プレイステーション 5 Pro、早ければ2024年に発表か
ゲーム・ハードウェアのリーカーであるトム・ヘンダーソン氏とInsider GamingのヘッドがXで報告したところによると、ソニーは今月中に次期ゲーム機PlayStation 5 Proの全仕様がリークされる見込みだという。
ヘンダーソン氏によると、ソニーは、PS5 Proの開発キットが今月中にサードパーティのスタジオに届けられ、リーク者が次期ハードウェアを覗き見する機会が開かれるからだと考えている。
ヘンダーソン氏の投稿は、XユーザーのNasser氏がTom Henderson氏にPS5 Proの新しいハードウェアの噂の正当性について質問した別の投稿に対して行われた。
私は知らないので、他の人のリークについてコメントすることはできない。
https://twitter.com/_Tom_Henderson_/status/1734126081878135051
翻訳
社内では、ソニーはサードパーティスタジオへの開発キット配布のため、今月中にフルスペックがリークされると予想している。
もしヘンダーソン氏の返答が正当なものであれば、ソニーはすでにミッドサイクル・リフレッシュ・コンソール(リークや噂ではPS5 Proと呼ばれている)のアップデートを順調に進めていることが確認できる。
その上、このゲーム機はすでに機能的な状態にあり、まもなく開発キットの形でゲーム開発者に提供されるようだ。
最新世代コンソールのライフサイクルのほぼ中間地点にいることを考えれば、これは理にかなっている。
PS5の登場から3年以上が経過しており、一般的に新世代のゲーム機が登場してから次世代ゲーム機が登場するまでの中間点は4年である。
伝統的に、ソニーやマイクロソフトのようなゲーム機メーカーは、やや陳腐化したハードウェアの販売と関心を喚起するために、しばしばゲーム機の中期のリフレッシュを行う。
通常、これらのゲーム機には、性能とグラフィックの質を高めるためにアップグレードされたハードウェアが搭載される。
ヘンダーソンが返信したXポストには、新型PS5 proに関する非常に興味深い詳細が書かれていた。
もしこの噂が本当なら、PS5 Proは大幅にアップグレードされたGPUを搭載し、現行PS5に搭載されているGPUよりも2世代新しいアーキテクチャを誇ることになる。
しかし、その前に、ヘンダーソン氏自身がこのリークの正当性を知らないことを確認しているので、この新情報は大目に見てほしい。
このリークはReseteraフォーラムのRandomlyRandon67というユーザーから発信されている。
それによると、PS5 Proにはコードネーム「Viola」と呼ばれる新しいGPUが搭載され、TSMCのN4Pプロセスノードで製造されるとのことだ。
このGPUは、現行PS5の約2倍となる30個のWGPを搭載し、AMDの最新のRDNA 3アーキテクチャを採用する。
しかし、これは通常のRDNA 3 GPUではない。
このリークによれば、この新しいViola GPUは、AMDの次期GPUアーキテクチャRDNA 4に由来するレイトレーシングの改良が施されるとのことだ。
これらの機能には、BVHトラバーサル(現行PS5ではシェーダーを介して実行される)などのためのレイトレーシングのハードウェアアクセラレーションや、NvidiaのRTX 4000シリーズGPUに搭載されているShader Execution Reordering機能に似た、RTパフォーマンスを向上させるための新しいスレッド並べ替え技術が含まれる。
また、このリークによると、新型PS5 Proには、AIワークロードを加速させるAMDの最新のXDNA2ニューラル・プロセッシング・ユニットが搭載されるという。
具体的には、ソニーが開発した特注の時間機械学習アップスケーリング技術を利用し、画像のアップスケーリング用に統合される。
どうやらソニーは、NvidiaやIntelがDLSSやXeSS技術で行っていることを、FSRのような “非AI “画像アップスケーリング技術よりも高い画質を提供できるAIによるアップスケーリングで再現したいと考えているようだ。
PS5 Proに搭載されると伝えられている最後の大きなアップグレードは、4.4GHzでわずかに高速化されたZen 2 CPUである。
これは大規模なアップグレードとは言えないが、ないよりはましだろう。
解説:
PS5 Proの情報がリーク
既に開発キットまで準備されているようで、だとしたらもう2024年には出るでしょう。
PS4の時はどうだったのか見てみましょう
PS4 GPU Radeon HD7870~HD7850相当・・・FP32演算性能 2.56-1.761TFLOPS(2.16TFLOPS)
PS4Pro Radeon RX470相当・・・4.94TFLOPS
と言うわけで、印象とは裏腹にノーマルのPS4とProは倍近いGPUの性能差があります。
PS5はRDNA2でしたが、PS5ProはRDNA3ですが、一部カスタムされた機能を搭載するようですので、RDNA3.5くらいの世代に相当すると思われます。
SP数は3840SPです。
これはRadeon RX7800XT相当となります。
製造プロセスはTSMC N4Pです。
漸くプロセスがアップデートされるようです。
CPU部分はZen2のままになるそうなので、こちらは単なるシュリンクなのでしょう。
クロックは3.5GHzから4.4GHzにアップされるそうなのでそこそこ速くはなるようです。
個人的には性能アップの幅をもう少し抑えて液体金属を使うのをやめた方がいいと思います。
液体金属はマザーボードにつくと100%壊れます。
液体金属が流れて基盤に付き、何もしてないのに壊れたという話はネットで流れていますので、やはり液体金属と言うマテリアルをコンシュマーレベルの製品に使うべきではないのかなと思います。
自作erでも液体金属を使うなどと言う頭のイカレた気合の入った人はほとんどいません。
それだけ液体金属と言うマテリアルが扱いにくいからです。
まあ、PS5Proに液体金属が採用されない可能性もありますが、どうにもスペックを見ているとそのまま液体金属を使い続けるような気がします。
また、ソニーはFSRを使わずに独自技術のAIアップスケーラーを採用するようですね。
FSR3を実装するのにAMDが四苦八苦していたのとは対照的です。
PS5ProはPS5と比較するとGPUはRDNA2の2304SPからRDNA3.5の3840SPと性能が倍増する可能性があると思います。
発売されてから4年、約2世代分の差とはこれほど大きなものです。
PS6があるとしたら2027年でしょう。
目もくらむようなスペックになっているでしょう。
私は1年半予約し続けて全部落選したので購入を断念しましたが、PS5Proは皆さんの手にちゃんと届くと良いですね。
正直腹が立ちましたが、PS5が日本に残された数少ないテック製品であることには間違いはないので、ぜひとも頑張ってほしいところです。