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AMD AM5+プラットフォーム、マイクロコード抽出ツールで2つのグラニットリッジ「Ryzen Zen 5」CPUに言及

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MC Extractorの最新アップデートでは、AMD Granite Ridge “Ryzen Zen 5” CPUが追加され、AM5+プラットフォームについても言及されている。

MC Extractorの最新アップデートでAMDのZen 5ベースのRyzen「Granite Ridge」CPUとAM5+プラットフォームが追加された

MC Extractorツールの最新バージョン(v1.101.0 r293)がリリースされ、AMDのデスクトップ向けZen 5 “Granite Ridge” Ryzen CPUを含む新しいコンポーネントのサポートと検出が追加され、AM5+についても言及されています。

まずチップから説明すると、Ryzen「Zen 5」デスクトップCPUファミリーの一部となるAMD Granite Ridge CPUが2つ挙げられている:

  • AMD cpu00B40F40_ver0B404006_2024-02-02_D222E366
  • AMD cpu00B40F00_ver0B40002D_2023-10-27_9F40FB20

これらのチップの特定の性質に関する詳細は不明だが、@9550proによると、1つ目の変種は認定サンプルで、2つ目の変種は初期のES変種かもしれない。これはCPU IDと一緒に記載されている日付に基づいており、前者は2024年、後者は2023年のSKUとされている。

AMD Granite Ridge CPUの8コアと6コアのバリエーションが出荷時のマニフェストで発見され、初期のテストと評価目的でマザーボードベンダーに供給されている。

これは、次期Ryzen Zen 5デスクトップ・ファミリーのサポート・プロセスが始まったことを強調している。

さらに興味深いのは、MC ExtractorのアップデートがAM5+プラットフォームにも言及しており、データサイズの自動検出を追加し、新しいプラットフォーム用にマイクロコード・パターンを調整していることだ。

このサポートは、00B40Fxx CPU ID(Granite Ridge – Ryzen Zen 5)のマイクロコード検出が追加されたこと以外にもある。

AMDは以前からAM5ソケットの2025年以降の計画を約束しており、AM5+がAM6以降のような全く新しいソケットやプラットフォームを指すとは考えにくい。

AM5+は、同じソケットを持つ既存のAM5プラットフォームのアップデートである可能性が高いが、Ryzen Zen 5(Granite Ridge)デスクトップCPUファミリーとともに導入される可能性のある先進的な新機能である。

AMDはZen 5デスクトップCPUを既存のAM5プラットフォームとの互換性を維持する一方、より新しく洗練されたAM5+マザーボードでは、そのようなマザーボードでのみ動作する特定の機能を提供するかもしれない。

AM4プラットフォームでは、特定のPBOおよびCOチューニング・オプションが新しいモデルでのみサポートされることがありました。

これらの機能は最終的には古いプラットフォームにも追加されるが、AMDのパートナーは、消費者に新しいマザーボードを購入してもらい、そうする十分な理由を与えたいと考えている。

その他に期待できる機能としては、CPUの安定性の向上、メモリの互換性、より高速なI/O機能などがある。

ソース:wccftech – AMD AM5+ Platform Mentioned With Two Granite Ridge “Ryzen Zen 5” CPUs In Microcode Extraction Tool

 

 

 

 

解説:

Zen5のマザーボードのサポートがマイクロコード抽出ツールで発見される

AM5+という新しいプラットフォームについても言及されているようです。

このAM5+が何を指すのかはわかりませんが、おそらくはAM5と100%下位互換性を持っている可能性が非常に高いと思います。

Zen5は新しいチップセットAMD800シリーズと同時に発売されるといわれていますので、800シリーズ用に準備された互換性のある新しいソケットなのではないかと思います。

ピン数が追加されるかどうかまではわかりませんが、何らかの機能が追加される可能性は非常に高いと思います。

Zen5のマイクロコードからは8コアと6コアのモデルが存在することが明らかになっています。

つまり、最高コア数/スレッド数は変わらない可能性が高いということでしょう。

次のRyzen8000シリーズも16コア32スレッドが最高で、シングルスレッド性能は+40%台の向上になるということになります。

コア数はZen6から増えるといわれています。

IntelはPコアとEコアのハイブリッドで爆発的にコア数を増やしてきています。

実用上問題があるかと言われれば単一コアの16コア32スレッドでも問題はないですが、マーケティング的な意味としてはなかなか厳しいといわざるを得ません。

Intelは今後1コア1スレッドになりますが、どのような理由でそうするのかはArrowLakeが出たらわかるのでしょうね。

大きく変化をしないAMDの製品とハイブリッドを積極的に活用して大きく変化するIntelの製品。

これからどのような進化を見せてくれるのか楽しみです。

ArrowLakeが1コア1スレッドになるのにはそれなりの理由があると思います。

それが何なのか今年のクリスマスシーズンには判明していると思います。

 

 

 

 

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