションにも取り組んでおり、IntelのディスクリートGPUポートフォリオが楽観的であることを示している。

 

今のところ、この求人情報がどのラインナップを指しているのかは不明だが、IntelがAMD/NVIDIAなどが独占しているデスクトップGPU分野に何か新しいものを提供しようとしているのは実に興味深い。

新しいリーダーシップの下、Intelはコンシューマー向けデスクトップ市場に焦点を移しており、彼らが成功する唯一の方法は期待に応えることである。

IntelとそのGDDR7に対する野望についてさらなる情報が入り次第、この記事を更新する。

ソース:wccftech – Intel Is Rumored to Use GDDR7 Memory Chips in Its Next‑Gen Arc Desktop GPUs, Likely Part of the “Xe3” Celestial Lineup

 

 

 

解説:

IntelがGDDR7関連の人材を募集中。

次世代のdGPUはGDDR7を採用することが確定的ですね。

AMDのRDNA2が発売されて以来、NVIDIAも大容量のキャッシュを採用するようになり、メモリチップの帯域幅の影響は相対的に小さくなりましたが、やはり新しいチップを採用し続けるというのは重要なことのようです。

ここでIntelがGDDR7関連の人材を募集というのは意外でびっくりしました。

Battlemage世代ではBMG-G31、B700シリーズ用の最上位モデルのキャンセルは確定的といわれており、代わりにAI向けのBMG-C32としてリワークされたことは先日の記事で紹介しました。

IntelはFab事業の苦戦によって赤字を垂れ流しており、dGPU事業はどうなるのか?とその動向が危ぶまれていましたが、このニュースを見ると、どうも当面安泰のようですね。

私はIntelはdGPUからは撤退しないと思います。

理由はいくつかあって、まず、

1.内臓GPUの事業と密接にかかわっている。

2.IntelがdGPU事業を始める際、CPUの歴史を振り返り、「次の演算性能の飛躍はGPUによってもたらされる」とぶち上げていた

ことです。

外部から招かれたCEOであってもdGPU事業の将来性は承知のはずで、今からここまで育てたGPU事業をなかったことにするのはちょっとあり得ないかなと思います。

また、dGPUはAIアクセラレーターもつながっていますので、そういう意味でも今のトレンドから外れるにはかなりの勇気がいると思います。

決してうまくいっているとはいいがたいIntelのDGPUですが、我慢して続ける先には明るい未来が待っていると思います。

 

 

 

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