自作PCユーザーがゲーム用PCの解説をします

自作ユーザーが解説するゲーミングPCガイド

Intel Arrow Lake CPUにCore Ultra 200ブランドが、Raptor Lake-H RefreshにCore 200Hが採用される

投稿日:

 

Intelの次世代モバイルCPU「Arrow Lake」と「Raptor Lake-H Refresh」は、「Core Ultra 200」と「Core 200H」のブランド名で販売される。

Intel Arrow Lake CPU向けCore Ultra 200ブランドとRaptor Lake-H Refresh CPU向けCore 200Hブランド

この情報は、信頼できるリーカーであるGolden Pig Upgradeが、次期Intel Arrow LakeとRaptor Lake-H Refresh CPUのブランディングについて投稿したものだ。

これは、ラップトップ用のRaptor Lakeラインアップの3回目の登場となり、2回目のリフレッシュとなる。

Intel Arrow Lake CPUは、Core Ultra 200シリーズというブランド名で販売される。

これにはHとUの両方のSKUが含まれるため、Core Ultra 9 2XXHやCore Ultra 7 2XXUといったチップ名が期待できる。

Raptor Lake-H Refreshについては、Core 200Hのブランド名を持つ非Ultra SKUを見ることになる。

Raptor Lake-U Refreshシリーズについては言及されておらず、Intel はエントリーレベル・セグメントをカバーするためにMeteor Lake SKUの一部を維持し、Arrow Lake CPUはよりプレミアムな市場をカバーすることになるだろう。

さて、なぜRaptor Lake-Hを2度目にリフレッシュする必要があるかというと、単純にその価格要因によるものだ。

Arrow Lake-HとArrow Lake-HXは、より高価な設計で、その時点で利用可能な最新のハードウェアと組み合わせて使用される。

Arrow LakeモビリティCPUについてわかっていることとしては、HX、H、Uの3つのフレーバーがある。

iGPUは同じXe-LPG「Alchemist」GPUアーキテクチャをベースとするが、一部のSKUはより新しく洗練されたAlchemist+「Xe-LPG+」アーキテクチャを採用する。

ハイエンドのArrow Lake-HX CPUは、デスクトップSKUと同じダイを使用し、最大8個のPコアと16個のEコアを搭載していることが最近確認された。

一方、Raptor Lake-H Refresh「Core 200H」CPUは、Raptor Coveコア・アーキテクチャに基づく最大6個のPコアと、Gracemontコア・アーキテクチャに基づく最大8個のEコアを搭載する。

Intel Arrow Lake「Core Ultra 200」とRaptor Lake-H Refresh「Core 200H」モバイルCPUは、今年末か2025年初頭に発売される見込みだ。

Intel Core Ultra 200のラインナップには、Lunar Lake-MXのCPUも含まれるはずだが、それらの適切なブランド名はまだ確定していない。

AMDのラインナップもまた、新しいStrix Pointチップと並んで存在する様々な旧アーキテクチャが混在することになるだろう。

Intel・モバイルCPUラインナップ:

CPUファミリ Lunar Lake Arrow Lake Meteor Lake Raptor Lake Alder Lake
製造プロセス
(CPU Tile)
Intel 20A? Intel 20A
‘5nm EUV”
Intel 4
‘7nm EUV’
Intel 7
’10nm ESF’
Intel 7
’10nm ESF’
製造プロセス
(GPU Tile)
TSMC 3nm? TSMC 3nm TSMC 5nm Intel 7
’10nm ESF’
Intel 7 ‘
10nm ESF’
CPU
アーキテクチャー
ハイブリッド ハイブリッド
(4種)
ハイブリッド
(3種)
ハイブリッド
(2種)
ハイブリッド
(2種)
Pコア
アーキテクチャー
Lion Cove Lion Cove Redwood Cove Raptor Cove Golden Cove
Eコア
アーキテクチャー
Skymont Skymont Crestmont Gracemont Gracemont
LP Eコア
アーキテクチャー
(SOC)
Skymont Crestmont Crestmont N/A N/A
最高構成 4+4
(MX Series)
不明 6+8 (Hシリーズ) 6+8 (Hシリーズ)
8+16
(HXシリーズ)
6+8 (Hシリーズ)
8+8
(HXシリーズ)
最大コア数
/スレッド数
8/8? 不明 14/20 14/20 14/20
ラインナップ MXシリーズ H/P/U シリーズ H/P/U シリーズ H/P/U シリーズ H/P/U シリーズ
GPU
アーキテクチャー
Xe2-LPG
(Battlemage)
Xe-LPG (Alchemist) Xe-LPG (Alchemist) Iris Xe
(第12世代)
Iris Xe
(第12世代)
GPU
実行ユニット
64 EU 192 EU 128 EU
(1024 コア)
96 EU
(768 コア)
96 EU
(768 コア)
サポートメモリ LPDDR5X-8533 不明 DDR5-5600
LPDDR5-7400
LPDDR5X – 7400+
DDR5-5200
LPDDR5-5200
LPDDR5-6400
DDR5-4800
LPDDR5-5200
LPDDR5X-4267
メモリ容量
(最大)
64 GB 不明 96 GB 64 GB 64 GB
Thunderbolt 4
ポート数
不明 不明 4 4 4
WiFi WiFi 7 不明 WiFi 6E WiFi 6E WiFi 6E
TDP 7-30W 不明 7W-45W 15-55W 15-55W
発売時期 2024H2 2024H2 2023H2 2023H1 2022H1

ソース:wccftech – Intel Arrow Lake CPU Gets Core Ultra 200 Branding, Raptor Lake-H Refresh Gets Core 200H

 

 

 

 

解説:

Intel ArrowLakeのブランド名がCore Ultra200に決定

デスクトップも同様にCore Ultra200になる可能性が非常に高く、ようやくデスクトップにも新世代のCPUが下りてくるということになります。

近年、AMDもIntelもモバイルを重要視しており、自作向けの製品に関しては一世代遅れで製品を投入しています。

AMDは今年、Zen4 APUをRyzen 8000Gシリーズとして投入し、IntelはこれからCore UltraシリーズとしてNPU搭載の製品を投入します。

要するにデスクトップには一世代遅れの製品を投入するということです。

AMDなどはこれからStrix Point APUを発売しますから、また一世代遅れの状態になるわけです。

IntelもArrowLakeはRefleshされるといわれており、その通りなら、2024も2025もデスクトップはArrowLakeになるということになります。

モバイルでは上位モデルをCore Ultra、下位のモデルをCoreシリーズとして旧世代の製品も併売していく形になっています。

自作PC向けはどうなるのかは不明です。

以前から下位の安価なモデルは一世代遅れで投入されていたこともあっで実際にそうなる可能性はあると思います。

いずれにしてもモバイルではMeteorLakeで初投入されたCore UltraとNPUやマルチタイルCPUなどの新技術がようやくデスクトップでも搭載されるということになります。

順当にデスクトップはハイエンドからニッチにその位置づけが変わっているということなのでしょう。

 

 

 

  • B!