かつてセガの後を継いだXboxコンソールは、最も深刻な噂が真実であれば、セガの後を追って忘却の彼方へ行くかもしれない。
業界の噂(Hi-Fi Rushや、データマイニングによって明らかになったPS5/Switch向けXboxタイトルの可能性など)と最近のXboxのツイートは、マイクロソフトのXboxブランドがコンソールの生産からサードパーティ開発に軸足を移す可能性を示唆している。
Xboxアカウントからの投稿では、「Xboxビジネスに関する最新情報」を2日後にポッドキャストで配信することを詳しく説明しており、あまり期待できそうにない。
Xboxコンソールの将来は宙に浮いているように見えるかもしれないが、マイクロソフトは買収したすべてのパブリッシャーのゲームを何としてでも販売する決意を固めているようだ。
The Verge』の記事にあるように、マイクロソフトは(まだ数字を報告していた当時は)プラットフォーム全体でGame Passの加入者数が予測されたほど伸びていない。
最新の公式発表では、2022年のゲームパス加入者数は2,500万人で、目標の73%増ではなく28%増となっている。
昨年のFTCリークにより、ディスクレスのXboxシリーズXコンソールの存在が明らかになったため、Xboxのコンソールビジネスに対する最も致命的な解釈は、まだ正確ではないかもしれない。
ビジネスモデルとしてのコンソールは、提供する独占ゲームか、そうでない場合は価格対性能で成り立っていると一般的に受け止められている。
もしマイクロソフトが実際にXboxを完全なサードパーティパブリッシャーに変えるとしたら、業界の直接の前身であるセガと同じコンソール撤退の道をたどることになるだろう。セガは偶然にも『ジェットセットラジオ:フューチャー』のようなドリームキャスト独占続編をXboxで開発していた。
前述の『Hi-Fi Rush』と『Bomb Rush Cyberfunk』の成功に触発され、セガはついに『The Game Awards 2023』で『Jet Set Radio』の新作(未発表)を発表した。
少なくともXboxがゲーム機製造から撤退するという噂が本当なら、この特定のゲームシリーズがXboxゲーム機の寿命をほぼ帳尻を合わせたように思えるのは不思議だ。
解説:
マイクロソフトがゲームハードから撤退か?
すでに噂になっていますが、マイクロソフトが巨額で買収したゲームスタジオのゲームを他ハード向けに出すということです。
マイクロソフトはゲームパスという自社のタイトルを発売初日からサブスクで遊べる仕組みを用意しています。
これは、競合他社を蹴落とすための仕組みだったわけですが、圧倒的に得にもかかわらず、思ったようにユーザー数が伸びずに嫌気がさしたようですね。
PS5とSwitchにも自社タイトルを供給するということでXboxユーザーはかなり失望しているようです。
そもそも、現代のゲーム開発には莫大なお金がかかり、PS5もとても大成功しているとはいいがたい状態です。
PS5のタイトルはPS4で同時に発売されているものも多く、ソニーにおいてはPS4が実質的なXbox Series Sのような役割を果たしてしまっています。
このような状態で巨額の金を使い現行世代用のゲームを出しても、肝心のPS5やXboxで最高のゲーム体験をしているユーザーは一部にとどまってしまいます。
唯一気を吐いているのがSwitchで、数多くのゲームタイトルがスペック不足で一歩劣った移植しかできないにも関わらず、Switchにゲームを供給しています。
ソニーもPS Vitaの後継機を出すという噂もあり、任天堂が切り開いたタブレット型の新しいゲームデバイスが一大市場を築いた形です。
ソニーも3-4万円程度で早めにPS4互換の携帯ゲーム機を出しておけばまた流れが違ったのではないかなあと思います。
最もこれは、結果論だから言える話で、2017年に任天堂がSwitchを出して性能競争から降りたとき、わたくしも「任天堂は終わった」と思っていた口ですから、あまり大きなことは言えないのかなと考えています。
PS5でもあともう少ししたら答えが出ると思います。
高性能のゲーム機が覇権をとる時代はもう終わるのではないでしょうか。