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次世代ハンドヘルド向けAMD Ryzen Z2 Extreme APU、16個のRDNA 3.5 GPUコアと8個の「Zen 5」CPUコアを搭載

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AMDのRyzen Z2 Extreme APUは、16個のRDNA 3.5 GPUコアを次世代ゲーミングハンドヘルド機に搭載するとGolden Pig Upgradeが報じた。

AMD Ryzen Z2 ExtremeハンドヘルドAPUは16 RDNA 3.5 GPUと8 Zen 5 CPUコアを搭載

昨日、我々は2024年に様々なゲーミングハンドヘルド機に搭載される 次世代AMD Ryzen Z2シリーズAPUの予備的な仕様を見ることができた。

Golden Pig Upgrade(via Bilibili)は、以前の発言を訂正し、Z2 Extremeは以前に明らかにしたものよりもはるかに優れたGPU構成を搭載すると述べている。

新しい仕様によると、AMD Ryzen Z2 Extreme APUは、新しいRDNA 3.5グラフィックス・アーキテクチャに基づく合計16基のコンピュート・ユニットを搭載する。

これは、Strix Point APUのGPUとしてはフラッグシップの構成であり、AMDのStrix Haloラインアップが最大40個のコンピュートユニットを搭載することになる。

そのため、このiGPUは、現在市場で最速のStrix APUであるRyzen AI 9 HX 370 APUに搭載されているのと同じAMD Radeon 890M構成となる。

CPUに関しては、AMD Ryzen Z2 Extreme APUはZen 5コア・アーキテクチャに基づく8コア16スレッド構成となる。

この構成では、合計3つのZen 5コアと5つのZen 5Cコアが搭載されると報告されている。

これにより、AMDはチップの性能と効率を最大限に高めることができる。AMD Ryzen AI 7 PRO 360も同様のCPU構成を採用し、クロックは最大5.0GHz。

このCPUのTDPは9Wから30Wの範囲に留まる。

AMD Ryzen Z2 Extreme APUは、2025年の携帯ゲーム機向け最高級チップとして機能し、標準的なZ2およびZ2G製品はメインストリームおよびエントリー・レベル・セグメントに対応する。

AMDは携帯ゲーム機セグメントで、インテルのCore Ultra 200V 「Lunar Lake 」およびCore Ultra 200U 「Arrow Lake 」CPUと戦うことになる。

特にLunar Lake CPUはXe2コアを搭載しており、ワット当たりの性能が大幅に向上しているため、AMDは今回、市場に真の挑戦者を迎えることになる。

AMD Ryzen 「Z 」シリーズ ゲーミングハンドヘルドAPU:

CPU 名 AMD Ryzen
Z2 Extreme
AMD
Ryzen Z2
AMD
Ryzen Z2G
AMD Ryzen
Z1 Extreme
AMD
Ryzen Z1
ファミリー Strix Hawk Rembrandt Phoenix Phoenix
製造プロセス TSMC 4nm TSMC 4nm TSMC 6nm TSMC 4nm TSMC 4nm
最大コア数/
スレッド数
8/16 8/16 4/8 8/16 8/16
最大クロック 未定 5.1 GHz? 未定 5.1 GHz 4.9 GHz
最大キャッシュ
容量
未定 16 MB 8 MB 16 MB 16 MB
TDPレンジ 9-30W 9-30W 9-30W 9-30W 9-30W
GPU
アーキテクチャー
RDNA 3.5 RDNA 3 RDNA 2 RDNA 3 RDNA 3
最大GPU
コア数
16 CU 12 CU 12 CU 12 CU 4 CU
発売時期 2025H1? 2025H1? 2025H1? 2023Q3 2023Q3

ソース:wccftech – AMD Ryzen Z2 Extreme APU For Next-Gen Handhelds Features 16 RDNA 3.5 GPU Cores & 8 “Zen 5” CPU Cores

 

 

 

 

解説:

Ryzen Z2 ExtremeはStrix Pointで確定か?

昨日の記事でRyzen Z2 Extremeは12CUとありましたのでコスト的に優位なKrackan Pointである可能性が高いのかなと思っていましたが、今回の記事で情報が16CUにアップデートされていましたのでやはりStrix Pointのようですね。

ソース元のユーザーがのちに情報を訂正したようです。

Zen5系のハイブリッドで3+5、iGPUは16CUになるとのこと。

このモデルは当初Ryzen Z2 Extreme Xと呼ばれていたようですがキャンセルされて、Ryzen Z2 Extremeとなったようですね。

 

Strix Pointはダイサイズ232.5mm2でPhoenix PointやHawk Pointより一回り大きくコスト的にはかなり不利になるといわれています。

Ryzen Z2 Extreme搭載機種はかなりプレミアムな価格になるんじゃないかなと思います。

Ryzen Z2無印がHawk Pointの12CUですので、こちらが主力になるような価格設定になる可能性は高いと思います。

逆にRyzen Z2 Extremeの方が売れたらびっくりですね。

Ryzen Z1/Extermeのような関係性とはちょっと違う形になるんじゃないかと思います。

ゲーミングPCに関しては快適性のために結構なお金を払うユーザーがいますので、携帯機のプレミアムセグメントを狙っているのか、それともAIBからのオーダーによるものなのでしょうか?

確かにグレード付けするとすれば、最上位のモデルは16CUの方が良いとは思います。

 

 

 

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