インテルは、最新のCore Ultra 200V 「Lunar Lake」 CPUをサポートするためにAI Playgroundアプリをアップデートし、互換性の拡張と新機能を追加しました。
インテルのAIプレイグラウンドが最新のCore Ultra 200V 「Lunar Lake」 CPUに対応し、AI機能と機能が向上
プレスリリース この夏、インテルは、インテルAI PC(詳細)上のAIを簡素化するために設計された、さまざまなAI機能を備えたユーザーフレンドリーなAIスターターアプリ、AI Playgroundを発表しました。
本日、AI Playgroundが最新のインテル Core Ultra 200Vシリーズ・プロセッサーに対応したことを発表できることを嬉しく思います。
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AI Playgroundは、Intel Arc GPU内蔵のIntel Core Ultra PC、または8GBのメモリを搭載したIntel Arc Graphicsディスクリートカードを搭載したシステムで動作します。
AI Playground ファイル |
バージョン | リンク |
インストーラー Intel Core Ultra 200V シリーズ・プロセッサー用 |
1.21b | リリースノート ダウンロード |
インストーラー Intel Core Ultra-H プロセッサー用 |
1.01b | リリースノート ダウンロード |
Intel Arc dGPU 8GB+用インストーラー |
1.01b | リリースノート ダウンロード |
ソースコードと リポジトリ |
1.21b | 訪問 |
ユーザー マニュアル |
1.21b | ダウンロード |
コミュニティ サポート |
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新機能
- 最新のIntel Core Ultra 200Vシリーズプロセッサーを搭載したPCのために特別に設計された新バージョンのための追加機能を追加することで、AIプレイグラウンドを改善しました。
- 新しいテーマ Intel Core Ultra 200Vシリーズプロセッサー専用に、AI Playgroundに新しいテーマと外観を追加しました。
- LLMピッカー: LLMピッカーに、Phi3、Qwen2、Mistral LLMモデルから選択できるLLMを追加しました。以前と同じように、Transformerバージョン4.39*で動作する限り、あなた自身のネイティブPyTorch LLMを持ち込むこともできます。
- 会話マネージャ: チャットのディスカッションを保存できるようになり、コーディングプロジェクトやクリエイティブライティングプロジェクトなどの特定のトピックに戻ることができるようになりました。
- フォントサイズ: ご要望の多かったフォントサイズツールが追加され、回答セクションのフォントサイズを増減できるようになりました。
- アスペクト比ツール: 作成とエンハンスでは、水平と垂直の解像度スライダーをプリセットのアスペクト比ピッカーに置き換え、希望する画像の形状に適したピクセル数の画像を簡単に生成できるようにしました。
- 追加修正 以下の機能を追加することにより、AI Playgroundのインストーラーをよりシームレスにしました。
- VC++ 再頒布可能ファイル: 必要な DLL が不足している場合、これらのファイルが不足しているシステム用に VC++ 再頒布インストーラーを追加しました。
- ポートの修正: AI Playgroundを単一の固定ポートに設定することはなくなりました。AI Playgroundが既存のアプリやサービスと競合しないように、空きポートに調整されます。
- 例外ハンドラ: オンラインネットワークの問題やコンフリクトが発生する可能性があるため、例外ハンドラを追加しました。
主な機能
Intel’s AI Playground v1.21bには、AI Playgroundのコア機能がすべて含まれており、AI PCで様々なAI機能を利用しやすく、直感的に操作できるように設計されています。AI Playgroundには以下の特徴があります:
インストールと操作が簡単 AIプレイグラウンドは、Gitクローンやコマンドライン環境でのPythonスクリプトの実行といった複雑な要件を必要とせず、他のアプリケーションと同様に簡単に実行できるインストーラーとして提供されています。また、ユーザーインターフェイスもシンプルで使いやすく、誰でも簡単にAIを利用することができます。
