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Xboxは 「困難な収益・利益目標 」の下で運営されている

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Xboxが最近苦戦しているのは周知の事実で、690億ドルを投じて買収したアクティビジョンの後ではなおさらだ。

これはゲーム業界最大の買収となったが、必ずしも最も賢明な買収ではなかった。

パンデミックのような出来事によってゲーム市場全体が大きく停滞し、業界が今以上に不安定になったことが主な原因で、Xboxにとってはさらに厳しい状況になっている。

現在、業界の大きな要因のひとつは、多くの人々にとってゲームがいかにとっつきにくいものであるかということであり、平均的なゲーマーの場合、超大作ゲームを購入するのに70ドルもかかる。

Xboxのサラ・ボンド副社長は、「伝統的なゲームビジネス 」以外の分野にも目を向け、「未開拓の分野 」への進出を目指すと語っている。

次の動きについて語ることで、彼女はXboxの新ハードウェアを示唆しており、フィル・スペンサーは携帯型デバイスに興味を示し続けている。

もちろん、新ハードウェアの話をする一方で、Xbox独占ゲームの売り込みやXbox Game Passなどのサブスクリプションの宣伝も行っており、現在はゲーム機ではなくサブスクリプションに重きを置いている。

アクティビジョンの買収はマイクロソフトにとって大きな可能性を秘めているが、ボンドはゲーム部門でさらなる犠牲を払い続けなければならない。

今年に入ってから2,650人以上の雇用が失われ、業界全体で11,500人の雇用が失われている。

マイクロソフトは、アクティビジョンの買収が長期的には利益につながると考えているが、Xboxのビジネス能力に詳しい人が言うように、ゲーム部門は厳しい収益・利益目標の下で運営されている。

ボンドは、「向こう側にあるチャンスは、我々全員にとってはるかに大きい」と、同社がほぼ1年間戦い続けてきたチャンスを前にして、この挑戦を強く意識している。

ボンドがマイクロソフトで働き始めてから数カ月後、マイクロソフトが年間10億ドルを投じてサードパーティのゲームを入手するサブスクリプションサービス、ゲームパスが導入された。

マイクロソフトの利益のほとんどが、ゲームとは関係のない同社の他の部門からもたらされていることは周知の事実だ。

これらの部門で働く上層部はゲームについてよく知らないが、スペンサー氏は、「Xboxが今よりもっと大きくなる可能性を取締役会が把握しているのを見ることができた 」と述べた。

マイクロソフトによると、ゲームパスの加入者は非加入者よりも50%多くゲームに費やしており、その功績の大部分はサブスクリプションサービスを成立させたサラ・ボンドにある。

ボンドは今日に至るまで、信じられないほど不安定で絶えず変化する業界において、自分が「今後10年間生きていくための決断をしている」と認識している。

Xboxはもう据え置き型ゲーム機は発売されないという見方が多いが、ボンド氏は、新しい据え置き型ゲーム機には 「これまで見たこともないような大きな技術的飛躍 」があると語っている。

これに携帯ゲーム機が含まれるかどうかはまだわからない。

ソース:wccftech – Xbox is Operating Under A “Challenging Set of Revenue and Profit Goals”

 

 

 

 

解説:

Xboxのゲームビジネスに赤信号。

Xboxはせっかく買収したスタジオのゲームをPS5向けに発売するといっており、ゲームパスをはじめとしたありえないほど、原価を無視した顧客サービスによってゲームビジネスは崩壊の憂き目を見たようです。

先日PS5とXboxの出荷台数が暴露されましたが、XboxはPS5の約1/3ほどとされており、今世代のゲーム機戦争で勝利を収めたのはPS5ということなのでしょう。

Switchの成功に目をつけて、今度は携帯ゲーム機に参入するつもりのようです。

しかし、こちらも任天堂Switchという圧倒的に強い先行者がいる状況ではなかなか難しいのかなと思います。

価格が高くなれば今度はSteamdeckやROG Allyといった携帯ゲーミングPCとの競争にもさらされることになります。

ソニーがPS5の価格を強気に設定しているのもXboxのゲーム機ビジネスが事実上破綻してしまったからだと思います。

 

ゲーム機ビジネスに重くのしかかる負債

ゲーム機ビジネスに重くのしかかるようになったのは開発費の高騰とDEIやポリコレに配慮しすぎたことによる売り上げの低迷があります。

ゲームより先にポリコレの波に飲まれた映画業界では、従来ビジネスの中核にいた脚本家は白人の男性であればどんなにベテランでもその地位を追われ、素人同然の黒人の女性やトランスに置き換えられているそうです。

よって、今後、DEI・ポリコレ化の波が収まってももう映画ビジネスは再生不可能なのではないかとまで言われています。

これらのポリコレ・DEI社員は業務そっちのけでLGBTQのデモなどに参加しているそうですよ。

もはや目を覆いたくなるような惨状で、これがゲームビジネスの未来かなとわたくしは個人的に考えています。

何度も何度も繰り返しソニーのCONCORDの爆死についてツイートしていますが、このCONCORDは4億ドル572億円も製作費を使いながら返金したので1円も稼ぐことができませんでした。

業界の中ではDEI・ポリコレを批判できない風潮があって、おそらく今後も会社が傾くまでの失敗を繰り返すでしょう。

アサシンクリード・シャドウズの炎上をご存じの方も多いと思いますが、こちらもDEI・ポリコレで爆死炎上しています。

遠くない未来に大手のゲームスタジオはすべて作品のポリコレ化で倒産、買収の憂き目にあって、日本・韓国・中国といったDEI・ポリコレ化をかたくなに拒んでいる国のスタジオのみが生き残ることになると思います。

PS6の発売まであと3-4年でしょうがそこまで「多様性・woke」と言い続けていたらどこのAAAタイトル開発企業は影も形も残らないでしょう。

なぜならば現代のゲームビジネスは極めてギャンブル性の高いリスクの高いビジネスになってしまいましたが、「多様性・woke」な要素はゲームの売り上げにとってマイナスにしかならないからです。

それはCONCORDの爆死が端的に表しています。

一作につき572億円も赤字になっていたらあと2-3年でゲーム業界は焼け野原になってしまうでしょう。

 

 

 

 

 

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