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メモリー市場はいずれ「供給ショック」に見舞われるが、AI主導の需要に救われる

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モルガン・スタンレーは、世界のメモリ市場は来年中に “供給ショック “に見舞われると主張し、AI主導の需要が大規模な開発をもたらすだろうと述べている。

コンシューマー向けおよびクライアント向けメモリー市場は、AIによる需要で経済的な転換を迎える

さて、メモリ業界は、長い間探し求めてきた景気回復をついに目にすることになりそうだ。

アナリストは、AIハイプのおかげで市場が「ゴールドラッシュ」に見舞われると予想している。

モルガン・スタンレーの新しいレポートによると、HBM市場では11%の供給不足が予想され、DRAM業界では-23%の供給不足が予想されている。

この供給不足の主な要因は、HBMメモリーを主要コンポーネントの1つとするAIアクセラレーターの大量導入による膨大なHBM需要である。

それとは別に、モルガン・スタンレーは、需要の増加に伴い、メモリ商品の価格が高騰すると報告しており、同社は、ストレージ製品は各四半期で2桁の割合で上昇する見込みであり、HBMの価格は急速に上昇するとしている。

同レポートは、メモリー業界は「スーパーサイクル」を迎えるだろうとしており、サムスンやSKハイニックスのようにすでに確固たる地位を築いている企業にとっては、財務的な利益はまだまだ期待できるだろうとしている。

ここで注目すべき重要な要因のひとつは、同レポートが、業界は今後数年間に予想される需要に対応できない可能性があり、HBMは単にAI業界における重要性から、市場の将来において重要な役割を果たすだろうとも示唆していることである。

モルガン・スタンレーは、SKハイニックスとサムスンの目標価格を引き上げ、これらの企業は今後のスーパーサイクルから恩恵を受けるだろうと主張した。

メモリ市場が過去数四半期に渡って経験してきたすべての不確実性の中で、ようやく反発に転じるのを目撃することは有望であり、もちろん、AIのハイプがこの特定のセグメントを救うために登場した。

ソース:wccftech – Memory Markets To Experience a “Supply Shock”, As AI-Driven Demand Comes In For The Rescue

 

 

 

 

解説:

今後、メモリ供給が過剰になることが予想されるが、AI需要が業界を救う

まさにその通りなのでしょう。

XでもAI/MLアクセラレーターに人だかりができていたというツイートをしていた方もいましたし、まさにAIゴールドラッシュが続いている状態なのでしょうね。

 

サーバー市場で大人気のAI/MLだが・・・

サーバー市場で大人気のAI/MLですが、ではCopilot+もできたし、来年以降、一般向けPC市場でもAI/MLがブレイクするのではないの?と考える方もいると思います。

しかし、わたくしは一般にAI/MLが認知されて活用されるまでには5-10年ほどかかると想定しています。

Copilot+PCは非常に割高感があって、今の段階で購入する層はかなりのアーリーアダプターでしょう。

それもノートPCを購入している層なので我々のようなゲーミングPCのアーリーアダプターとはまたちょっと性質が違います。

よって、特需のようなものは起こりにくいです。

今のサーバー市場でブレイクしているのは、AI/MLの活用によって極端に人件費などの経費が削減できる、生産性が極端に上がる、まったく新しい製品を生み出せるなどのコストの低減や生産性の向上が見込める業界向けだと思います。

プロというのはツールが進化すると嫌でもなんでもやらざるを得ないので習得します。

しないと業界の中で取り残されて倒産まっしぐらになってしまいます。

しかし、アマチュアや一般曹はそのような危機感はなく、AI/MLに世間の常識や認知、法律が追いつくまでは使おうとしない人たちが一定数いると思います。

これらの層はAndroid端末のような特定の用途向けに作られた「何も考えなくても使えるデバイス」にAI機能が実装されるまではAI/ML機能の恩恵に預かることはできないでしょう。

当面はサーバー向けのAI/ML需要がミスマッチして過剰に生産されるメモリ価格の下落を救うということになるのだと思います。

 

 

 

 

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