- 生成: SD1.5またはSDXLモデルを使用して、テキストから画像を簡単かつ容易に生成できます。プロンプトを入力して生成を押すだけです。ギアアイコンをクリックしてモードや解像度を変更し、設定を調整することで、無限の画像を作成できます。FASTモードに変更すると、LCM Fast LoRAが追加され、AI Playgroundでの画像生成の速さに驚かされます。
- 拡張: 画像を次のレベルに引き上げるには、バリエーションの有無にかかわらず画像をアップスケールしたり、別の画像に基づいて画像をスタイル化したり、画像を修正、削除、変更するためにインペイントしたり、元の境界線を超えて画像を生成するためにアウトペイントしたりします。
- 回答:チャットボットがあなたの指先に。芸術、科学、歴史など、一般的な知識なら何でもお答えします。ある言語や別の言語からのコピーを翻訳したり、クリエイティブなライティングやコーディングのサポートを受けることができます。さらに、あなたのPCからドキュメントを追加して情報を検索し、洞察や要約を提供します。最新の大規模言語モデルから選択し、知識収集を強化します。
- 柔軟性: AI Playgroundは、代替モデルのダウンロードにも柔軟に対応します。CivitAI上の画像生成のために、何千ものチェックポイント、LoRas、またはInpaintモデルから選択します。Transformers4.39をサポートするHuggingfaceの代替PyTorch LLMモデルを使用します。これらのモデルを対応するフォルダにダウンロードし、AI Playgroundのデフォルトを上書きするために手動モードに切り替えます。
- ローカル: すべてのAI計算、プロンプト、出力は、あなたのコンピュータに100%ローカルです。あなたは、完全なプライバシーで入力と出力を制御することができます。
- ハードウェアの最適化: AI Playgroundは、Intel Arc GPUを内蔵したIntel Core Ultra 200VシリーズプロセッサーのIntel XeコアとXMX AIエンジンを活用しており、軽量で低消費電力のデバイスで驚くべきAIワークロードをローカルで実行できます。
詳細については、GitHub の AI Playground プロジェクトをご覧いただくか、Intel Insiders Discord に参加して、AI Playground に関するインテルやインテルのコミュニティと直接やり取りしてください。
解説:
LunarLake用のAIアプリ「AI Playground」が早くも登場。
9月に発売されたモバイル向けCPU、LunarLake対応の「AI Playground」がリリースされました。
「AI Playground」はイラスト生成AIやLLMがコマンドラインを使わなくても手軽に利用できるソフトウェアです。
実はIntelXPU(GPU)対応版のPytorchはLinux版しかリリースされていないのですがWindowsに関しては「AI Playground」のようにアプリで対応するという形式をとるのでしょう。
これだと、例えばStable DiffusionからFlux.1にトレンドが移った時にアップデートしてくれないとトレンドから取り残される可能性はあるわけですが、その辺りは手軽さとトレードオフなのでしょう。
Intleはこの手のソフトウェア環境を整備するのを得意としていますので本領発揮というところなのでしょう。
AMDもROCmを使ってAIの対応を進めているところですが、このあたりの対応はイマイチと言わざるを得ません。
IntelはOneAPIをはじめとした開発環境も整備されてきており、NVIDIAもかなり意識しているようです。
今のところIntelのGPUは丸々一世代遅れていますので市場に存在感を示せていませんが、このようにきちんとソフトウェアが整備されていけば、市場で存在感を示せる日もそう遠くないと思います。
Alchemist世代ではさんざんな評価でしたが、Battlemage世代ではどんな評価を受けるでしょうか?
先行2社に追いつくにはまだ時間がかかると思いますが、AIのような新規の分野ではすでにAMDの背中が見えている状況ではないかと思います。
少なくともWindowsでのAI活用についてはAMDより上になっていると思いますが、Alchemist自体がかなりイマイチの性能でしたのでそれが生かせていないのは残念です。
Battlemage世代でもまだイロモノ扱いだと思いますが、Crestial当たりではかなり評価が変わってくるのではないかと思います。
alchemistも出始めの時期に比べると雲泥の差でしょう。
しかし、最近はかなりましになってきたのではないかと思います。
ハード的に性能が低いのはどうしようもありませんが・・・。