業界のレイオフは、最近のHDDの出荷動向を考えれば驚くことではない。
経済日報と三里新聞(中国語報道)が伝えたところによると、台湾の大手HDD部品サプライヤーが多くの従業員を解雇し、閉鎖することになった。
当社の調査によると、問題を起こしたサプライヤーはレゾナックとして知られ、HDDの表面に使用される薄膜の主要メーカーである(あった)。
9月には、台湾の新竹サイエンスパークに拠点を置く40社が165人の従業員を解雇した。
UDNによると、10月はこの数字が劇的に増加し、48社が496人を解雇した。
10月のレイオフの大部分は、レゾナックの「破綻」によるものだ。
ニュースソースによれば、レゾナックは3つの波で従業員を削減し、600人近くを雇用していた新竹工場を完全に閉鎖するという。
HDD業界とそれを支える企業が2023年に繁栄していないと聞いても、読者はあまり驚かないだろう。
GBあたりの価格がますます魅力的になり、コンパクトなフォームファクターで魅力的なパフォーマンスを発揮するSSDの人気は、ここ1、2年で大きく伸びている。
ソース:Tom’s Hardware – HDD component supplier ‘collapses’ and 600 jobs will be lost, say reports
解説:
HDDの薄膜を作っているメーカーが破綻
2TBがボリュームゾーンに入り、4TBの値段が徐々に下がっているSSDに押されてHDDの部品のメーカーが破綻してしまったようです。
台湾の最先端技術を使ったパーツメーカーが集まる新竹にある工場を閉鎖したようです。
昨今のSSDの動向を見ていると仕方ないのかなと言う感じですね。
今は2TBのSSDが1-2万円台に突入しています。
あと数年で4TBが普及価格帯に入ってくるでしょう。
ここまで来ると敢えてHDDを使おうとする人はいなくなってくるのではないかと思います。
このようなことが続くと、もうしばらくするとHDDはごく一部の用途に使われるのみでSSDより高止まりするかもしれません。