Intel は、デスクトップ&ラップトップ・プラットフォーム向けArrow Lake Refresh CPUに、アップグレードされたNPUを搭載するかもしれない。
Intel がArrow Lakeリフレッシュデスクトップ&ノートPC向けCPUにアップグレードNPUを追加する可能性
Intel の次期ハイエンドArrow Lake CPUである “S “デスクトップや “HX “ラップトップのラインナップは、専用のNPUハードウェアを搭載せずに発売される。
NPUはIntel Arrow Lake-H/UおよびLunar Lakeチップに限定され、Core Ultra 200VチップはAMDのStrix APUが提供する50のAI TOPSにほぼ匹敵する最大48のTOPを提供する。これらはNPU4と呼ばれる新しいユニットの形で提供される。
現在、AMDはAM5プラットフォーム向けのRyzen 8000G「Hawk Point」チップという形で専用NPUを搭載したデスクトップ用チップを提供している唯一のチップメーカーだが、それも間もなく変わるかもしれない。
Intel 関連のリークに積極的な@jaykihn氏によると、Intel はArrow Lake-SおよびArrow Lake-HXプラットフォームのデスクトップおよびハイエンド・ノートPC向けチップ・ラインに、専用のアップグレードされたNPUを組み込む予定だという。
このリーカーは、このNPUは次期Arrow Lake-SおよびHXチップに搭載されるものからアップグレードされたバージョンになると述べており、このことは、NPU/AIアクセラレータのようなものも搭載される可能性があることを示唆している。
Arrow Lake Refresh, if carried out, will see an upgraded NPU on the SOC tile at a 2.8mm longer die than Arrow Lake. HX and S, same package size.
The mobo compatibility will depend on whether Fast Voltage Mode (FVM) is enabled on the VccSA rail, which depends on board vendors.
— Jaykihn (@jaykihn0) July 3, 2024
Arrow Lake non-refresh will also have an NPU.
I’m not sure where that rumor is sourced from, but it isn’t correct.
My previous tweet regarding the NPU stated “upgraded”, as in upgraded from the previous Arrow Lake non-refresh NPU.
— Jaykihn (@jaykihn0) July 5, 2024
この情報によると、Intel はArrow Lake CPUのリフレッシュを準備している可能性があり、SOCタイル内にNPUを組み込む可能性があるという。
SOCタイルは一般的に、Meteor LakeチップなどIntel の最新CPUに搭載されている最大のタイルである。
NPUが追加されることで、Intel Arrow Lake CPUはダイサイズが大きくなり、現行世代のArrow Lakeチップと比べて2.8mm拡大する可能性があると報告されている。
この専用NPUは、Intel のArrow Lake-SとArrow Lake-HXReflesh CPUに搭載され、ダイサイズは次期Arrow Lakeチップより大きくなるが、パッケージサイズは同じになる。
そのため、チップはソケットを大きく変更する必要はない(BGAとLGA)。
互換性は維持されるが、マザーボードベンダーはVccSAレールで高速電圧モード(FVM)を有効にする必要がある。そのため、自社製品でNPUのサポートを有効にするかどうかは、すべてマザーボードベンダー次第となるが、「AI PC」セグメントを取り巻く誇大広告を考えると、マザーボードメーカーはおそらくそれを利用しようとするだろう。
全体として、Intel がNPUを搭載したデスクトップ&ノートPC用チップで何をもたらすのか興味深い。
第1世代のArrow Lake CPUがまだ発売されていないことを考えると、Arrow Lakeのリフレッシュについて語るのは時期尚早だが、Intel が本当に2025年にデスクトップ向け第1世代Core Ultra CPUのリフレッシュを行いたいのであれば、Panther Lakeまで少し待つ必要がありそうだ。
ソース:wccftech – Intel Arrow Lake Refresh CPU Might Feature Upgraded NPU Leading To Larger Die Size
解説:
デスクトップのNPU搭載はArrow Lake Refleshからか?
ついに明確にデスクトップCPUにNPUが搭載されるという情報が出てきました。
そして、今年発売のデスクトップCPUにはどれもNPUが搭載されないことが確定してしまいましたね。
2025年発売のArrow Lake RefleshからNPUが搭載されることになるようです。
もともとx86ではCopilot+の機能が有効化されるのは2024年末ともいわれていますので、まあまあ順当なスケジュールなのかなとも思います。
次のRyzen10000 or Ryzen X100シリーズ?がいつになるのかはわからないですが、AMDも次々世代ではデスクトップにNPUの搭載を期待したいところです。
気になるところ
NPUはGPUとは独立して動いているはずですが、AutoSRが有効になるのは内臓GPUに対してだけなのかどうかは気になるところです。
内臓GPUだけなら結構厳しいかもしれませんね。
まあ、デスクトップのArrow Lakeで出るということは単体GPUでも有効になるのだとは思いますが・・・。