少なくとも値段は安い。
Nvidiaの次期RTX 3050 6GBのリテール向けリストがついに公開された。この小売リストには、3050 6GBのあらゆる仕様が記載されているだけでなく、価格情報や大まかな発売日までも記載されている。
RTX 3050 6GBの最初の噂では、通常の3050が6GBのメモリを搭載すると予想されていたが、これは単純にメモリが2GB少なくなり、メモリ帯域幅が25%減少することを意味する。
他の人々は、3050 6GBはコア数とクロック速度の両方が大幅に減少すると主張している。
しかし、オーストリアの小売業者e-tec.atが発表したこの新しい小売リストには、3つ目の仕様が示されており、以前に示唆されていたよりもさらにコア数が少なくなっている。
クロック速度も大幅に向上しているが、このリストでは、問題のRTX 3050 6GBがMSIのVentus 2X OCモデルであるため、工場出荷時のオーバークロックによるものであることを示している。
MSIは、ブーストクロックを337MHz、ベースクロックを510MHz上げており、クロックスピードの点では、他の噂が伝えているよりもかなり速くなっている。
RTX 3050 6GBとされる仕様
RTX 3050 6GB (当初の噂) |
RTX 3050 6GB (Videocardz.comソース) |
RTX 3050 6GB (小売からのリーク) |
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SM数 | 20 | 18 | 16 |
コア数 | 2,560 | 2,304 | 2,048 |
ベースクロック | 1,042MHz | 1,042MHz | 1,552MHz |
ブーストクロック | 1,777MHz | 1,470MHz | 1,807MHz |
メモリ容量 | 6GB | 6GB | 6GB |
メモリバス幅 | 96-bit | 96-bit | 96-bit |
メモリ帯域幅 | 168GB/s | 168GB/s | 168GB/s |
FP32演算性能 | 9.1 | 6.7 | 6 |
TDP | 130W | 70W | 130W |
価格 | N/A | $179 | $179 |
発売時期 | 2024 | 2024/2 | 2024/Q1 |
Videocardzの取材では、リテールリストの間違いに違いないと述べているが、本当にそうなのかは定かではない。
説明文はMSIのドイツ語ウェブサイトからの単純なコピペのようで、非常に詳細な仕様だけでなく、MSIのドイツ語ウェブサイトとNvidiaの開発者ページへのハイパーリンクまである。
実際、このリストは非常に詳細で、RTX 3050 6GBの価格と発売日にまで言及している。
3050 6GBの推奨小売価格(RRP)は179ドルで、1月から3月まで続く今年の第1四半期に「発表」されるという。
Videocardzも同様に179ドルで、発売日は2月と主張しており、少なくともこの点に関してはどちらも正しい可能性を強く示唆している。
MSIのRTX 3050 6GB Ventus 2X OCは、これまでに登場した2番目の3050 6GBモデルであり、3050 6GBにかなりのバリエーションがある可能性を示唆している。
Ventus 2X OCは、リファレンスモデルの3050 6GBよりもクロックが大幅に向上しており、リファレンスモデルの6TFLOPSから7.4TFLOPSに性能が向上している。
一方、ファンレスの3050 6GBもPalitによって製造されているようで、これはMSIの高クロックモデルよりもはるかに低いTDPとクロック速度を意味する可能性が高い。
これが以前のアーキテクチャの後期リリースであることを考えると、Nvidiaはさまざまな異なる構成を可能にする可能性がある。
コア数が少なくクロックが高いもの、コア数が多くクロックが低いもの、さらにグラフィックスカードパートナーが提供するあらゆるバリエーションがある。
これは現代では比較的低性能のGPUになるだろうが、200ドル以下の価格帯であれば、人によってはそれでもいいかもしれない。
解説:
RTX3050 6GBの噂
価格がようやく出てきました。
$179は1ドル150円換算で26,850円です。
Geforceは一般にかなり高い為替レートで換算されますので、このGeforceプレミアが付くともっと価格が高くなる可能性があると思います。
日本のamazonを見るとGTX1650 D6はまだ残っていますが、GTX1650Superはなくなっており、すでにRTX3050 6GBが投入される準備が着々と進んでいるようです。
おもろしいのは中古のRX580がまた市場に出回っており、3回、4回と人の手に回った製品が再度投入されているのかもしれません。
マイニングで大量に出回ったモデルの一つですから、エントリーGPUとして最後の余生を過ごすのでしょうか。
最安12000円台からで、下手にGTX1650を購入するより、こちらを使ったほうが幸せになれるかもしれません。
しかし、RTX3050 6GBが投入されればもうお役御免でしょうね。
腐ってもRTXなので、DLSSも使えますし、一応6GBのメモリも搭載している一つ前の型(RTX4050が存在しないことを考えると実質的な最新モデル)ですので、この存在は大きいと思います。
エントリーモデルを馬鹿にする人がいますが、注目は浴びなくても一番多くの人が手に取るモデルであり、一番重要なモデルだとわたくしは思います。
せっかくここまでスペックを下げたのですから、1円でも安い価格で日本市場に投入していただきたいです。
多くの人の手にわたるという点で考えると最強のRTXともいえるかもしれません。